モチタン辞典 › 読みもの › スペイン語 › スペイン語DELE A1/A2レベル解説

スペイン語A1の難易度と勉強法!A2との違いや試験対策を解説
スペイン語のA1レベルは、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)で「入門」に位置づけられ、自己紹介や買い物など身の回りの最低限のやり取りができる段階を指します。文法は「直接法現在形」のみで過去形を覚える必要がないため、基礎を正しく押さえれば完全な初心者でも約60〜100時間の学習で十分に到達可能です。
スペイン語A1の難易度と到達レベルの目安
スペイン語の学習を始めたばかりの人が最初の指標とするのが「A1レベル」です。A1は、国際標準であるヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)において最も基礎となる「Breakthrough(入門)」に分類されます。
具体的な会話力としては、ゆっくり明瞭に話してもらえれば、自分や家族の紹介、簡単な買い物、カフェでの注文、時刻や数字のやり取りといった基本的な意思疎通が成立する状態を指します。
他の語学試験とのレベル比較
日本の学習者になじみのある英語の検定試験や、国内のスペイン語技能検定(西検)と比較すると、おおよそ次のような換算が成り立ちます。
| 言語試験 | スペイン語A1相当のレベル | 求められる能力の目安 |
|---|---|---|
| CEFR | A1(入門) | 具体的な欲求を満足させるための初歩的な表現の理解と使用 |
| DELE | A1 | 読解・聴解・記述・口頭の4技能を用いた基礎的コミュニケーション |
| スペイン語技能検定(西検) | 5級〜6級程度 | 基礎的な文法の理解と短文の読解・初歩的な日常語彙の習得 |
| 実用英語技能検定(英検) | 3級程度(中学卒業レベル) | 基礎的な日常会話、平易な文章の読み書きができるレベル |
英語学習の経験がある人にとって、英検3級は中学英語の文法事項(現在形、進行形、助動詞など)を一通り理解した段階にあたります。スペイン語のA1も同様に、言語の骨組みとなる主語と動詞の関係を把握し、身近な単語を組み合わせて文を組み立てる段階といえます。
ただし、スペイン語は発音が日本語の母音に近くカタカナ読みでも通じやすいため、スピーキングの心理的ハードルは英語の入門期よりも低く感じられることが多い傾向にあります。
A1レベルで「できること」の具体例
日常生活において、A1レベルに達すると以下のような場面に対応できるようになります。
- 挨拶と自己紹介:名前、国籍、職業、年齢、住んでいる場所を述べる。
- 買い物や注文:店で欲しいものを指さして値段を尋ねる、カフェで飲み物を注文する。
- 位置と移動:簡単な道順を尋ねる、電車の発車時刻や乗り場を確認する。
- 日常の予定:何時に起きるか、週末に何をするかといった日課を話す。
- 簡単なメッセージ作成:ポストカードや手紙に短い近況や招待状を書く。
ネイティブスピーカー同士の速い雑談や、抽象的な議論、映画の鑑賞などはまだ困難ですが、海外旅行で現地の人と片言で交流し、自力でトラブルを回避しながら滞在を楽しむための「サバイバル言語力」は十分に身につきます。
名前、国籍、職業、年齢、居住地を述べられる
指さして値段を尋ねたりカフェで注文できる
簡単な道順や電車の発車時刻・乗場を確認できる
起床時間や週末の過ごし方など日課を話せる
A1到達時に対応できる身近な4つの日常場面です。
次の疑問DELEだけでなく国内の検定試験とも基準を比べたい方は、スペイン語検定の各レベルと難易度の目安を確かめてみてください。
スペイン語A1とA2の違いを比較
スペイン語の初級段階を学ぶ上で、多くの方が悩むのが「A1とA2のどちらを目標にすべきか」という点です。A2はCEFRで「Waystage(初級)」と定義され、A1よりも表現の幅が大きく広がります。両者の最も決定的な違いは、「過去の出来事を話せるかどうか」という文法と時制の広さにあります。
| 比較項目 | A1(入門レベル) | A2(初級レベル) |
|---|---|---|
| CEFRの位置づけ | Breakthrough(突破口・入門) | Waystage(通過点・初級) |
