せざるを得ない
「せざるを得ない」は中国語で何と言う?
「せざるを得ない」に最もよく使われるのは「不得不」です。客観的な状況や制約によって「そうするよりほかに方法がない」という諦めや義務感を表します。一方、「不能不」も同じ意味で使えますが、こちらは道理や強い内面的義務感から「そうしないわけにはいかない」と強調するニュアンスを帯びることが多く、文脈によって使い分けられます。
使い分け
- 不得不
客観的な状況や制約から、他に選択肢がなく已むを得ず行う場合に使います。日常会話から書き言葉まで最も幅広く用いられます。
因为下大雨,比赛不得不取消了。
大雨のため、試合は中止せざるを得なくなりました。
- 不能不
二重否定で意味を強調し、道理や感情、強い責任感から「そうしないわけにはいかない」と積極的に主張する場面でよく使われます。
面对这个事实,我们不能不承认失败。
この事実を前にして、私たちは敗北を認めざるを得ません。
よくある間違い
✕ 我不得不不去开会。
○ 我不得不去开会。
「不得不」は単独で「せざるを得ない」を意味するため、後ろに否定の「不」を重ねると意味が崩れます。
「せざるを得ない」のよくある質問
Q. 「不得不」の日常会話での崩した言い方は?
Q. 「不得不」と「不能不」の違いは何ですか?
例文
コアイメージ
追い詰められて一つの行動しか残らない状態
関連語
使い方
類義語との違い
不得不: 事情によりやむを得ず行動する必要があることを表す
只好: 他に良い方法がなく、しぶしぶその行動を選ぶことを表す
只能: ほかにできることがなく、その方法しか取れないことを表す
不得已: 追い詰められてやむを得ずそうする状態や行動を表す
必须: 義務や必要により避けられず必ず行わなければならないことを表す
中国語での定義
語源
由“不”(否定)+“得”(可能・得以の意)+“不”(否定)三字構成。直訳すると「不能不」となり、二重否定の結果として「やむを得ず〜する」という必然性を表す副詞として定着した。
コラム
- 日常会話では動詞の前に置いて話者の無奈や事情による必然を表すことが多く、客観的な義務を示す「必须」とはニュアンスが異なる点に注意する。
不bù能néng不bù
意味
- 副 せざるを得ない
- 副 やむを得ず
- 副 しかたなく
例文
コアイメージ
他に方法がなく断念して『やるしかない』と受け入れる瞬間の感覚
関連語
使い方
類義語との違い
不能不: 動詞の前で使い、目的語や動詞と直結して他に手段がなくやむを得ず行動を取るという必然を示す。
不得不: 動詞の前に置いて、状況により避けられず『せざるを得ない』という結果を示す。
必须: 動詞の前に置いて、義務や必要性に基づいて必ず行うべきだという強い意味を示す。
只能: 能力や条件の制約により『〜しかできない/〜しかない』という限定された状況を示す。
只好: 他の選択がなく、残された唯一の対応として仕方なくその行為をすることを示す。
中国語での定義
語源
語は「不能」と否定の「不」が合わさったもので、元は否定の組み合わせだが、二重否定の論理を経て『避けられない行為を避けられない』という意味で副詞的に用いられるようになった
コラム
- 動詞の前に置かれて行為の必然を示すため、目的語や動詞と直結して使う点を押さえ、『我不能不接受这个条件』のような構造に慣れると実用的