「その上」はドイツ語で何と言う?
「その上」を表す最も一般的で標準的なドイツ語は zudem です。書き言葉から日常会話まで幅広く使われます。より硬い文体では überdies が好まれ、日常会話や口語では darauf の短縮形である drauf がよく用いられます。また、weiters はオーストリアなどで多用される地域色のある表現です。
使い分け
- zudem
中立的で最も汎用性が高い表現です。前述の内容に加えてさらに情報を付け足す際に、文語・口語を問わず広く使われます。
Das Hotel ist günstig und zudem sehr zentral gelegen.
そのホテルは安く、その上とても中心部に位置しています。
- drauf
口語表現で「おまけに」「さらにその上」といったニュアンスです。親しい間柄での会話で軽く付け加える際に適しています。
Er hat das Spiel gewonnen und drauf noch einen Preis bekommen.
彼は試合に勝ち、その上さらに賞品までもらった。
- weiters
主にオーストリアや南ドイツの公的・実務的な文章で「さらに」「その上」という意味で使われる地域的な表現です。
Wir möchten weiters darauf hinweisen, dass die Frist morgen endet.
その上、期限が明日切れることについてもご留意いただきたく存じます。
- überdies
格調高くやや古風な文語表現です。論文や報道記事、改まったスピーチなどで、論点を補足・強調するときに用いられます。
Der Plan ist teuer und überdies kaum realisierbar.
その計画は費用がかかり、その上ほとんど実現不可能です。
よくある間違い
✕ Das Essen war kalt, überdies war die Bedienung unhöflich. (友人との雑談で)
○ Das Essen war kalt, und zudem / außerdem war die Bedienung unhöflich.
überdies はかなり硬い文語表現のため、気軽な日常会話で使うと不自然に響きます。
「その上」のよくある質問
Q. zudem は文頭に置けますか?
Q. drauf は文章で使えますか?
例文
コアイメージ
主張Aから伸びる矢印で追加の事実を指し示す図のような構図
関連語
使い方
類義語との違い
zudem: 文章や説明で前の事実に加えて新しい情報を論理的に重ねて示すときに使う副詞
auch: ほかにも同じことや性質が当てはまることを示す副詞
außerdem: 述べた事柄に加えて別の点や情報を付け加えるときに使う副詞
ebenfalls: 同じことや同じ状態が別の場合にも当てはまることを示す副詞
ドイツ語での定義
zudem verbindet zwei Aussagen, indem es die zweite als zusätzliche Information zur ersten kennzeichnet.
語源
zudemは、前置詞 zu と定冠詞 dem が結びついた形から発展した語で、中世ドイツ語を経て一語化し、独立した副詞として『さらに・その上』の意味で用いられるようになった。
コラム
- 口語では außerdem や auch に置き換えられることが多く、書き言葉や論理的に情報を重ねたい場面で用いると説得力が増すため、場面に応じて使い分けると会話力が向上する。

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例文
コアイメージ
ある物の上に何かが直接乗っていて、そこにさらに一つ加わる感覚
関連語
使い方
類義語との違い
drauf: 物の表面の上に何かがあり、その上にさらに別のものがある状態を示す会話で頻繁に使われる副詞
darauf: 物の上にある位置や状態を表す書き言葉で使われる語
darüber: 物の上を越えてその向こう側にある位置を表す
daran: 物にくっついて接している位置や状態を表す
ドイツ語での定義
Umgangssprachliche Kurzform von „darauf“, und bedeutet räumlich „auf etwas“ sowie übertragend „zusätzlich/oben drauf“.
語源
draufは、darauf(da + auf)の口語的短縮形で、'da'は「そこ」、'auf'は「上に」を意味し、話し言葉で発音が縮まってできた形である
コラム
- 会話では 'drauf' が頻繁に使われ、特に文末で動詞と一緒に来る表現(Ich freu mich drauf.)が多いので、話し言葉では自然でも正式な文書では 'darauf' を使う方がよい
例文
コアイメージ
順を追って点を積み重ねていく追加の一項目という感覚
関連語
使い方
類義語との違い
weiters: 項目や説明を順に並べて追加の事項を示すときの「その上」という意味で使われる
außerdem: 話し言葉で自然に使える別の理由や情報を付け加えるときの「その上」という意味で使われる
noch: 項目や数量をさらに増やすときに使われる「さらに」という意味で使われる
ドイツ語での定義
Weiters ist ein Adverb, das zusätzliches Material oder einen weiteren Aspekt zu einer Aussage einführt und oft in Aufzählungen oder Protokollen vorkommt.
語源
weitersは、weiter(古高ドイツ語witar、中高ドイツ語wîter)の派生語に語尾 -s が付いたもので、-s によって副詞的な形になり、特に書面での追加表現として定着した
コラム
- 箇条書きや項目ごとの説明で用いると情報の整理に役立つ一方で、会話では口語的なaußerdemやnochを使う方が自然に聞こえる点を意識すると会話力が上がる
例文
コアイメージ
既に述べた事柄の上にさらに付け加える動き
関連語
使い方
類義語との違い
überdies: ある事柄に加えてさらに別の事柄を付け足す働きを表す副詞で、文章で挿入されることが多い
außerdem: 既に述べた事柄にさらに情報を加える副詞で、日常会話でも広く使われる
zudem: 既に述べた事柄に付け加える追加情報を示す副詞で、書き言葉でよく見られる
ドイツ語での定義
überdies ist ein Adverb, das zu dem bereits Gesagten noch etwas hinzufügt.
語源
überdiesは、古い形の überdîs に由来し、前成分 über(上、越えて)と指示語 dies(これ)が結合して、比喩的に「これの上に付け加える」という発展をして『その上』の意味になった。
コラム
- 書き言葉や堅めの文章で使われることが多く、会話では自然さの点から「außerdem」などを用いる方が実用的で、文章ではコンマで区切って挿入されることが多い。
「その上」は英語では
- 「その上」 → in additionmoreover和英辞典で見る