「苦心」は中国語で何と言う?
日本語の「苦心」に最も一般的に対応する中国語は「苦心」です。心を砕いて尽くす努力を指し、硬い文章や成果を強調する場面でよく用いられます。一方、日常会話で時間や手間、工夫をかけるという意味での「苦心」には「工夫」が広く使われます。フォーマルに努力の重みを語るなら「苦心」、費やした手間や時間に焦点を当てるなら「工夫」と使い分けると自然です。
使い分け
- 工夫
費やした時間や手間、努力を指します。日常会話で「苦心を重ねる」「時間をかける」と言いたい場面でよく使われます。
这件事花了不少工夫。
この件にはかなり苦心を重ねました(手間をかけました)。
- 苦心
目的のために心を砕いて深く考えたり尽力したりすることを表します。書き言葉や改まった表現でよく用いられます。
他的苦心终于有了回报。
彼の苦心はついに報われました。
よくある間違い
✕ 花了很多苦心。
○ 花了不少工夫。 / 费尽了苦心。
「時間をかける」という意味の動詞「花」とは「工夫」が結びつきやすく、「苦心」には「费(尽)」を使います。
「苦心」のよくある質問
Q. 「苦心して〜する」は何と言いますか?
「苦心孤诣」という成句を使って独自に研究を深める様子を表すか、動詞の前に置いて「苦心经营(苦心して経営する)」のように四字熟語や連用修飾の形で表現するのが一般的です。手間の意味なら「下工夫」も使えます。
Q. 「工夫」は「カンフー」と同じ意味?
発音は同じ「gōngfu」ですが、武術を表す場合は「功夫」と書くのが一般的です。時間を費やして習得する手間や腕前という根本的な意味は共通していますが、「苦心・手間」の文脈では「工夫」の表記が多く用いられます。
工gōng夫fu
意味
- 名 苦心
- 名 手間
- 名 技巧
例文
コアイメージ
目的を達成するために時間と心をかけて努力する姿
使い方
類義語との違い
工夫: 問題を解決しようとして試行錯誤しながら時間や労力をかけて苦労すること。
方法: 目的を達成するために用いる一定のやり方や手順。
办法: 問題に対する具体的な対処のしかたや解決の手段。
技巧: ものごとをうまく行うための特別なやり方やこつ。
中国語での定義
語源
『工』は本義が労働や製作、『夫』は人を指すか借音で、合成後は仕事に従事する人や動作を示し、やがて事を成すための心血や努力という意味に引申された。
コラム
- 日常会話では「花工夫」「费点工夫」などで何かに苦心したことを表す表現としてよく使われ、文脈で「技巧」か「時間的な手間」かを判断する必要がある。
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