「台無しにする」はフランス語で何と言う?

「台無しにする」に最も広く使われる表現は gâcher です。楽しい時間や好機をふいにする際によく用いられます。完全に破滅させる・壊滅させるニュアンスを強調したいときは ruiner を、くだけた日常会話で「物理的に壊す」「パーにする」と言いたいときは bousiller を使って区別します。

使い分け

  • gâcher

    気分や計画、チャンスなどを損ねて無駄にする際に最も一般的に使われる動詞です。日常会話から文章まで幅広く登場します。

    La pluie a gâché notre week-end.

    雨のせいで私たちの週末が台無しになった。

  • ruiner

    健康や評判、人生などを根本から崩壊させたり、完全に駄目にしたりする深刻な場面で用いる強い表現です。

    Ce scandale a ruiné sa carrière.

    その不祥事は彼のキャリアを台無しにした。

  • bousiller

    親しい間柄で使うくだけた口語表現です。機械などの物を物理的に壊したり、せっかくの作業や計画を不注意でパーにしたりした際に使います。

    J'ai bousillé mon téléphone en le faisant tomber.

    落として携帯を台無しにして(壊して)しまった。

よくある間違い

  • ✕ Il a détruit la fête.

    ○ Il a gâché la fête.

    détruire は建造物などの物理的破壊に使われ、雰囲気を台無しにする意味には gâcher が適するためです。

「台無しにする」のよくある質問

Q. 「せっかくの料理が台無し」は何と言いますか?
Le plat est gâché. や Le repas est fichu. のように表現できます。塩を入れすぎたり焦がしたりして美味しく食べられなくなった状況には、動詞 gâcher を受動態や過去分詞の形で使うのが自然です。
Q. gâcher と gâter の違いは何ですか?
gâcher は機会や楽しみを損なう「台無しにする」という意味です。一方、gâter は「子供を甘やかす」や果物などが「傷む」という意味で主に使われます。混同しやすいため注意が必要です。

gâcher

意味

gâcherのイラスト

例文

Ne gâche pas la surprise.

その驚きを台無しにしないで。

Ne laisse pas un petit détail gâcher ta journée.

小さなことで一日を台無しにしないで

コアイメージ

サプライズや行事の雰囲気が壊れて期待した感動や価値が失われる状況

関連語

使い方

類義語との違い

gâcher: イベントや状況の流れや雰囲気を損ねて、本来の価値や感動を失わせる
ruiner: 成功や機会、関係などを大きく損なって元に戻らない状態にする
abîmer: 物の表面や機能を傷つけて使いづらくする
détériorer: 物や状態を徐々に悪くして劣化させる

フランス語での定義

Rendre inutilisable ou moins satisfaisant un objet, un résultat ou un moment en en altérant la qualité ou l'effet attendu.

語源

語源は中世フランス語の gacher(綴りの変化: gachier など)にあり、『良さを損なう・台無しにする』という意味が発展して名詞 gâchis(浪費・台無し)と結びついた

コラム

  • gâcher は雰囲気や結果を壊す用法が中心で、食品の傷みを表す場合は通常 gâter が使われる

ゲームで覚える・約 1 分

gâcher をゲームで覚えよう

5 語のクエスト・4択・イラスト・穴埋め

ruiner

意味

  • 動 台無しにするだいなしにする
  • 動 損なう
  • 動 破産させる
  • 動 破滅させる
ruinerのイラスト

例文

Ne laisse pas la pluie ruiner la fête.

雨でパーティーを台無しにするな。

Les dettes peuvent ruiner quelqu'un.

借金は人を破産させることがある。

コアイメージ

重要な価値や機能が失われて元に戻らない状態。

関連語

使い方

類義語との違い

ruiner: 重要な価値や機能を失わせ、回復が難しいほど台無しにする。
gâcher: 楽しさや雰囲気を損なって台無しにする。
abîmer: 物の外見や働きを傷つけて悪くする。
détruire: 物や建物を完全に壊して存在しない状態にする。
compromettre: 安全や信頼などを危うくして弱くする。

フランス語での定義

Rendre quelque chose inutilisable ou sans valeur au point qu'on ne peut plus en profiter, ou provoquer la faillite d'une personne ou d'une entreprise.

語源

語源は名詞 ruine(ラテン語 ruīna)で、動詞 ruere(崩れる)に遡る。

コラム

  • 日常では小さな失敗にはgâcherが用いられ、ruinerは経済的打撃や回復不能な被害を強調する場面で使うと自然に聞こえる。

bousiller

意味

  • 動 台無しにするだいなしにする
  • 動 めちゃくちゃにする
  • 動 だめにする
bousillerのイラスト

例文

Tu as bousillé le gâteau ?

君はケーキを台無しにしたの?

Il a bousillé son téléphone en le faisant tomber.

彼は携帯を台無しにした

コアイメージ

物や計画がひどく傷ついて役に立たなくなる状態。

関連語

使い方

類義語との違い

bousiller: 物や仕事をひどく台無しにして使えなくする、くだけた口語で強く非難する意味を持つ
foirer: 準備や計画をしくじって期待通りにできなくする
gâcher: 出来を台無しにして楽しめなくする
détruire: 物を完全に壊して元の形や機能を失わせる

フランス語での定義

Verbe transitif familier qui signifie abîmer ou rendre inutilisable quelque chose, matériellement ou au sens figuré.

語源

口語で成立した動詞で、名詞 bouse(牛糞)に動詞化接尾辞 -iller がついて生じたと考えられ、もとは汚すという意味から転じて『台無しにする』の意味に広がった。

コラム

  • くだけた場面で料理や仕事、予定などを強く非難して『台無しにした』と言うときに使われ、改まった場では避けることが多い。

「台無しにする」は英語では

おすすめの単語帳

1 / 1
↑ TOPへ