「監督」はフランス語で何と言う?

映画などの「監督」には généralement réalisateur を使います。一方、スポーツの「監督」には coach を用いるのが一般的です。さらに、法律や行政などの文脈で人を保護・管理する意味での「監督」には tutelle を使います。何についての「監督」であるかによって使い分けましょう。

使い分け

  • réalisateur

    映画やテレビ番組、映像作品の制作を指揮・統括する映画監督や演出家を指す最も一般的な名詞です。

    C'est un réalisateur très célèbre au Japon.

    彼は日本でとても有名な映画監督です。

  • coach

    サッカーなどのスポーツチームを指揮する監督や指導者に使われます。英語由来の定着した表現です。

    Le coach donne des consignes aux joueurs.

    監督は選手たちに指示を出しています。

  • tutelle

    法的な成年後見や親権代行、行政機関による管理・監督といった制度的な保護や監督を指します。

    Il a été placé sous tutelle judiciaire.

    彼は司法上の監督下に置かれました。

よくある間違い

  • ✕ Le réalisateur de cette équipe de football est strict.

    ○ Le coach de cette équipe de football est strict.

    réalisateur は映像作品の監督にのみ用い、スポーツには coach などを使います。

「監督」のよくある質問

Q. 女性の映画監督はどう言いますか?
女性の映画監督は réalisatrice と言います。フランス語では職業名に女性形を使うのが標準的であり、映画祭などの公式な場でも une réalisatrice と表現されます。
Q. スポーツの監督に別の表現はありますか?
coach のほかに entraîneur や sélectionneur がよく使われます。特に代表チームの監督には、選手を選抜する役割から sélectionneur がよく用いられます。

réalisateur

意味

réalisateurのイラスト

例文

Le réalisateur a gagné un prix pour ce film.

監督はこの映画で賞を受けた。

Le réalisateur a expliqué sa vision du film.

監督は映画のビジョンを説明した。

コアイメージ

映画や映像作品の全体の芸術的な方向性を決める人

関連語

使い方

類義語との違い

réalisateur: 映画や映像作品の演出や全体の芸術的な方向性を決める人
cinéaste: 映画を作る人
metteur en scène: 演出の仕事をする人
scénariste: 映画やドラマの脚本を書く人
acteur: 映画や舞台で役を演じる人

フランス語での定義

Personne responsable de la conception et de la réalisation artistique d'un film ou d'une œuvre audiovisuelle.

語源

réalisateur は動詞 réaliser(実現する)と接尾辞 -ateur の合成で、『実現する人』の意になる。

コラム

  • 映画や映像の監督を指す語で、会社の directeur と混同しないよう注意する。

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coach

意味

  • 男性名詞 監督かんとく
  • 名 指導者
  • 名 トレーナー
coachのイラスト

例文

Notre coach est très exigeant avec l'équipe.

私たちの監督はチームに対してとても厳しい。

Demain matin, j'ai une séance avec mon coach privé.

明日の朝、専属コーチとのセッションがある。

コアイメージ

個人に寄り添い技能や習慣の改善を助ける相談者の姿

関連語

使い方

類義語との違い

coach: 個人に寄り添い、技能や習慣の改善を助ける相談者。
entraîneur: スポーツチームや選手を指導して技術や戦術を教える人。
formateur: 職場や教育の場で特定の技能や知識を教える研修担当者。
mentor: 経験に基づいて長期的に助言や指導を行う先輩的存在。
conseiller: 相談に応じて助言を与え、選択や方針を決める手助けをする専門家。

フランス語での定義

Personne qui conseille, forme ou soutient un individu pour développer ses compétences professionnelles ou personnelles.

語源

フランス語のcoachは英語の借用であり、英語の語形はハンガリー語のkocsi(Kocsの地名に由来)に由来して『馬車』を意味していた語が比喩的に『指導者』の意に拡張されたものである。

コラム

  • 自己啓発や企業の研修の場ではcoachという語が広く使われ、日常会話ではその意味で用いられることが多いため、スポーツ的な『監督』を言いたい場合はentraîneurと使い分けられる場合がある。

tutelle

意味

  • 女性名詞 監督かんとく
  • 名 後見
  • 名 保護
tutelleのイラスト

例文

La société est sous la tutelle de l'État.

その会社は国の監督下にある。

Après son accident, il est désormais sous tutelle.

事故の後、彼は現在後見に置かれている。

コアイメージ

自分で守れない人のそばに立ち、影のように支えつつ権限を行使する盾を持った保護者の像

関連語

使い方

類義語との違い

tutelle: 未成年者や判断能力の乏しい人について、法律に基づいて生活や財産を管理・監督する仕組み
garde: 子どもの身の安全を守り日常の世話をすること
tuteur: 未成年者や判断能力の弱い人を法的に助ける人

フランス語での定義

Situation juridique où une personne, dite tuteur, est chargée de protéger et d'administrer les biens et la personne d'une personne incapable de le faire elle-même.

語源

tutelle はラテン語の tutela(保護)に遡り、同根の語から派生した tuteur(保護者)などと語義を共有しながら古フランス語を経て近代フランス語で法的な後見・監督を表す語として定着した。

コラム

  • 未成年者や判断能力の乏しい人を対象とする法的な後見関係を表すことが多く、家族内の非公式な世話を指す場面では通常用いられないことを念頭に置くと現地での誤用を避けられる。

「監督」は英語では

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