| 必要学習時間の目安 | 60〜100時間 | 150〜200時間 |
| 習得語彙数の目安 | 約500〜800語 | 約1,200〜1,800語 |
| 文法・時制の範囲 | 直接法現在形、近接未来(ir a 不定詞) | 直接法現在形に加え、点過去、線過去、現在完了 |
| 会話の内容 | 現在の状態、身の回りの定型的なやり取り | 過去の出来事の描写、個人的な経験や思い出 |
| DELE試験の難度 | 短文の選択、定型フォーム記入、短い面接 | 長めの複文読解、意見を述べる作文、詳細な面接 |
A1では、基本的に「現在のこと」しか扱いません。昨日何をしたか、子どもの頃はどうだったかといった過去の話は文法範囲外となります。これに対し、A2ではスペイン語学習の最大の難所のひとつである「点過去(完了した動作)」と「線過去(継続していた状態・背景)」の使い分けが必須となります。
どちらから目指すべきかの判断基準
もしあなたが完全な初心者であり、「まずは早い段階で検定に合格して自信をつけたい」「旅行で最低限の意思疎通を取りたい」と考えているのであれば、迷わずA1を目標に設定することをおすすめします。過去形の活用暗記に時間を取られず、現在形のみに集中できるため、挫折のリスクを最小限に抑えられます。
一方で、「大学の単位や留学の条件として語学証明が必要」「過去の思い出や業務経験など、一通りの日常会話を成立させたい」という場合は、最初からA2を見据えて学習計画を立てるのが合理的です。A1の内容はすべてA2の土台となるため、A1の学習を終えてからスムーズにA2へステップアップすることができます。
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スペイン語A1の文法範囲と必須動詞リスト
スペイン語A1の文法は、範囲が限定されている分、基礎をどれだけ正確に運用できるかが問われます。最大の利点は「過去形を勉強しなくてよい」という点です。まずは直接法現在形に全エネルギーを注ぎ込みましょう。
A1でマスターすべき主要な文法項目
- 主語人称代名詞:yo(私)、tú(君)、él/ella/usted(彼/彼女/あなた)、nosotros(私たち)、vosotros(君たち)、ellos/ellas/ustedes(彼ら/彼女ら/あなた方)
- 規則動詞の現在形活用:-ar動詞、-er動詞、-ir動詞の活用語尾変化
- 名詞の性と数:男性名詞と女性名詞、単数形と複数形の語尾規則
- 冠詞の使い方:定冠詞(el, la, los, las)と不定冠詞(un, una, unos, unas)
- 形容詞の語尾変化:修飾する名詞の性と数に合わせた語尾の一致
- 存在と状態の動詞:ser(本質・身分・属性)、estar(状態・所在)、haber(存在を表すhay)の使い分け
- 所有形容詞:mi(私の)、tu(君の)、su(彼の/あなたの)など
- 指示詞:este(これ)、ese(それ)、aquel(あれ)
- 近接未来表現:ir a + 不定詞(〜するつもりだ、〜する予定だ)
- 義務・必要表現:tener que + 不定詞(〜しなければならない)、hay que + 不定詞(〜する必要がある)
- 好みの表現:gustar動詞の構文(Me gusta... / 私には〜が好きです)
初心者がつまずきやすいA1必須動詞
規則動詞だけでなく、日常会話で頻出する不規則動詞と再帰動詞を覚えることがA1攻略の核となります。試験や日常会話で必ず使う最重要動詞を整理しました。
表は横にスクロールできます →
| 動詞の不定詞 | 主な意味 | yo(私)の活用形 | 注意すべき活用パターン |
|---|---|---|---|
| ser(セル) | 〜である(本質・性格・国籍) | soy | 完全不規則変化(eres, es, somos...) |
| estar(エスタール) | 〜である(一時的状態・場所) | estoy | 語幹・アクセント変化(estás, está...) |
| tener(テネール) | 持っている、〜歳である | tengo | 1人称特殊+語幹母音変化(tienes, tiene...) |
