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「いる」の中国語表現まとめ!在・有・要と「〜している」の使い分け

「いる」の中国語表現まとめ!在・有・要と「〜している」の使い分け

日本語の「いる」には、所在・存在(居る)、必要(要る)、進行や状態(〜している)という3つの意味があり、中国語ではそれぞれ異なる単語や文法を使い分けます。

人が特定の場所に居るなら在(zài)、存在があるなら有(yǒu)、物が必要なら要(yào)、動作進行なら在(zài)を用います。まずは自分がどの「いる」を伝えたいのかを整理しましょう。

早見表:「いる」「なる」の中国語判別マップ

日本語の「いる」や関連語の「なる」は、日常会話で非常に頻出する多義語です。中国語に翻訳するときは、言葉そのものを直訳するのではなく、「何を伝えたい文なのか」によって単語や文法を選び分ける必要があります。

迷ったときは、以下の判別基準を参考にしてください。状況に応じた基本形が一目で分かります。

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日本語の意味中国語の表現基本語順・構文代表例文
居る(所在)在(zài)人・物 + 在 + 場所他在家。(Tā zài jiā. / 彼は家にいる。)
居る・ある(存在)有(yǒu)場所 + 有 + 人・物屋里有人。(Wū li yǒu rén. / 部屋の中に人がいる。)
要る(日常の必要)要(yào)主語 + 要 + 目的語我要袋子。(Wǒ yào dàizi. / 袋が要ります。)
要る(改まった必要)需要(xūyào)主語 + 需要 + 目的語我们需要时间。(Wǒmen xūyào shíjiān. / 私たちは時間が必要です。)
〜している(動作進行)在 / 正在(zài / zhèngzài)主語 + 在 / 正在 + 動詞他在看书。(Tā zài kànshū. / 彼は本を読んでいる。)
〜している(状態持続)着(zhe)動詞 + 着门开着。(Mén kāizhe. / ドアが開いている。)
〜している(継続)了……了(le……le)動詞 + 了 + 時間量 + 了学了一年了。(Xuéle yì nián le. / 1年間勉強している。)
〜になる(変化)了 / 变成 / 成为(le / biànchéng / chéngwéi)形容詞 + 了 / 动词 + 变成 / 成为天气冷了。(Tiānqì lěng le. / 天気が寒くなった。)

「居る」の中国語:在と有の使い分けと語順

人や動物が「居る」と言いたいとき、中国語では主に在(zài)と有(yǒu)の2つを使います。どちらも日本語では「いる」と訳されますが、文の視点と語順が全く異なります。

1. 所在を表す「在(zài)」:すでに話題に出ている人・物の場所を言う

在(zài / 〜にいる、〜にある)は、話し手と聞き手の双方がすでに知っている特定の「人」や「物」がどこに居るかを説明する語です。

基本語順は「主語(人・物) + 在 + 場所」となります。

この構文では、主語となる人物が文頭に置かれ、「その人がどこに居るのか」に焦点が当たります。

2. 存在を表す「有(yǒu)」:特定の場所に何かが存在することを言う

一方、有(yǒu / ある、いる)は、ある空間や場所に不特定の人や物が存在することを新情報として伝える語です。

基本語順は「場所 + 有 + 人・物」となります。

有(yǒu)の後ろに来る人や物は、原則として「誰か」「1頭の犬」など、初対面の不特定の存在です。「あの李さんが居る」と言いたい場合は在(zài)を使わなければなりません。

項目在(zài)の構文有(yǒu)の構文
焦点特定の人が「どこに」いるかある場所に「誰/何が」いるか
語順人・物 + 在 + 場所場所 + 有 + 人・物
主語の性質特定の人・物(彼、田中さん等)場所・空間(部屋、教室等)
例文老师在教室。(先生は教室にいる)教室里有老师。(教室に先生がいる)

