「こらえる」は中国語で何と言う?
「こらえる」に当たる中国語は、状況によって使い分けられます。身体的な痛みや苦痛、寒さなどをじっと我慢する場面では「耐」が最も一般的です。一方、外に出そうになる生理現象(排泄や息)や感情(笑い・涙・怒り)を内側に抑え込んで留めておく場合には「憋」を用います。
使い分け
- 耐
痛みや疲労、厳しい環境などの苦痛をじっと我慢する時に用います。耐え忍ぶ力を表す際によく使われます。
他耐着痛,一步步往前走。
彼は痛みをこらえながら、一歩一歩前へ進んだ。
- 憋
尿や息などの生理現象、あるいは笑いや怒りなど外に出そうな感情を無理に内部に抑え込む場面で使います。
大家都在认真听讲,他忍不住憋着笑。
みんなが真面目に話を聞いている中、彼は笑いをこらえきれなかった。
よくある間違い
✕ 我耐不住尿了。
○ 我憋不住尿了。
尿意などの生理現象をこらえる場合には「耐」ではなく「憋」を使います。
「こらえる」のよくある質問
Q. 「涙をこらえる」は何と言いますか?
Q. 「寒さをこらえる」は何と言いますか?
例文
コアイメージ
外からの力や苦しさを体や物がじっと受け止め続ける姿
関連語
使い方
類義語との違い
耐: 外から加わる苦しさや時間の長さに耐えて持ちこたえること。
忍受: 苦痛や嫌な状況を我慢して受け入れること。
承受: 重さや負担、損害などを受けて引き受けること。
中国語での定義
語源
『耐』は上に「而」、下に「寸」から成り、古字では「寸」が手の動作を示し「而」が音を示すとされるため、手で押さえつけて抵抗する意味を表したことが語源で、そこから苦痛や損耗に耐え続ける意味に広がった
コラム
- 口語では「耐得住/耐不住」の形で能力の可否を言うことが多く、特に身体的な苦痛や時間の長さに対する持ちこたえを表す場合に使う点を押さえると誤用が減る
例文
コアイメージ
胸や喉の内側に圧がかかり、声や感情が外へ出ようとしても抑え込まれてこもる状態
関連語
使い方
類義語との違い
憋: 声や涙、感情が外に出ないよう胸や喉に圧をかけてこらえること
忍住: 出そうになる言葉や涙、笑いなどをぐっと抑えて外に出さないこと
克制: 自分の感情や欲求を理性で抑えて表に出さないようにすること
压抑: 感情や欲求を無理に押さえ込んで心の中にためること
控制: 感情や行動を意志で調整して外に出ないようにすること
中国語での定義
語源
「憋」は形声字で、偏の忄が感情や内的な状態を示し、旁の别は声旁として音を示す役割を持つため、心や息を内に留める意味が生じ、そこから憋气・憋笑・憋尿といった具体的な用法に広がった
コラム
- 口語で頻出し感情や声を抑える場面で使われるため、呼吸を正式に表す場合は「屏住呼吸」などの表現を使うと自然
「こらえる」は英語では
- 「こらえる」 → choke back和英辞典で見る