| ir(イール) | 行く | voy | 完全不規則変化(vas, va, vamos...) |
| hacer(アセール) | する、作る、天候を表す | hago | 1人称のみ不規則(haces, hace...) |
| querer(ケレール) | 欲しい、〜したい | quiero | 語幹母音変化(e → ie) |
| poder(ポデール) | できる | puedo | 語幹母音変化(o → ue) |
| llamarse(リャマールセ) | 〜という名前である | me llamo | 再帰動詞(te llamas, se llama...) |
| levantarse(レバンタールセ) | 起きる、起床する | me levanto | 再帰動詞(日課の表現で使用) |
これらの動詞を主語に合わせて瞬時に活用できるようにすることが、A1合格への最短ルートです。活用表を眺めるだけでなく、Yo soy de Japón.(私は日本出身です)や Tengo que estudiar español.(私はスペイン語を勉強しなければなりません)のように、短い例文を声に出して丸ごと覚えるのが効果的です。
名詞・修飾の規則
- 主語人称代名詞
- 名詞の性と数
- 定冠詞と不定冠詞
- 形容詞の語尾変化
- 所有形容詞・指示詞
動詞の現在形
- 規則動詞の活用
- serとestarの使い分け
- 存在を表すhay
基本構文・表現
- 近接未来(ir a 不定詞)
- 義務・必要表現
- gustar動詞の構文
A1で習得すべき主要文法項目の分類です。
基礎的な語彙をまとめて確認したいときは、DELE A1のスペイン語単語を活用するのがおすすめです。
DELE A1の試験構成と合格基準
スペイン語の国際認定証として最も広く認知されているのが、セルバンテス文化センターが主催するDELEです。DELE A1は、初学者向けの試験として非常に整った構成になっています。
DELE A1の試験構成と時間配分
試験は大きく分けて4つのパート(技能)から構成されます。
表は横にスクロールできます →
| パート(技能) | 試験時間 | 問題形式・課題数 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 読解(Comprensión de lectura) | 45分 | 4つの課題(大問1〜4)、選択式や組み合わせ問題 | 25点 |
| リスニング(Comprensión auditiva) | 20分 | 4つの課題(大問1〜4)、短い音声を聞いて選択 | 25点 |
| 記述(Expresión e interacción escritas) | 25分 | 2つの課題(短い申込書等の記入、短い手紙やメール作成) | 25点 |
| 口頭(Expresión e interacción orales) | 15分(準備15分) | 3〜4つの対話課題(自己紹介、写真描写、面接官との対話) | 25点 |
配点と足切りライン(合否基準)
DELE試験の採点方式には特有の「グループ制度」が存在します。単純な4パートの合計点ではなく、2つのグループそれぞれで基準点を越えなければなりません。
- GRUPO 1(読解 25点 + 記述 25点 = 計50点満点):合格基準点は 30点以上
- GRUPO 2(リスニング 25点 + 口頭 25点 = 計50点満点):合格基準点は 30点以上
合格(APTO)の判定を得るためには、GRUPO 1とGRUPO 2の双方が30点以上、つまり全体で合計60点以上(100点満点中)を獲得する必要があります。
どちらか一方のグループが満点(50点)であっても、もう一方が29点以下であれば不合格(NO APTO)となってしまいます。読み書きだけでなく、リスニングやスピーキングの対策も偏りなく進めることが合格の鉄則です。

受験を決めたら、あらかじめDELEの試験日程と申込方法を確認して計画を立てましょう。
DELE A1読解とリスニングの出題傾向と対策
GRUPO 1の読解とGRUPO 2のリスニングは、出題パターンがあらかじめ固定されています。形式に慣れておくことで、本番でも焦らずに得点を重ねることができます。
