「ひどい」はドイツ語で何と言う?
「ひどい」を表す最も一般的で使いやすい語は schlimm です。事態の深刻さや好ましくない状態全般に使えます。一方、感情的に「恐ろしいほどひどい」と強調したいときは schrecklich や furchtbar、fürchterlich が適しています。mies は口語で、気分や天気、質が「最悪だ」と言いたいときに使われます。
使い分け
- schlimm
客観的に見て状況や被害が深刻で好ましくない状態を表します。「大したことない」の反対として最も幅広く使われます。
Die Verletzung ist nicht so schlimm.
怪我はそれほどひどくありません。
- schrecklich
ギョッとするような恐ろしさや不快感を伴う「ひどさ」を表します。話し言葉で単なる強調としてもよく使われます。
Ich habe schreckliche Kopfschmerzen.
ひどい頭痛がします。
- furchtbar
恐怖や大きな苦痛を感じさせるほどひどい状態を表します。感情を込めて「ひどく〜だ」と強調する際にも日常的によく使われます。
Das Wetter heute ist einfach furchtbar.
今日の天気は本当にひどいです。
- fürchterlich
語源的に恐れを抱かせるようなひどさを表します。furchtbar とほぼ同義ですが、やや語感が強く響くことがあります。
Es gab einen fürchterlichen Lärm.
ひどい騒音がしました。
- mies
親しい間柄で使うくだけた口語表現です。気分、性格、品質、天気などが「最悪だ」「ひどい」と不満を述べるときに適します。
Ich fühle mich heute total mies.
今日はとても気分がひどい(最悪だ)。
よくある間違い
✕ Das ist nicht schlimm.
○ Nicht so schlimm. / Halb so wild.
「大したことないよ」と相手を慰める際は、Das ist を省くか慣用句を使うのが自然です。
「ひどい」のよくある質問
Q. 「ひどい人!」と相手を責めるときは?
Q. schrecklich と furchtbar の違いは?
例文
Die Verletzung ist schlimm.
そのけがはひどい。
コアイメージ
危険性や重大さが明確に存在する状態
関連語
使い方
類義語との違い
schlimm: 危険性や重大さが明確にあって事態が悪化したり被害が出る恐れがある状態
schlecht: 出来や具合が悪くて好ましくない状態
ernst: 結果や影響が深刻で軽く扱えない状態
gefährlich: 安全が脅かされ危害や損害が起こる可能性が高い状態
furchtbar: 非常に強い不快感や恐怖を引き起こすほどつらい状態
ドイツ語での定義
unangenehm oder gefährlich in solcher Weise, dass ernsthafte Probleme entstehen können
語源
schlimmは、中高ドイツ語のslim(厳しい、害を及ぼすの意)から発展し、近代以降に語義が「深刻でひどい」へと移った
コラム
- 疑問形のIst das schlimm?は軽い心配から深刻な事柄まで幅広く使えるが、深刻度を正確に伝えたいときは具体的な状況説明を添えると誤解を避けられる

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schrecklich
意味
例文
コアイメージ
重大な問題や嫌な出来事が眼前にあり、見る人が強く否定的に評価する状態
関連語
使い方
類義語との違い
schrecklich: 目の前の出来事や状況が非常に悪く、多くの人が強く否定的に受け取るさま
schlimm: 悪い結果や影響があり、問題として扱うべき状態であるさま
furchtbar: 感情的に強い不快感や恐怖を引き起こすほどひどいさま
ドイツ語での定義
Etwas als sehr schlimm oder von schlechter Qualität beurteilt.
語源
schrecklichは、名詞 Schreck と形容詞語尾 -lich の組合せに由来し、もとは『恐怖を与える』意味から『ひどい』へ意味拡大した
コラム
- 軽い会話では単なる程度の強調になり得るが、公的な場面や書き言葉では過度に感情的に響くので語の強さに注意すると実用的な表現になる
例文
コアイメージ
ひどさや不快さが外に突出して目立つ状態
関連語
使い方
類義語との違い
furchtbar: とてもひどく感じられることを表す語
schrecklich: とてもいやでこわく感じる様子
schlimm: 悪い結果になりやすいほど悪い状態
ドイツ語での定義
Adjektiv gebildet aus Furcht und -bar; bezeichnet etwas als schlimm oder erschreckend und wird häufig umgangssprachlich als ‚sehr‘ verwendet.
語源
furchtbarは、中高ドイツ語のvurcht(恐れ)と形容詞化接尾辞 -bar の結合に由来し、原義は「恐れるに値する、恐ろしい」だったが、近代以降に程度を強める語として用いられるようになった。
コラム
- 実際の会話では頻繁に強調語として使われ、肯定的な文脈でも『とても』の意味になることがあるため、単語だけで訳さず前後の文とイントネーションを確認すると誤訳を防げる。
fürchterlich
意味
例文
コアイメージ
恐怖や嫌悪に基づき、物事の悪さや程度の高さを強く印象づける状態
関連語
使い方
類義語との違い
fürchterlich: 恐怖や嫌悪に基づいて物事の悪さや程度の高さを強く印象づける形容詞
schrecklich: 恐怖や驚きで強く不快に感じさせるさま
furchtbar: 恐れや嫌悪を呼び起こし事態を非常に悪く感じさせるさま
schlimm: 状況や結果が好ましくなく困るほど悪いさま
entsetzlich: 恐怖や驚愕を呼ぶほど非常にひどいさま
ドイツ語での定義
Adjektiv für etwas sehr Schlimmes, das Furcht hervorruft, und gebraucht zur starken Betonung.
語源
fürchterlichは、名詞Furcht(古高ドイツ語furhta)と接尾辞-lichの結合に由来し、中高ドイツ語の語形を経て『恐れを呼ぶ』という本来の意味から、程度を強める用法へと拡張した。
コラム
- 日常会話では程度を強める副詞的な使い方(例:fürchterlich müde)があり、英語の"terribly"に似た感覚で過度に直訳しないよう注意する。
例文
コアイメージ
胸に重い石がのしかかって気分が暗くなる感覚
関連語
使い方
類義語との違い
mies: 身の回りの出来事や気分がとても悪く感じられる状態を胸に重い石がのしかかるように表す口語の形容詞
schlecht: 状態や出来が良くないことを表す形容詞
furchtbar: 非常にひどく不快なことを表す強い形容詞
schlimm: 事態や状態が悪く深刻であることを表す形容詞
blöd: 期待外れで嫌な気持ちになることを表す口語の形容詞
ドイツ語での定義
umgangssprachliches Adjektiv für etwas, das sehr schlecht, unangenehm oder von schlechter Qualität ist
語源
miesは、古いゲルマン語系の語形に由来し、中高ドイツ語や地域語を経て口語で定着して『不快・悪い』の意味になった
コラム
- 口語表現なので公的な文章や改まった場ではschlechtやfurchtbarを使い、会話ではeinen miesen Tag habenやmiese Launeのような決まり文句で自然に聞こえる