「上に」はフランス語で何と言う?
フランス語で「上に」を表す最も一般的な語は sur です。後ろに名詞を伴い、何かに接触している状態を表します。一方、接触せずに上方に離れている場合は au-dessus、名詞を伴わず単独で「その上に」と言うときは dessus、何かを越えて上を通る動きには par-dessus を使って区別します。
使い分け
- sur
物体の表面に接触して「〜の上に」ある状態を示します。後ろに名詞を置いて使う最も基本的な前置詞です。
Le livre est sur la table.
本はテーブルの上にあります。
- au-dessus
接触せず、空間的に離れて「〜の上方に」ある状態を示します。名詞を続ける場合は de を伴います。
Une lampe est suspendue au-dessus de la table.
ランプがテーブルの上に吊るされています。
- dessus
文脈で分かっている物を受けて「その上に」と単独で表す副詞です。直後に目的語の名詞は置きません。
Prenez cette boîte et posez le sac dessus.
この箱を取って、その上にバッグを置いてください。
- par-dessus
障害物などの上を越えていく動作や、服などを「〜の上に重ねて」着る動作などを表します。
Le chat a sauté par-dessus la barrière.
猫は柵の上に飛び越えていきました。
よくある間違い
✕ Il a posé la clé dessus la table.
○ Il a posé la clé sur la table.
dessus は副詞なので後ろに名詞を直接続けられません。名詞の前では前置詞 sur を使います。
「上に」のよくある質問
Q. sur と au-dessus の違いは何ですか?
Q. 「その上に」はどれを使えばよいですか?
例文
コアイメージ
物が上方にあり表面に触れているか、あるいは話題がその対象に向けられていることを示す
関連語
使い方
類義語との違い
sur: 物が他の物の上にあって表面に触れている位置を示す前置詞
au-dessus de: 他の物の上方にあり直接接触していない位置を示す前置詞句
au sujet de: ある話題やテーマについて述べるときに使う前置詞句
à propos de: ある話題について話したり書いたりするときに使う前置詞句
concernant: ある対象や事柄に関して述べるときに使う前置詞
フランス語での定義
Préposition indiquant soit la position supérieure ou l'appui sur une surface, soit l'introduction d'un thème ou d'un sujet.
語源
古ラテン語superが語源で、古フランス語の形を経て現代に残り、空間的用法が抽象化して『〜について』の用法も生じたため両方の意味を持つ
コラム
- 物を置く動作ではmettre surやposer surで『〜の上に置く』を表現し、位置の有無や接触を区別したいときはau-dessus deなどとの使い分けを意識すると自然な表現になる

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au-dessus
意味
- 副 上に
- 副 上方に
- 副 頭上に
例文
コアイメージ
基準より上に位置するという上方の感覚で、空間的な高さや抽象的な上位を含む
関連語
使い方
類義語との違い
au-dessus: 基準より上の位置を指し、上方の位置関係を示す。
en haut: 上の階や高い所など上側の位置を表す。
dessus: ある物の上の面やすぐ上にある位置を示す。
plus haut: ある地点よりも高い、より上の位置を示す。
フランス語での定義
Adverbe qui marque qu'une chose se trouve au-dessus d'un autre élément, au sens spatial ou de supériorité figurée.
語源
構成は au(à+le の短縮)と dessus(古フランス語 desus〈de+sus〉、sus は super と関連)である。
コラム
- 英語の above と近く、接触を伴う 'sur' とは役割が異なり、場面によって使い分けが生じる。
dessus
意味
- 副 上に
例文
コアイメージ
『どこにあるか』と問われたときに物が上方にあることだけを示す単純な位置像。
関連語
使い方
類義語との違い
dessus: 他のものの上方にあることを示す語で、単独で「上に」の意味になる。
au-dessus: ある物や点より上の位置を示す語で、単独で「上に」の意味になる。
en haut: 建物や場所の上の方や階上など、位置が上側であることを示す語で、「上の方に」の意味になる。
フランス語での定義
Adverbe répondant à la question «où», indiquant que quelque chose est placé au-dessus d'une autre.
語源
語形は古フランス語の de + sus に由来し、sus はさらにラテン語 sursum(上へ)にさかのぼって上方の意味を保ってきた。
コラム
- 会話では「Le livre est sur la table.」の文脈に続けて「Il est dessus.」と省略して言うことが多い。
par-dessus
意味
- 前置詞 上に
- 副 上から
- 副 上方に
例文
コアイメージ
上方から覆う、あるいは上を通っている位置関係を表す状態。
関連語
使い方
類義語との違い
par-dessus: 物の上に重ねて置かれている位置を表す前置詞
sur: 他の物の表面に接している位置を表す
au-dessus de: 基準より高い位置にあることを表す(直接接していない場合もある)
フランス語での定義
Par-dessus est une préposition exprimant qu'un élément est placé au-dessus d'un autre, parfois en le recouvrant ou en passant au-dessus de celui-ci.
語源
parとdessusの結合語で、dessusは古仏語のde+susに由来し、さらにラテン語superにさかのぼって上を示す語である。
コラム
- 慣用表現par-dessus le marchéやpar-dessus toutのように『その上さらに』の意味で比喩的に使われることがある。