「ある」はフランス語で何と言う?
「ある」に相当する表現は意味によって異なります。不特定の対象を指す「ある〜」には不定形容詞 certain を使います。物や事実が「実在する」という意味では動詞 exister を用います。なお、古語・方言の haver は「持っている、ある」という意味を持ちますが、現代標準語では通常用いられません。
使い分け
- certain
「ある日」「ある人」のように、特定されていない、あるいはあえて明示しない名詞を修飾するときに使います。
Il est parti un certain jour.
彼はある日に出発した。
- exister
物事や人、概念などが「存在する、実在する」という意味で「ある」と表すときに用いる自動詞です。
Cette coutume existe toujours.
その習慣は今もまだある。
- haver
古フランス語や一部の方言に見られる語で、現代標準語の「持つ、ある」に当たりますが、現在は一般に使いません。
よくある間違い
✕ Un certain livre est sur la table.(机の上に本があるの意で)
○ Il y a un livre sur la table.
「ある場所に物が存在する」という文脈には certain ではなく il y a を使います。
「ある」のよくある質問
Q. 「ある人」と言いたいときは?
Q. 「問題がある」はどう言いますか?
certain
意味
- 代名詞 ある
- 代名詞 何人か
- 名 数人
例文
コアイメージ
輪の中で点として示される数人、はっきり特定されない抜き取り像。
関連語
使い方
類義語との違い
certain: 複数の中のある一部を指し、特定されないいくつかを意味する。
quelques-uns: 少数のいくつかを指し、数が多くないことを示す。
plusieurs: まとまった数の複数を指す。
d'autres: 別の人や物のうちのいくつかを指す。
フランス語での定義
Pronom indéfini pluriel qui signifie 'certaines personnes' ou 'quelques-uns', utilisé pour évoquer des membres non spécifiés d'un groupe.
語源
ラテン語のcertusが中世フランス語を経て現代のcertainとなり、形容詞的用法から代名詞的用法へと拡張して『ある(数人)』を表すようになった。
コラム
- 会話で主語として用いる場合は複数を想定して動詞も複数形にし、また女性を指すときはcertainesに変えるなど性数一致に気をつけると自然な表現になる。

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例文
コアイメージ
世界や意識の中に実在している、そこに「ある」と感じられる状態
関連語
使い方
類義語との違い
exister: 実際にそこに存在していることを示す
être: 存在している・ある状態を示す動詞
y avoir: 日常的に何かが存在することを伝えるために用いる
se trouver: 人や物がどこかにある・位置していることを示す
paraître: 見た目や印象からそう見えることを示す
フランス語での定義
Avoir une réalité ou une présence, que ce soit dans le monde ou dans l'esprit.
語源
語源はラテン語の existere(ex-=外へ、sistere=立つ)で、もともとの『立ち現れる』という語感が『存在する』という意味に広がった。
コラム
- 否定の表現で n'existe pas は強い断定になることがあるため、日常では Il n'y a pas などより柔らかい言い方がよく用いられる。
例文
コアイメージ
出来事や状態がそこに生じていることを一点で示す感覚。
関連語
使い方
類義語との違い
haver: ある物や状態がそこに存在していることを示す。
y avoir: そこに何かがあることを伝える表現(例:il y a ...)。
être: 人や物がある状態であることを示す。
exister: 事物が実際に存在していることを示す。
フランス語での定義
Verbe portugais utilisé pour exprimer qu'il y a quelque chose ou qu'un événement se produit, principalement dans des emplois impersonnels et parfois pour former des tournures historiques composées.
語源
語源はラテン語 habēre で、中世のロマンス語を経てポルトガル語の haver となり、古くから存在や完了を示す用法と結びついてきたため現在の「ある」「起こる」の意味につながっている。
コラム
- 『haver de』の形で義務や予定を表す用法があるが、日常会話では 'ter de' や 'ter que'、あるいは単純現在で代替されることが多いことを覚えておくと便利。