「自分」はフランス語で何と言う?
フランス語で「自分」を表す最も一般的な語は、代名動詞に組み込まれる再帰代名詞の se です。文脈や文法的な役割によって使い分けます。動詞の目的語として「自分自身を・に」と言うときは se を使い、前置詞の後などで一般的な人や「人は誰しも自分…」と独立して指すときは soi を用います。
使い分け
- se
動詞の直前に置いて「自分自身を・に」という意味を表す再帰代名詞です。主語が三人称のときに用いられます。
Il se regarde dans le miroir.
彼は鏡で自分を見ている。
- soi
前置詞の後などで単独で使われる強勢形です。不特定の人物や一般論について「自分自身」と言いたい場面で用います。
Il faut avoir confiance en soi.
人は自分を信じる必要がある。
よくある間違い
✕ Il pense à se.
○ Il pense à lui-même.
se は前置詞の後には置けません。特定の男性を指す場合は lui-même などを使いましょう。
「自分」のよくある質問
Q. 「私自身」と言いたいときは?
Q. soi-même はいつ使いますか?
例文
コアイメージ
動詞に付いて動作の向きが主体へ戻るか互いに向かうことを示す小さな要素
使い方
-
se parler
互いに話す
-
se téléphoner
互いに電話する
類義語との違い
se: その人自身に動作が返ることを示す三人称の代名詞
me: 動作が話し手自身に返ることを示す一人称の代名詞
te: 動作が聞き手(君・あなた)自身に返ることを示す二人称の代名詞
nous: 動作が話し手を含む私たち自身に返ることを示す一人称複数の代名詞
vous: 動作が聞き手や複数の相手自身に返ることを示す二人称の代名詞
フランス語での定義
Clitique atone de la troisième personne placé devant le verbe et indiquant soit qu'une action revient sur le sujet, soit qu'elle est réciproque, soit servant à former un verbe pronominal.
語源
中世フランス語でラテン語 sē が弱形化し、動詞に付着する無強形として定着したため、現代の se は反射や相互作用を示す働きを持つようになった。
コラム
- 話し言葉では母音の前で s' に縮約されるため、聞き取りでは形が変わる場合がある。
soi
意味
- 代名詞 自分
- 代名詞 自身
例文
コアイメージ
他者と区別して『自分』を一点で示す、自己を対象にする行為や状態の中心
関連語
使い方
類義語との違い
soi: 前置詞の後で使われ、他者と区別して『自分』を一点で指す代名詞
moi: 前置詞の後や強調で使われ、話し手自身を指す語
toi: 前置詞の後や呼びかけで使われ、聞き手自身を指す語
se: 動詞と一緒に使い、動作がその人自身に向かうことを示す語
soi-même: 自己を強めて『自分自身』を指す語
フランス語での定義
Pronom réfléchi indéfini employé pour renvoyer à la personne considérée elle-même, notamment dans des expressions générales comme « prendre soin de soi ».
語源
soi の起源はラテン語の再帰代名詞 se にあり、古フランス語を経て独立した強勢形として確立し現在の soi の用法に至る
コラム
- 会話では on や il、前置詞と組んだ形で出ることが多いため、Il faut prendre soin de soi のような例に慣れておくと誤用を避けやすい