読解(Comprensión de lectura)の傾向と解き方のコツ
読解パートは45分で実施されます。扱われる文章は、案内板、ポスター、広告、短い電子メール、短い日記や掲示文など、日常生活で目にする平易な印刷物が中心です。
- 大問1:短い告知や看板の読解
街中の標識やお店の営業時間、注意書きなどを読み、設問の文が本文と一致しているかを選択します。曜日や時間、日付を表す数字の語彙がそのまま正解の根拠になります。 - 大問2:広告やカタログと人物の要望のマッチング
例えば「料理を習いたい人」「静かな部屋を探している人」などの条件と、いくつかの講座広告やアパート募集情報を正しく照合します。キーワードとなる名詞や形容詞の類義語を見つけるのがポイントです。 - 大問3:個人的なメールや手紙の読解
友人からの近況報告や旅行の計画に関するメールを読み、内容に関する3択問題に答えます。接続詞の pero(しかし)や porque(なぜなら)の後に答えの手がかりがあるケースが多く見られます。 - 大問4:語彙・文法の穴埋め
短い文章の空欄に適する前置詞、動詞の活用、関係代名詞などを選択します。前後の語順や動詞の主語が誰であるかを冷静に確認しましょう。
リスニング(Comprensión auditiva)の傾向と聴き取りのコツ
リスニングパートは20分程度で、すべての音声が2回ずつ放送されます。放送スピードは入門者向けに比較的ゆっくりですが、数字やアルファベットの聞き取りで失点する人が多いため注意が必要です。
- 数字・電話番号・価格の徹底反復
uno(1)から cien(100)までの数字、そして千を表す mil(ミル)は即座に頭に数字が浮かぶまで音声を聞き込みましょう。 - 設問の先読みを習慣化する
音声が流れる前に、必ず問題文と選択肢に目を通します。「誰が」「何を」「どこで」「何時に」しようとしているのか、着目すべきポイントをあらかじめ絞っておくことで、2回の放送で確実に正解を特定できます。 - 類義語の言い換えに注意する
放送で使われた単語が、選択肢では似た意味の別の単語に言い換えられていることがよくあります。例えば、音声で me encanta el mar(私は海が大好きです)と言っていた場合、選択肢では le gusta la playa(砂浜が好き)となっているようなパターンです。
標識や営業時間を読み一致判定。日時表現が鍵
人物の要望と広告を照合。類義語を見つける
友人からの連絡を読む。接続詞の後に注目
空欄の前置詞や活用を選択。主語を冷静に確認
読解パートで出題される大問1〜4の特徴とポイントです。
詳しい問題構成や合格のコツは、DELE A1合格の勉強法と対策でも詳しく解説しています。
DELE A1記述と口頭面接の対策とテンプレート
多くの学習者が不安を抱くのが記述と口頭面接です。しかし、A1レベルで求められるのは洗練された文章ではなく、「文法的に正しい初歩的な文」です。定型パターンを用意しておけば高得点が狙えます。
記述表現(Expresión e interacción escritas)の対策
記述試験は25分で2つの課題に取り組みます。
- 課題1:登録用紙やホテルの宿泊カードへの記入
氏名、生年月日、国籍、住所、電話番号、メールアドレス、職業などを所定の枠に正しく記入します。自分の個人情報をスペイン語形式ですらすら書けるよう練習しておきましょう。 - 課題2:短いメールやメモの作成
友人に宛てた30〜40語程度の簡単なメッセージを作成します。「今週末の予定を伝える」「パーティーに招待する」「集合時間と場所を指定する」といった指示文が出されます。
記述で使える汎用テンプレートの例をご紹介します。
Hola, [名前]:
¿Cómo estás? Te escribo porque quiero invitarte a mi fiesta de cumpleaños. La fiesta es el próximo sábado a las siete de la tarde en mi casa. Mi dirección es Calle Mayor, 10. Podemos comer tapas y hablar mucho. ¿Puedes venir? Un abrazo.
