「いらいらさせる」はフランス語で何と言う?
「いらいらさせる」を表す最も一般的で日常会話によく使われる動詞は énerver です。少し神経に障る程度なら agacer、皮膚の炎症のような刺激や不快感を強調するなら irriter、我慢の限界を超えて激怒させるなら exaspérer と、いら立ちの度合いや状況によって使い分けます。
使い分け
- énerver
日常会話で最も多用される表現です。人の言動や騒音などが神経に障り、落ち着かない気持ちにさせる場面で広く使われます。
Son attitude m'énerve beaucoup.
彼の態度は私をとてもいらいらさせます。
- agacer
軽いいら立ちや、じわじわと神経を逆なでされるような不快感を表します。énerver よりも少し軽いニュアンスを含みます。
Ce bruit répétitif finit par m'agacer.
この繰り返される音がだんだん私をいらいらさせます。
- irriter
元々は「肌を刺激する」という意味を持ち、精神的にもチクチクと不快に刺激されて苛立つ状態を指す、やや改まった語です。
Ses remarques ont fini par l'irriter.
彼の発言はついに彼女をいらいらさせました。
- exaspérer
度重なる不快な事態によって我慢の限界に達し、強い怒りや絶望を伴うほど激しくいらいらさせることを意味します。
Ces retards continuels m'exaspèrent.
こうもしょっちゅう遅れられると、本当にいらいらします。
よくある間違い
✕ Je suis énervant.
○ Je suis énervé.
énervant は「人をいらだたせる」、énervé は「自分がいらだっている」状態を表すため混同に注意が必要です。
「いらいらさせる」のよくある質問
Q. 「いらいらしている」と自分の状態を言うには?
Q. 「いらいらさせるな」と相手を制止する表現は?
例文
コアイメージ
小さな不快が積み重なって相手の我慢を奪う感覚
関連語
使い方
類義語との違い
énerver: 相手の我慢を少しずつ奪い、いらいらさせる
agacer: 軽い不快や小さな迷惑で人をいらいらさせる
embêter: 迷惑な行動や話で人を困らせていらいらさせる
irriter: 刺激や不快感で気分や肌を不快にさせる
contrarier: 思い通りにいかない状況を作って不満やいらだちを生じさせる
フランス語での定義
語源
ラテン語 ēnervāre(nervus「神経」)に由来し、意味が人を苛立たせる方向に変化した
コラム
- よく使う表現「Ça m'énerve」は自分がいらいらすることを示し、再帰形 s'énerver は自分が苛立つことを表す
例文
コアイメージ
小さな刺激や言葉が積み重なって相手の神経をじわじわ刺激し、いらいらさせる感覚
関連語
使い方
類義語との違い
agacer: 小さな刺激や言葉が積み重なって相手の神経をじわじわ刺激し、いらいらさせる
énerver: 神経を強く刺激して怒りや強い苛立ちを引き起こす
irriter: 気持ちや感覚を不快にしてチクチクした苛立ちを与える
embêter: 相手に不快感や面倒を感じさせてうっとうしくさせる
taquiner: からかって軽く相手をいらいらさせる
フランス語での定義
Provoquer l'irritation ou l'impatience chez quelqu'un, souvent par de petites actions répétées ou des remarques piquantes.
語源
agacerは中世フランス語で「(獣や人を)おびき寄せる、ちょっかいを出す」という用法から始まり、次第に人に小さな不快を与えて苛立たせる意味に広がった。
コラム
- 友人同士の軽いからかいにも使われる一方で、相手が明らかに嫌がる場合は過度に用いると誤解を招く点に注意し、s'agacerで『自分がイライラする』という使い方になる点を覚える
例文
コアイメージ
心がちょっといらだつ感覚と、局所的に赤くなったりかゆくなったりする身体反応の両面を貫く不快さ
関連語
使い方
類義語との違い
irriter: 心に小さないらだちを引き起こす
agacer: 人を軽くいらだたせる
gêner: 人を気まずくさせる
embêter: 人をいやな気持ちにさせる
énerver: 人を強くいらだたせる
フランス語での定義
Provoquer une gêne ou une irritation, que ce soit un agacement psychologique (léger énervement) ou une réaction physique locale comme rougeur ou démangeaison.
語源
irriter はラテン語irritare(「刺激する」)に由来し、身体的な刺激語義から感情表現への拡張が生じた歴史を持つ。
コラム
- 英語のirritateに似る表現で混同しやすく、強い怒りを表す場面では 'énerver' や 'mettre en colère' を使うことが多い。
例文
コアイメージ
繰り返しの迷惑行為で忍耐が尽きる様子
関連語
使い方
類義語との違い
exaspérer: 同じ嫌なことが続いて我慢できなくなり、強い苛立ちや怒りを引き起こす。
énerver: 強い不快感や苛立ちを抱かせて気分を損なわせる。
agacer: 軽い嫌悪感や小さなイライラを生じさせる。
contrarier: 計画や期待を妨げて不満や落胆を与える。
フランス語での定義
Faire perdre patience à quelqu'un en provoquant de l'irritation ou de la colère par un comportement agaçant.
語源
語源はラテン語の exasperāre(ex-「強意」+ asper「ざらつく、きつい」)で、『表面を粗くする』という比喩から『人を怒らせる、いらいらさせる』という意味が定着した
コラム
- フランス語の exaspérer は英語 exasperate と形が似るが、口語では Ça m'exaspère のように自分の苛立ちをはっきり示すため、場面によってはより穏やかな語を使うほうが適切