「それ」は韓国語で何と言う?
「それ」は韓国語で日常会話なら「그거(クゴ)」、文章や改まった場なら「그것(クゴッ)」と言います。基本形は「그것」ですが、実際の会話では発音しやすい縮約形の「그거」を使うのが一般的です。文脈や助詞との組み合わせによって「그건(それは)」「그걸(それを)」のように形を変えて使い分けます。
言い方と読み方
- 그거ふつう・口語
読み方: クゴ(geugeo)
日常会話で最もよく使われる表現です。丁寧な会話から親しい間柄まで幅広く用いられます。
- 그것改まった・書き言
読み方: クゴッ(geugeot)
スピーチやニュース、文章などで使われる基本形です。会話で使うとやや堅い響きになります。
- 그건ふつう・口語
読み方: クゴン(geugeon)
「それは(그것은/그거는)」が縮まった形で、会話で主語として話題に取り上げるときに使います。
- 거くだけた・口語
読み方: コ(geo)
「그거」の「그」が文脈上省略されたり、単体で「もの・こと」を指して親しい間柄で使われます。
使い分け
- 그거
会話で最も自然に使われる「それ」です。丁寧語の語尾をつけて目上の人との会話でも使えます。
그거 좀 보여 주세요.
それちょっと見せてください。
- 그것
文章語や公の場で使われる標準的な形です。会話で使うと改まったニュアンスが出ます。
그것에 대해 설명하겠습니다.
それについて説明いたします。
- 거
親しい間柄で軽く指し示す際や、口頭で「あの、例のやつ」という感覚で使われるくだけた表現です。
내가 말한 거 가져왔어?
私が言ったそれ(やつ)、持ってきた?
よくある間違い
✕ 日常会話で常に「그것을 주세요(クゴスル ジュセヨ)」と言う
○ 그거 주세요(クゴ ジュセヨ)または 그걸 주세요(クゴル ジュセヨ)
「그것을」は会話では堅すぎるため、口語では「그거」や縮約形「그걸」を使うのが自然です。
「それ」のよくある質問
Q. 「それな!」と共感したいときは?
Q. 「그거」と「그것」の発音のコツは?
Q. 「それ、いくらですか?」と聞くには?
그geu거geo
意味
- 代名詞 それ
- 名 そのこと
- 名 そのもの
例文
그거 맛있어?
それは美味しい?
コアイメージ
文脈や指差しで特定される『そのこと・そのもの』
関連語
使い方
類義語との違い
그거: 指さしや状況で特定され、話し手と聞き手が共有しているものやことを指す口語的な代名詞
그것: 文語でも会話でも使われ、文脈で特定されるものやことを指す代名詞
이거: 話し手の近くにある、手に持っているか近くにあるものやことを指す代名詞
저거: 話し手と聞き手から離れた場所にあるものやことを指す代名詞
韓国語での定義
화자와 청자의 공통 지식이나 문맥에서 특정되는 사람·사물·사건을 가리키는 구어체 지시대명사로, 말할 때 자주 쓰인다.
語源
「그거」は韓国語内で「그」と「것」が結合してできた語で、口語で音が縮まって「그거」と発音されるようになったことから成立した語である。
コラム
- 이거·그거·저거の使い分けは距離感だけでなく話者と聞き手がその対象を共有しているかどうかに依存するため、相手が知っているかを意識して使い分けると自然に聞こえる。

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例文
그것을 주세요.
それをください。
コアイメージ
前に述べた対象や聞き手に関係する物事を指す中心的な「それ」
関連語
使い方
類義語との違い
그것: 前に述べた事柄や聞き手に関係する物事を指す代名詞
그거: 口語でよく使われる『それ』を表す代名詞
이거: 話し手に近い物を指す代名詞
저거: 話し手と聞き手から離れた物を指す代名詞
韓国語での定義
앞서 언급한 대상이나 듣는 사람과 관계된 사물·사건·생각 등을 가리키는 지시대명사로, 구체적 대상뿐 아니라 추상적 사안도 포함한다.
語源
韓国語の指示語 '그'(その)と名詞 '것'(もの・こと)が結びついた語で、'것'が抽象的事柄も含むため物・出来事・考えを指す。
コラム
- 日常会話では口語形の '그거' が圧倒的に多く、書き言葉やかしこまった場面で '그것' が使われる一方、人物を '그것' と呼ぶと失礼になるため人称には用いない。
例文
그거 주세요.
それをください。
コアイメージ
動作や事柄をひとまとめに指す「もの・こと」
関連語
使い方
類義語との違い
거: くだけた会話で動作や事柄をまとめて指す代名詞で、動詞の後に続いて名詞の役割をすることが多い。
그거: 日常会話で相手側や話題になっているものごとを指す代名詞で、「それ」に相当する。
이거: 話し手の近くにある物や話し手が指すことを示す代名詞で、「これ」に相当する。
저거: 遠くにある物や第三者に関係する出来事を指す代名詞で、「あれ」に相当する。
그것: 話しことばより文章や丁寧な場面で使われる、話題の物や事柄を指す代名詞で、「それ」に相当する。
韓国語での定義
語源
語源は標準語の '것' であり、特に '하는 것' の口語形として '하는 거' のように用いられる変化が広がり、事や動作をまとめて指す機能が強まった。
コラム
- 会話では '하는 거' のように動詞+거 で名詞節を作る用法が非常に頻繁に出るため、丁寧な場面では '하는 것' を使い、くだけた会話では '거' を使う使い分けを意識すると自然に聞こえる。
例文
コアイメージ
話し言葉で対象を短く代替し、話題転換や強調のきっかけを示す表現
関連語
使い方
類義語との違い
건: 話し言葉で対象を短く言い換えるときに使うくだけた表現。
그거: くだけた会話で直前の話題や身近な物を短く指す言い方。
그: 指示の役割で人や物を短く示すときの言い方。
것: 物や事を指すときに使う普通の語。
韓国語での定義
구어에서 '것'이 축약되어 생긴 말로, '이건' '그건' '저건'처럼 사용되어 말의 주제를 표시하거나 대비를 만들 때 쓰인다.
語源
語形成は固有語 '것' の縮約で、会話で母音や子音が脱落して '건' になったものであり、漢字語の '件(건)' とは語源が異なる
コラム
- 表記が同じ '건' でも漢字語の '件' と用法が違うため混同しやすく、書き言葉では混乱を避けるため '것' や '그것' を用いることが多い