(こんにちは、[名前]。
元気ですか? 私の誕生日パーティーにあなたを招待したくて書いています。パーティーは次の土曜日の午後7時に私の家で行います。私の住所はマヨール通り10番地です。
私たちはタパスを食べてたくさん話せます。来られますか? 親愛を込めて。)
口頭面接(Expresión e interacción orales)の流れと対策
口頭試験は事前の準備時間(15分)のあと、面接官と1対1で約15分間行われます。試験室には面接官(対話相手)と採点官(後ろで記録する人)の2名がいます。
- タスク1:自己紹介(モノローグ)
名前、年齢、国籍、住まい、職業、家族構成、趣味、日常の習慣について、準備した内容を約1〜2分で話します。 - タスク2:特定のトピックについて話す
準備時間中に選んだ写真やテーマ(私の住む街、私の好きな季節、日常のスケジュールなど)について2〜3分話します。 - タスク3:面接官との短い対話
タスク2のトピックに関連して、面接官からの簡単な質問に答えます。 - タスク4:シチュエーション会話(ロールプレイ)
お店での買い物や観光案内所での案内を想定し、客と店員の役になってやり取りを行います。
口頭試験で最も大切なのは、沈黙を作らないことです。聞き取れなかった場合は、遠慮せずに ¿Puede repetir, por favor?(プエデ・レペティール・ポル・ファボール/もう一度繰り返していただけますか?)や Más despacio, por favor.(マス・デスパシオ・ポル・ファボール/もっとゆっくりお願いします)と伝えれば減点にはなりません。笑顔で堂々と話す姿勢が好印象につながります。
スペイン語A1を完全独学で突破するロードマップ
スペイン語A1は、適切な順序で進めれば通学せずに独学のみで十分に合格可能です。学習時間の目安は合計80時間程度です。1日1時間の学習を確保できれば、約2〜3か月で達成できる計算になります。
3か月合格ロードマップ
- 第1月:発音・基本語彙・現在形活用の徹底
母音と子音の読み方を身につけ、名詞の性と数、冠詞を理解します。並行して-ar、-er、-irの規則動詞現在形と、最重要動詞(ser, estar, tener, ir)の活用を暗記します。 - 第2月:短文作成と日常頻出語彙の定着
再帰動詞を用いた日課の表現、gustar動詞による好みの表現を学習します。数字、曜日、月、家族、食べ物、家具などのカテゴリー別語彙を約600語インプットし、簡単な自己紹介文を手で書いて音読します。 - 第3月:DELE過去問演習とスピーキング練習
公式のサンプル問題や市販の模擬問題集を時間を測って解きます。読解とリスニングの傾向に慣れるとともに、口頭試験の自己紹介スクリプトを完成させ、スラスラ言えるまで繰り返し口頭練習を行います。
独学でスピーキング力を伸ばす対話ツールの活用法
独学で最も課題になりやすい「会話の壁」は、対話型の文章作成ツールを活用することで解消できます。スマートフォンやパソコンの音声入力・読み上げ機能を利用し、以下のような指示文(プロンプト)を入力して模擬面接練習を行いましょう。
【口頭試験対策のプロンプト例】
「あなたはDELE A1の面接官です。私とスペイン語で口頭試験の練習をしてください。A1レベルの平易なスペイン語を使い、直接法現在形のみで質問してください。私が回答したら、文法や語彙の誤りを優しく訂正した上で、次の質問を1つだけ投げかけてください。まずは最初の挨拶から始めてください。」
この練習を繰り返すことで、質問に対して即座に主語と動詞を組み立てて返答するスピード感が飛躍的に向上します。机上の文法学習と実践的な発話練習を組み合わせ、最短でのA1合格を勝ち取りましょう。
発音、性と数、規則動詞・最重要動詞の現在形
日課・好みの表現、約600語暗記と自己紹介作成
DELE過去問演習と面接の口頭練習・スピーキング
1日1時間の学習で合格を目指す3か月の進め方です。
次の疑問独学の計画に合わせて教材を揃えたいときは、スペイン語の参考書や単語帳の選び方をチェックしてみましょう。
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理解度チェック
Q1. スペイン語A1とA2の文法範囲における決定的な違いは何ですか?
- 未来形の表現を学習するかどうか
- 過去の出来事を話せるかどうか
- 再帰動詞を使用するかどうか
- 名詞の性別と複数形を扱うかどうか
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正解: B. 過去の出来事を話せるかどうか
本文では、A1とA2の最も決定的な違いは「過去の出来事を話せるかどうか」であり、A1は現在形のみ、A2では点過去や線過去などが必須になると説明されています。
Q2. DELE A1の合否基準に関する記述として正しいものはどれですか?
