使う
「使う」はドイツ語で何と言う?
「使う」に当たる最も一般的で幅広い場面で使える語は benutzen です。道具や乗り物、設備など日常的な対象によく使われます。目的や用途のために利用する場合は verwenden、知識や理論を応用・適用するなら anwenden、実用・必要性に重きを置くなら gebrauchen を選びます。対象や状況に応じて使い分けます。
使い分け
- verwenden
特定の目的のために物資や時間、お金などを「利用する」「消費する」という場面で好まれます。文語的で改まった響きを持ちます。
Ich verwende viel Zeit für dieses Projekt.
私はこのプロジェクトに多くの時間を使っています。
- benutzen
最も口語的で日常的に使われる動詞です。道具やスマートフォン、乗り物、施設などを本来の用途で「使用する」ときに適しています。
Darf ich dein Wörterbuch benutzen?
あなたの辞書を使ってもいいですか?
- anwenden
規則、理論、知識、技術、治療法などを実践に「適用する」「応用する」という意味合いで使われます。抽象的な対象に多い語です。
Er kann die Theorie in der Praxis anwenden.
彼はその理論を実践に応用できます。
- gebrauchen
主に「必要とする」または「役に立てる」というニュアンスで使われます。否定形や「〜に使える」という文脈でよく用いられます。
Ich kann dieses Werkzeug gut gebrauchen.
私はこの道具を重宝して使えます。
- benützen
意味や用法は benutzen と全く同じです。主に南ドイツ、オーストリア、スイスなどの地域で好まれる地域的な変種です。
Bitte benützen Sie die Treppe.
階段をご利用ください。
よくある間違い
✕ Ich benutze viel Geld für Bücher.
○ Ich gebe viel Geld für Bücher aus. / Ich verwende viel Geld für Bücher.
お金を「費やす」には ausgeben や verwenden を使い、benutzen は不自然です。
「使う」のよくある質問
Q. benutzen と verwenden の違いは?
Q. トイレを借りたい時は何と言いますか?
例文
コアイメージ
目的に向かって道具や表現を当てはめて使う動作
関連語
使い方
類義語との違い
verwenden: 目的に合わせて道具や言葉を当てはめて使う行為
benutzen: 日常生活で物や道具を普通に使う行為
nutzen: 得たい効果や利益のために方法や手段を使う行為
ドイツ語での定義
Ein transitives Verb, das bedeutet, etwas (z. B. ein Werkzeug oder ein Wort) zu einem bestimmten Zweck einzusetzen oder anzuwenden; meist mit Akkusativ.
語源
verwendenは、ver-とahd./mhd. wenden(向ける)に由来し、『向ける』の意味が転じて『利用する』になった。
コラム
- 『nutzen』は利益や効果に焦点を当てる語で、物理的な道具や具体的手段を使う場面ではverwendenやbenutzenが自然になる点を区別すると語感が磨ける。
例文
コアイメージ
手に取った道具や物を目的のために使う場面
関連語
使い方
類義語との違い
benutzen: 手に持った道具や物を目的のために使う
verwenden: 目的に合わせて物や方法を意図的に使う
nutzen: 物や仕組みを役立てて利益や効果を得る
anwenden: 学んだ知識や方法を具体的な場面で用いて役立てる
gebrauchen: 物を日常の用途で実際に使うややかたい語
ドイツ語での定義
Etwas als Werkzeug oder Mittel einsetzen, um eine Aufgabe oder einen Zweck zu erreichen.
語源
benutzenは、be-という接頭辞と古い動詞nutzen(古高ドイツ語 nuzzen に由来)から成り、接頭辞の付加によって他動詞的に「(物)を使う」という意味を表すようになった
コラム
- 物や道具に対して普通に使える語である一方で、人に対してjemanden benutzenと言うと「人を利用する/道具扱いする」という強い否定的な意味になる点に注意すると会話で誤解を避けられる。
anwenden
意味
- 動 使う
- 動 適用する
- 動 用いる
- 動 応用する
例文
コアイメージ
技術や手続き・規則を特定の事例に向けて働かせ、効果を出す動き
関連語
使い方
類義語との違い
anwenden: 技術や手続き・規則を特定の場合に適用して効果を生む行為
benutzen: 物や道具を手に取って実際に使う行為
verwenden: 材料や情報を目的に合わせて用いる行為
nutzen: 資源や状況を利益や目的のために活かす行為
ドイツ語での定義
Das Verb beschreibt das gezielte Einsetzen einer Technik, eines Verfahrens oder einer Regel auf einen konkreten Fall, um eine bestimmte Wirkung zu erzielen.
語源
anwendenは、an(方向を示す接頭辞)とwenden(古高ドイツ語wendan「向ける」)が結合して生じ、『〜に向けて用いる』の意を表す。
コラム
- 文法上は分離動詞でIch wende das Programm anのように語が分かれることが多く、手続きや技術の説明で頻出する。
gebrauchen
意味
- 動 使う
- 動 利用する
例文
コアイメージ
既にある物や手続きを意図的に利用して実用的な効果を生む行為
関連語
使い方
類義語との違い
gebrauchen: 既にある物や手続きなどを目的に合わせて実際に使う行為
benutzen: 身の回りの物を操作して目的のために使い始める行為
verwenden: 道具や表現などを目的に応じて取り当てて使う行為
nutzen: 何かを活用して利益や良い結果を得る行為
ドイツ語での定義
bewusst ein vorhandenes Ding oder Verfahren verwenden, um einen praktischen Nutzen zu erreichen.
語源
gebrauchenは、古い形の gebrūchen から発展し、ge-接頭辞と語根が結合して『道具や手段を用いる』という意味を形成し、現代のGebrauchと関連する。
コラム
- Gebraucht(中古の)と綴りや形が近い点に注意し、文脈で形容詞の『中古の』と動詞gebrauchenを区別する。
例文
コアイメージ
手元のものを取り出して目的に合わせて働かせる具体的な動作
関連語
使い方
類義語との違い
benützen: 手元のものを取り出して目的に合わせて働かせる具体的な動作をする
benutzen: 手に取って道具や物をその機能どおりに使う行為をする
verwenden: 材料や言葉などをある目的のために用いる行為をする
nutzen: 手段や物事を利益や効果を得るために使う行為をする
anwenden: 方法や知識を特定の場面で実際に使って効果を出そうとする行為をする
ドイツ語での定義
etwas, insbesondere einen Gegenstand oder ein Mittel, für einen Zweck benutzen oder in Gebrauch nehmen
語源
benützenは、語幹のnutzen(古高ドイツ語nuzzen)に接頭辞be-が付いて成立し、物や手段を用いる意味を表すようになった
コラム
- 許可を求める際に'Darf ich dein Handy benützen?' のように benützen を使うことがあり、地域や場面で言い換わる点に注意すると会話で誤解が減る