場所や空間における存在の表現を詳しく学びたいときは、中国語の存現文の解説を確認してみてください。

次の疑問人やモノの所在だけでなく特定の場所に暮らしていると伝えたいときは、住んでいるを表す中国語の使い分けも確認してみてください。

「要る」の中国語:要と需要の違いと使い方

日本語の「〜が要る」「必要だ」に相当する中国語には、要(yào)と需要(xūyào)の2つがあります。どちらも対象を欲したり必要としたりする意味を持ちますが、使われる場面の硬さやニュアンスが異なります。

1. 日常会話で手軽に使える「要(yào)」

要(yào / 要る、欲しい)は、買い物のレジや飲食店での注文など、口語で日常的に「要る」と言いたいときに最もよく使われる表現です。

否定形は不要(bú yào)となり、「要りません」という意味になります。

2. 必然性や重要性を強調する「需要(xūyào)」

需要(xūyào / 必要とする、ニーズ)は、客観的・論理的に「〜が不可欠である」「〜を必要とする」という意味を持ちます。ビジネスや改まった会話、書類などで好んで使われます。

日常の軽いやり取り(袋が要るか、箸が要るかなど)で需要(xūyào)を使うと、少し大げさに聞こえることがあります。身の回りのやり取りでは要(yào)、客観的な必要性には需要(xūyào)と使い分けましょう。

要と需要の使い分け

要(yào)

  • レジや飲食店での注文など日常会話向け
  • 口語で手軽に「要る・欲しい」と表現
  • 否定形は「不要(bú yào)」を使う

需要(xūyào)

  • ビジネスや改まった会話、書類向け
  • 客観的・論理的に不可欠であることを強調
  • 日常の軽いやり取りで使うと大げさになる

場面の硬さや求める対象の客観性に応じて要と需要を使い分けます。

「〜している」の文法:進行・持続・継続

日本語の「〜している」は、動作の進行だけでなく、状態の持続や過去からの継続など複数の意味を含んでいます。中国語ではそれぞれ文法構造が明確に分かれています。

1. 動作の進行:「在 / 正在(zài / zhèngzài) + 動詞」

今まさにその動作を行っている最中である場合は、動詞の前に在(zài)または正在(zhèngzài)を置きます。

文末に語気助詞の呢(ne)を添えると、「〜しているところだ」という進行の雰囲気がさらに強まります。否定形は動詞の前に没在(méi zài)を置きます。

2. 状態の持続:「動詞 + 着(zhe)」

動作そのものを繰り返しているのではなく、その動作が行われた結果の状態が保たれている場合は、動詞の後ろに助詞の着(zhe)をつけます。

「ドアを開ける動作の最中」ではなく、「開いた状態が続いている」ことを指すのが着(zhe)の特徴です。

3. 動作・状態の継続:「動詞 + 了 + 時間量 + 了」(了の2重使用)

「〜年間勉強している」「2時間待っている」のように、過去に始まった動作が今もなお続いている場合は、動詞の後ろと文末の2箇所に助詞の了(le)を置きます。

もし文末の了(le)がない場合(例:我学了一年汉语。)は、「過去に1年間勉強したことがある(現在は終えている)」という完了のニュアンスになります。今も「〜している」と継続を伝えるには、文末の了(le)が不可欠です。

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分類構文意味例文
進行在 / 正在 + 動詞今まさに動いている他在看书。(本を読んでいる)
持続動詞 + 着結果の状態が保たれている门开着。(ドアが開いている)
継続動詞 + 了 + 時間量 + 了過去から現在まで続いている学了三年了。(3年勉強している)
「〜している」3つの文法構造
〜しているの表現

動作の進行

  • 在 / 正在 + 動詞
  • 文末に「呢」を添えることも
  • 否定形は「没在」

状態の持続

  • 動詞 + 着
  • 動作結果の状態を維持
  • 動作の反復ではない

動作・状態の継続

  • 動詞+了+時間量+了
  • 了の2重使用
  • 過去に始まり今も継続中

日本語の「〜している」は、進行・持続・継続のどれかで構文が変わります。

中国語の存在動詞「在・有」の違いのイメージ

動作の完了や継続に関わる助詞の働きについては、中国語の「了」の用法と使い分けで詳しく解説しています。

「なる中国語」の使い分け:変化の了・变・变成・成为

検索語「なる中国語」で知りたい「〜になる」という変化の表現も、文脈によって使い分けが存在します。形容詞の変化、状態の移り変わり、身分や役割への就任など、対象に応じた表現を整理しましょう。

