しかない
「しかない」は中国語で何と言う?
日本語の「〜するしかない」に最もよく使われるのは「只能」です。日常会話から文章まで幅広く、選択肢が他にない状況を表します。一方、「只得」は書き言葉寄りで、好ましくない状況に追い込まれて「やむを得ず〜するしかない」と消極的に行動を選んだニュアンスが強くなります。普段の会話では「只能」を使えば問題ありません。
使い分け
- 只能
客観的な条件や能力から「〜するより他に方法がない」と判断する際に使います。会話でも書き言葉でも多用されます。
既然下雨了,我们只能待在家里。
雨が降ってきた以上、私たちは家にいるしかありません。
- 只得
やむを得ない事情によって不本意ながらその行動を取る際に使います。やや改まった表現で、主に文章語として使われます。
末班车已经走了,他只得走回去。
終電がすでに出てしまったので、彼は歩いて帰るしかありませんでした。
よくある間違い
✕ 我只有走回去。
○ 我只能走回去。
「只有」は「〜してこそ」という条件を表す接続詞になりやすく、単独で「〜するしかない」という意味にはなりません。
「しかない」のよくある質問
Q. 「これしかない(数量)」はどう言いますか?
Q. 口語で「〜するっきゃない」と強調するには?
例文
コアイメージ
外部や自身の制約により別の選択が封じられる状態
使い方
類義語との違い
只能: 他の選択肢が封じられ、その行為しかできない状況を示す。
只: 限られた数量や範囲だけを指し、それ以外ではないことを示す。
只有: 特定の条件のときだけ可能や成立が起こることを示す。
只好: 望ましくないが他に手段がないため、やむを得ずそうすることを示す。
不得不: 避けられない必要や強い外的要因によってどうしても行動しなければならないことを示す。
中国語での定義
語源
「只」は「ただ・のみ」を意味し、「能」は能力や可能を表す字で、二字が合わさって「ほかに方法がなく仕方なくその行為をする」という意味を表すようになった。
コラム
- 口語では「只能」がよく使われ、「不得不」と似るが不得不の方が強い強制感を持つ点で違いがあるため、場面に応じて使い分けると誤解が少ない。
例文
コアイメージ
他に選べる行為がなく、しかたなくその動作をとるという中心的な感覚を表す。
関連語
使い方
類義語との違い
只得: 他に選べる行為がなく、しかたなくその動作をとることを表す。
只能: 能力や条件の制約で、ほかに方法がなくその動作しかできないことを表す。
只好: 状況のために望ましくないが仕方なくその行動を選ぶことを表す。
不得不: 強い必要や義務のため、やむを得ずその行為をすることを表す。
不得已: 状況が切迫していて、やむを得ない事情のためにそうすることになることを表す。
中国語での定義
語源
「只」は限定を示し「得」は可能・結果を示す語で、二字が結びつき『ほかに方法がない』という意味を生んだ。
コラム
- 口語では原因や状況を述べてから動詞を続ける形が多く、『不得不』『只好』などと近い意味だが語感が異なる点を例文で確かめると運用を誤りにくくなる。