「強いる」は中国語で何と言う?
日本語の「強いる」に最もよく使われる中国語は「迫使」と「逼」です。客観的な状況や外部要因によって『〜せざるを得ない状況に追い込む』という改まった文脈では「迫使」をよく用います。一方、人から人への直接的な圧力や脅しで『無理やり何かをさせる』という日常的な文脈では「逼」を使うのが一般的です。
使い分け
- 迫使
客観的な情勢や圧力によって、ある行動を余儀なくさせる場合に用います。書き言葉やニュースなどで幅広く使われる表現です。
恶劣的天气迫使他们推迟了比赛。
悪天候が彼らに試合の延期を強いた。
- 逼
力や脅し、強い言葉で相手を追い詰め、無理に何かをさせる口語的な語です。親が子に勉強を無理強いする際などにも使います。
请不要逼我做不想做的事。
やりたくないことを私に無理強いしないでください。
よくある間違い
✕ 我勉强他去了。
○ 我逼他去了。
「勉强」は主に「無理をして〜する」の意味で、「他人に強いる」使役の意味では通常使いません。
「強いる」のよくある質問
Q. 「お酒を強いる」は中国語で?
Q. 「迫使」と「逼」の文法的な違いは?
例文
コアイメージ
外からの圧力や状況で相手が仕方なく動く場面。
関連語
使い方
類義語との違い
迫使: 外からの圧力や事情で相手が仕方なく行動するよう強いる。
强迫: 脅しや力を用いて相手に無理に行動させる。
强制: 権力や規則を使って行為を無理に実行させる。
逼迫: 差し迫った状況や強い圧力で相手に行動を迫る。
促使: ある事情や要因が働いて相手を行動へ向かわせる。
中国語での定義
語源
『迫』は押し迫る・逼迫することを表して外的な圧力や差し迫った状態を示し、『使』は人に何かをさせる意味を持つため、両字が合わさって外部の力や事情が原因で相手を行動させる語になった。
コラム
- 通常は「迫使+人+(做/改变等)」の構造で用い、原因や事情で相手が不得已となったことを伝える際に自然。
例文
コアイメージ
一方から圧力をかけて相手の選択肢を狭めて行動させる場面
関連語
使い方
類義語との違い
逼: 一方から強い圧力をかけて相手にある行動をさせる
迫使: 言葉や状況で相手にある行動をさせる
强迫: 暴力や威圧で無理に相手に行動をさせる
强制: 権力や規則の力で相手に行動をさせる
胁迫: 脅しや不利益を示して相手に行動をさせる
中国語での定義
語源
『逼』の本義は「迫る・押し狭める」で、物や人が近づいて空間や行動の余地を狭める意味から、人に圧力をかけて行動を強要する意味に転じた。
コラム
- 会話では強い強制を表すため、相手に直接使うと攻撃的に聞こえやすく、事情を説明する表現や他人の行為を述べる場面で使うほうが自然である。