1. 状態の変化を表す文末の「了(le)」

形容詞や動詞句の文末に了(le)をつけるだけで、「以前とは違った新しい状態になった」ことを表現できます。語気助詞の了(le)と呼ばれる用法です。

「寒くなかった状態」から「寒い状態」への移行を文末の了(le)が担っています。

2. 変化そのものを表す動詞「变(biàn)」

变(biàn / 変わる、〜になる)は、性質や外観が変わることを直接示す動詞です。通常は形容詞を伴って「变 + 形容詞 + 了」の形でよく用いられます。

3. 別のものへ姿を変える「变成(biànchéng)」

变成(biànchéng / 〜に変わる、〜になる)は、人や物が別の形態・性質・身分に変化した結果を強調する表現です。「变成 + 名詞」の形で使います。

4. 努力や過程を経て役割・存在になる「成为(chéngwéi)」

成为(chéngwéi / 〜になる)は、資格・職業・望ましい立場などに「就く、昇格する」という前向きな変化によく用いられます。「成为 + 名詞」の語順です。

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表現対象ニュアンス例文
形容詞 + 了気温・気分・自然など状態の単純な変化热了。(暑くなった)
变 + 形容詞 + 了人の体型・性質など変化の度合いの強調变漂亮了。(綺麗になった)
变成 + 名詞物質・状態全般別のものへの転化变成水了。(水になった)
成为 + 名詞職業・立場・資格努力や過程を経た到達成为老师。(先生になる)
「〜になる」を表す4つの表現
🔄文末の「了」

形容詞や動詞句末尾につき新しい状態への変化を示す

🌡️動詞「变」

性質や外観の変化を直接示し「变+形容詞+了」で使う

🧊別の姿へ「变成」

人や物が別の形態・性質・身分に変化した結果を強調

🎓役割・立場へ「成为」

努力や過程を経て資格・職業・望ましい立場に就く

変化の内容(状態・性質・外見・立場)に合わせて単語を選びます。

次の疑問身分の変化や状態の推移など多様なパターンをさらに詳しく学びたいときは、中国語で〜になるを表す言い方が参考になります。

否定文と疑問文の鉄則:没の使い方と了吗構文

助詞の了(le)や動詞の有(yǒu)を扱う際、日本人学習者が最もミスしやすいのが否定文と疑問文の作り方です。基本ルールを正確に押さえましょう。

1. 否定文の鉄則:「没(没有)」を使い「了」を外す

動作の実現・完了を否定するとき、中国語では原則として没(méi)または没有(méiyǒu)を動詞の直前に置きます。このとき、文末や動詞直後の「了」は必ず削除するのが鉄則です。

ただし、文末の了(le)が「状況の変化」を表している場合、不……了(bù……le / もう〜しない、〜するのをやめる)という構文では共存できます。

2. 疑問文の鉄則:「〜了吗?」と反復疑問文「〜了没有?」

動作が完了したか、状況が変化したかをたずねる疑問文には、大きく分けて2つの構文パターンがあります。

① 文末に「吗」をつけるパターン

② 文末に「没有」をつける反復疑問文のパターン

どちらも同じ意味ですが、〜了没有?(le méiyǒu)の方が「完了したのか、それともまだなのか」を明確に対比して尋ねる自然な響きを持ちます。

日常会話・旅行で使える実践フレーズ集

待ち合わせ、ショッピング、レストランなど、日常生活や旅行ですぐに使える「いる」「要る」「〜している」の実践フレーズを会話形式でまとめました。

1. 待ち合わせ・現在地をたずねる

2. レジ・買い物・注文の場面

3. 近況や仕事のやり取り

よくある誤用パターンと注意点

日本人学習者が日本語の感覚のまま中国語を作ると、不自然な文になってしまう典型例があります。注意すべきポイントを確認しておきましょう。

誤用1:「過去のこと=全部「了」をつける」という思い込み

中国語の了(le)は過去形を表す記号ではなく、動作の実現や状態の変化を表す助詞です。そのため、過去の習慣や恒常的な事実には了(le)を使いません。

「毎日〜していた」という過去の習慣は、完了ではなく反復的な動作であるため、了(le)をつけないのが自然です。

誤用2:判断動詞「是」に「了」をつけて「〜になった」とする誤り

日本語で「先生になった」を直訳して「是老师了」とするのは不自然です。「〜になる」は変化ですので、成为(chéngwéi)や当(dāng)などの適切な動詞を使います。

