「許す」はフランス語で何と言う?
日本語の「許す」に最もよく使われるフランス語は pardonner と permettre です。過ちや罪をとがめずに「容赦する・許す」場合は pardonner を用い、行動などを「許可する・認める」場合には permettre を使って明確に区別します。文脈が「謝罪への許し」か「権限やルール上の許可」かで見極めましょう。
使い分け
- permettre
規則や状況により、ある行為を「許可する」「可能にする」という意味で使います。客観的な許可を与える場面に適しています。
La loi ne permet pas cela.
法律はそれを許していません。
- pardonner
人の過ちや無礼、罪などを大目に見て「許す」ときに使います。謝罪を受け入れたり、寛大さを示したりする感情的な許しです。
Je te pardonne ton erreur.
君の失敗を許します。
よくある間違い
✕ Je ne peux pas te permettre.(過ちに対して「許せない」と言いたいとき)
○ Je ne peux pas te pardonner.
人の過ちを感情的に「許せない」と言うときは、許可の permettre ではなく pardonner を使います。
「許す」のよくある質問
Q. 「すみません」のパルドンとの関係は?
Q. 「許してください」はどう言いますか?
例文
コアイメージ
誰かに行為を行う許可や機会を与え、それを実行できるようにする働き
関連語
使い方
類義語との違い
permettre: 相手に何かをする許可を与え、その行為を行えるようにする。
autoriser: 正式に許可を出して行為をしてよいと認める。
accorder: 要望や申請に応じて許可や特権を与える。
laisser: 介入せずに行わせることで事実上許す。
tolérer: 不快や問題があっても禁止せずに許容する。
フランス語での定義
Donner à quelqu'un la permission ou la possibilité de faire quelque chose, ou rendre une action ou une situation possible.
語源
permettre はラテン語 permittere(per-「通して」+ mittere「送る」)に由来し、『通す』の比喩的発展として『許す・可能にする』の意味に変化した
コラム
- 相手に許可を与えるときは permettre à + 人 + de + 不定詞 を使い、se permettre de は自分に許可を与える表現と意味が異なる

ゲームで覚える・約 1 分
permettre をゲームで覚えよう
5 語のクエスト・4択・イラスト・穴埋め
例文
コアイメージ
人間関係の溝を埋めて関係を回復する行為
関連語
使い方
類義語との違い
pardonner: 相手の過ちを許して、関係の溝を埋めて回復すること
excuser: 謝罪や言い訳を受け入れて責めないこと
oublier: 出来事や怒りを忘れてそのことを気にしなくなること
laisser passer: 小さな過ちや失礼を深追いせず見過ごすこと
réconcilier: 争いや仲違いした人々の関係を元に戻すこと
フランス語での定義
Cesser de tenir rigueur à quelqu'un et, par extension, annuler une sanction ou une obligation à son égard.
語源
pardonner は俗ラテン語 perdonare(per-+donare)が語源で、「完全に与える」の意から許す・免除する意味が生じた。
コラム
- 口語では和解の場面で Je te pardonne が使われ、軽い謝罪には excuse-moi や pardon がよく用いられる。