「子ども」はフランス語で何と言う?
「子ども」に当たる最も一般的で標準的なフランス語は enfant です。年齢や性別を問わず、実子を表す場合にも幅広く使われます。これに対して gamin、gosse、môme、kid は、日常会話で親しみを込めて使われるくだけた表現(俗語・口語)であり、会話の改まり度合いや文脈によって使い分けられます。
使い分け
- enfant
最も基本の語です。年齢的な幼子だけでなく、親に対する「自分の子」という意味でも幅広く使われます。(50字)
Les enfants jouent dans le jardin.
子どもたちが庭で遊んでいます。
- gamin
「悪がき、腕白坊主」といった親しみを込めたくだけた表現です。男の子を指して使われることが多いです。(51字)
Ce gamin est plein d'énergie.
この子はとても元気いっぱいです。
- gosse
日常会話で非常によく使われる口語表現です。自分の子や他人の子を「うちの子、子どもたち」と気さくに呼ぶ語です。(54字)
J'ai deux gosses à la maison.
うちには子どもが2人います。
- môme
少し古風な響きや哀愁を帯びた、親愛の情を込めて呼ぶ庶民的な口語表現です。「ちびっ子」のような語感です。(51字)
Regarde cette petite môme.
あの小さな女の子を見てごらん。
- kid
英語からの借用語で、若者言葉やポップカルチャーなどで現代風・カジュアルに使われる俗語表現です。(48字)
C'est une émission pour les kids.
これは子ども向けの番組です。
よくある間違い
✕ Il a déjà 30 ans, donc ce n'est plus mon enfant.
○ C'est mon enfant / C'est mon fils.
enfant は年齢に関係なく、親から見た「自分の子」を表すことができます。
「子ども」のよくある質問
Q. enfant の性別はどう見分ける?
Q. カナダで gosse を使ってもいい?
enfant
意味
- 名 子ども
- 名 児童
- 名 幼児
例文
コアイメージ
大人より身体や心が未発達で保護や世話を必要とする人
関連語
使い方
類義語との違い
enfant: 成長途中で身体や心が未発達なため保護や世話が必要な人
garçon: 男の子を指す語
fille: 女の子を指す語
bébé: 生まれて間もない小さな子ども
gamin: 口語で使われる、男の子を指す語でやんちゃな印象がある
フランス語での定義
Personne jeune qui n'est pas encore adulte, généralement un garçon ou une fille depuis la naissance jusqu'à la puberté.
語源
ラテン語 infans(in-「〜でない」+fari「話す」)が「まだ話せない者」を意味し、古フランス語を経て現代フランス語の enfant となり、幼児・児童を指す語として残った
コラム
- 口語では gosse や gamin/gamine がよく使われるが、gosse はやや粗い響きのため丁寧な場面では enfant を使う
gamin
意味
- 男性名詞 子ども
- 名 やんちゃな少年
- 名 浮浪児
例文
コアイメージ
小柄で活発に道で遊ぶ子ども。
関連語
使い方
類義語との違い
gamin: 小柄で活発に道で遊ぶ子どもを親しげに表す口語表現。
enfant: 年齢的にまだ大人でない人全般を指す語。
gosse: くだけた話し方で親しげに子どもを指す語。
môme: 口語で小さな子どもを親しげに呼ぶ語。
garçon: 幼い男子、男の子を指す語。
フランス語での定義
Terme familier pour désigner un enfant (généralement un garçon), énergique ou espiègle, et parfois un enfant des rues.
語源
gamin は中世のフランス語で使われていた語が現代まで残ったもので、意味は「子ども」から「やんちゃな子」「路上の子」へと広がった経緯があるが、語源そのものは不明確である。
コラム
- 女性形の gamine も存在し、親しげに子どもを指す際に使われるが、状況により軽蔑的に響くことがあるため語調に注意する。
gosse
意味
- 名 子ども
- 名 ガキ
- 名 ちびっこ
例文
コアイメージ
公園で元気に走り回る小さな子ども
関連語
使い方
類義語との違い
gosse: くだけた口語で子どもを指す語で、公的な場や目上の相手には向かないことがある
enfant: 子ども全般を表す中立的な語
garçon: 男の子を表す語
fille: 女の子を表す語
gamin: やんちゃな小さな子どもをくだけて呼ぶ語
フランス語での定義
Nom familier désignant un enfant, utilisé surtout à l'oral et pouvant être affectueux ou légèrement péjoratif selon le contexte.
語源
中世フランス語の地方語に見られる形 gosse に由来し、近代仏語で口語として一般化したが、それ以前の語源は明確でない。
コラム
- 日常会話でよく使われ、親しい相手同士では自然だが、公的な場や目上の相手には enfant などの中立語を使う方が無難で、トーンによっては侮蔑的に聞こえる点に注意する。
môme
意味
- 名 子ども
例文
コアイメージ
笑顔で遊ぶ幼児や小さい兄弟姉妹の姿を思わせる語感。
関連語
使い方
類義語との違い
môme: 親しげな口調で子どもを呼ぶ語で、使い方によって軽んじる印象を与えることがある。
enfant: 幼児から思春期前の子どもまでを広く指す標準的な語。
gosse: くだけた言い方で子どもを指す語で、地域や場面によって強い響きになることがある。
gamin: いたずらで活発な子どもを親しげに呼ぶ口語的な語。
marmot: 小さな子どもを親しげに指す口語で、やや古い響きを含む語。
フランス語での定義
Mot familier pour un gamin ou une fillette, surtout un petit enfant, employé à l'oral et portant souvent une nuance affectueuse voire taquine selon le ton.
語源
歴史的には口語表現として発展し、明確な語源は不明だが、南仏方言の類似語から影響を受けたとの説があり、俗語として日常語に定着した。
コラム
- 『Quel môme mignon !』のように褒める文脈でも使える一方、声の調子や場面で軽んじる印象になることがあるため、使う相手に注意する。
例文
コアイメージ
遊んだり集まったりする子どもやティーンの雰囲気。
関連語
使い方
類義語との違い
kid: 会話や広告で使うカジュアルな外来語で、子どもや若いティーンを指す。
enfant: 乳幼児から学童期までの、年齢的に子どもと呼ばれる人を指す一般語。
gosse: くだけた口語で使う親しみのある子どもを指す語。
adolescent: 思春期にある十代の若者を指す語。
gamin: 活発でやんちゃな幼い男の子を指す。
フランス語での定義
Kid (nom familier, anglicisme) : désigne un enfant ou un jeune, emploi courant à l'oral et dans le langage familier.
語源
フランス語の kid は英語由来の外来語であり、英語の kid は歴史的に「子ヤギ」を意味していたが、後に人間の子を指す語となり、その俗的用法がフランス語にも取り入れられた。
コラム
- 新聞や公的文書ではほとんど使われないが、会話や商品名・広告では les kids のようにそのまま使われることが多い。
「子ども」は英語では
「子ども」を含むフレーズ
- Est-ce que ~ a des enfants ?〜は子どもがいますか
- ~ est-il adapté aux enfants ?〜は子どもに適していますか
- L'enfant peut-il ~ ?子どもは〜してもいいですか
- Il y a ~ adultes et ~ enfants.大人が〜人、子どもが〜人います
- Un enfant peut-il être sur ~ ?子どもが〜の上にいてもいいですか
- Y a-t-il des installations pour enfants à ~ ?〜に子ども向けの設備はありますか
- Il y aura ~ adultes et ~ enfants.大人が〜人、子どもが〜人いる予定です