誤用3:「いる」を直訳して「在」と「有」を取り違える

「部屋に誰かいる?」と聞くときに、日本語の語順につられて人在房间吗?と言ってしまうと、「その特定の人は部屋にいますか?」というニュアンスになります。「誰か居るか」という存在の有無をたずねるときは有(yǒu)を使いましょう。

日本人学習者が陥りやすい3つの誤用
⚠️過去の習慣に了をつける

毎日の反復・習慣には了を使わず過去の事実のみを述べる

⚠️是+了で「〜になった」

「先生になった」等は是了ではなく当や成为を用いる

⚠️存在の有無に在を使う

誰か居るか尋ねる際は人在房间吗ではなく有を用いる

日本語の直訳を避け、中国語本来の助詞や動詞の役割を意識しましょう。

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中国語の疑問をすべて見る「中国語」のまとめ

理解度チェック

Q1. 中国語で「部屋の中に人がいる」と言うときの表現はどれ?

  1. 人在屋里。
  2. 屋里有人。
  3. 屋里在人。
  4. 人在有了屋里。
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正解: B. 屋里有人。
特定の場所に不特定の人が存在することを表すときは「場所+有+人・物」の語順になり、「屋里有人」が正解です。

Q2. 「ドアが開いている」という状態の持続を表す正しい文はどれ?

  1. 门在开。
  2. 门正在开。
  3. 门开了开。
  4. 门开着。
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正解: D. 门开着。
動作の結果の状態が保たれている持続を表すには、「動詞+着」を使います。開いている状態の持続は「门开着」となります。

Q3. 動作の実現・完了を「没」で否定するときのルールはどれ?

  1. 動詞直後や文末の「了」を外す
  2. 文末に必ず「了」を残す
  3. 動詞の前に「不」と「没」を重ねる
  4. 目的語の前に「了」を移動させる
答えを見る

正解: A. 動詞直後や文末の「了」を外す
動作の実現・完了を「没(没有)」で否定するときは、動詞直後や文末の「了」を必ず外すのが鉄則です。共存はできません。

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よくある質問

Q. 中国語で「どこにいる?」はどう言いますか?
相手の所在を聞くときは「你在哪儿?(Nǐ zài nǎr?)」または「你在哪里?(Nǐ zài nǎlǐ?)」と言います。親しい間柄の待ち合わせなどで非常によく使われる表現です。
Q. 「レジ袋は要りません」は中国語で何と言いますか?
シンプルに「不要袋子(Bú yào dàizi)」または「不用袋子(Bú yòng dàizi)」と言えば通じます。より丁寧に伝えるなら「我不要袋子,谢谢(袋は要りません、ありがとう)」と言いましょう。
Q. 「〜している」で「在」と「着」はどう使い分けますか?
動作そのものが進行しているときは「在+動詞」(例:在看书=読んでいる最中)、動作の結果生じた状態が続いているときは「動詞+着」(例:门开着=ドアが開いた状態)を使います。
Q. 「寒くなった」は中国語でどう表現しますか?
「天气冷了(Tiānqì lěng le)」と言います。形容詞「冷(寒い)」の文末に変化を表す助詞「了」をつけるだけで、「以前と違って寒くなった」という新しい状況の変化を表現できます。
Q. 「了」の否定で「没」を使うとき、「了」を残してはいけませんか?
完了を表す文の否定では、「没(没有)」の文に「了」を残すことはできません。「我没去了」は誤りで、「我没去(行かなかった)」とするのが中国語の文法規則です。

2026年9月26日更新・モチタン辞典編集部