「いい加減」は中国語で何と言う?
「いい加減」を中国語で表す場合、もっとも一般的なのは「马虎」です。仕事ぶりや性格が大ざっぱで手抜きがある様子を指します。一方、文字の書き方や処理の仕方がぞんざいで粗雑な場合には「潦草」を使います。性格や行動全般の不注意さには「马虎」、文字の乱雑さや仕事の投げやりさには「潦草」と使い分けるのが基本です。
使い分け
- 马虎
注意力不足や油断から、やることが大ざっぱで手抜きがある様子を表します。性格や仕事ぶり全般の「いい加減さ」によく使われます。
他做事情总是很马虎。
彼は物事のやり方がいつもいい加減だ。
- 潦草
字が乱雑で読みにくい様子や、手順を踏まず適当に済ませる様子を指します。特に筆跡や投げやりな作業態度に対して用いられます。
字写得太潦草了,看不清。
字がとてもいい加減に書かれていて、よく読めない。
よくある間違い
✕ 字写得很马虎。
○ 字写得很潦草。
文字が乱雑で読めないという意味の「いい加減」には、通常「潦草」を用います。
✕ 你马虎一点儿吧!(いい加減にしなさいの意で)
○ 你适可而止吧!
「いい加減にしなさい」と諌める表現に「马虎」は使えません。
「いい加減」のよくある質問
Q. 「いい加減にしなさい」はどう言いますか?
Q. 「いい加減な返事」は何と言いますか?
马mǎ虎hǔ
意味
- 形 いい加減
- 形 ずさん
- 形 おおざっぱ
- 形 ぞんざい
例文
コアイメージ
細かい点を省いて大まかに済ませる様子
関連語
使い方
類義語との違い
马虎: 仕事や行動で細部をおろそかにして大まかに済ませ、雑になるさまを指す形容詞。
粗心: 小さな点に注意を払わず、忘れ物や失敗をしやすいさま。
草率: 十分に検討せずに急いで処理してしまい、問題が起きやすいさま。
粗略: 重要な点を省いて扱いが粗く、丁寧さに欠けるさま。
中国語での定義
語源
「马」「虎」の二字を並べた口語表現で成立過程ははっきりしないが、話し言葉で「注意不足・粗雑」を意味する語として定着した。
コラム
- 職場などで相手の仕事ぶりを指摘する際に『你很马虎』のような直接表現はきつく響くことがあり、具体的な事例を示す言い回しが用いられることが多い。
潦liáo草cǎo
意味
- 形 いい加減
- 形 粗雑
- 形 おざなり
例文
コアイメージ
手早く刈り取られた草のように細部が残らない省略的な仕上がり
関連語
使い方
類義語との違い
潦草: 手を早く動かして文字や作業を簡略に済ませ、細部を省いて雑な仕上がりになっていること
马虎: 注意や手間を怠り、細かいところを見落とすような雑なさま
草率: 十分に考えずに急いで決めたり行動したりして、準備や配慮が足りないさま
粗心: 注意が足りず、細かいミスや抜けが多いさま
敷衍: 態度や対応が表面的で真剣さに欠け、いい加減に済ませるさま
中国語での定義
語源
「潦」は水偏を含み湿ったり浅い水がたまる意を持ち、「草」は植物の字義から転じて草稿や草率のように簡略を示す用法があり、組み合わさって急ごしらえで粗雑な様子を表すようになった
コラム
- 口語では文字だけでなく作業全般の雑さにも使えるが、『马虎』『草率』とニュアンスが重なるため、細かい違いを意識して使い分けると意味が正確に伝わる