- 4パートの合計が50点以上で合格
- 読解とリスニングの合計のみで判定
- GRUPO 1と2の双方が30点以上で合格
- 1つのパートで満点を取れば無条件で合格
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正解: C. GRUPO 1と2の双方が30点以上で合格
DELE A1はグループ制度があり、読解・記述のGRUPO 1とリスニング・口頭のGRUPO 2の双方がそれぞれ30点以上(計60点以上)で合格となります。
Q3. DELE A1の記述で使えるメッセージの書き出しとして適切な文は?
- Te escribo porque quiero invitarte.
- Ayer fui a una fiesta muy divertida.
- Había muchas personas en mi casa.
- He visitado la ciudad con mis amigos.
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正解: A. Te escribo porque quiero invitarte.
本文の招待メッセージのテンプレートに「Te escribo porque quiero invitarte...(招待したくて書いています)」と記載されています。
スペイン語A1で学習不要な文法項目と省エネ基準
スペイン語A1を最短で突破するためには、「何を学ぶか」と同じくらい「何を学ばないか」を明確に線引きすることが重要です。初級文法書には多岐にわたる時制や法が掲載されていますが、A1の出題範囲は直接法現在形に限定されています。難度の高い項目に手を広げて挫折するのを防ぐため、以下の項目はA1対策の段階では学習リストから除外してください。
| 後回しにする文法項目 | 除外してよい理由 | 本格的に学習するレベル |
|---|---|---|
| 点過去・線過去(過去時制) | A1では過去の出来事を問う設問が出題されないため | A2(初級) |
| 現在完了 | 過去の経験を話す表現はA1の要求水準を超えるため | A2(初級) |
| 接続法(現在・過去) | 願望や不確実性を表す複文構造は初級後半の課題であるため | B1(中級) |
| 命令形(肯定・否定) | 指示は直接法現在形や丁寧表現(por favor)で代替可能なため | A2〜B1 |
| 直接法未来形・過去未来形 | 未来の予定は近接未来(ir a 不定詞)のみで表現できるため | B1(中級) |
A1合格に必要な文法力は、直接法現在形の規則・不規則活用を主語に合わせて正確に使い分ける能力に集約されます。過去形や接続法などの学習を思い切って後回しにすることで、暗記にかける時間を大幅に削減し、語彙の拡充やリスニング演習に集中できます。
スペイン語A1口頭面接の頻出質問と回答テンプレート
DELE A1の口頭面接では、面接官から投げかけられる質問のパターンがほぼ決まっています。質問に対して反射的に答えられる定型パターンをあらかじめ準備しておくことで、本番の緊張を和らげ、減点を防ぐことができます。
面接官からの定番質問と回答の型
面接で頻出する質問と、そのまま使える回答スクリプトをまとめました。自分の情報に合わせて単語を入れ替えて練習してください。
| 面接官の質問 | 質問の意味 | 回答テンプレートと意味 |
|---|---|---|
| ¿De dónde eres? / ¿De dónde es usted? | 出身はどちらですか? | Soy de Tokio, Japón. Soy japonés/japonesa. (日本の東京出身です。日本人です。) |
| ¿A qué te dedicas? | お仕事は何をしていますか? | Soy oficinista / estudiante. Trabajo en una empresa. (会社員/学生です。企業で働いています。) |
| ¿Dónde vives y cómo es tu casa? | どこに住んでいて、家はどんな感じですか? | Vivo en Kioto. Mi casa es pequeña pero muy cómoda. (京都に住んでいます。家は小さいですがとても快適です。) |
| ¿Qué haces los fines de semana? | 週末は何をしていますか? | Normalmente leo libros y salgo con mis amigos. (普段は本を読んだり友達と出かけたりします。) |
| ¿Por qué estudias español? | なぜスペイン語を勉強しているのですか? | Porque me gusta viajar y quiero ir a España. (旅行が好きで、スペインに行きたいからです。) |
回答時は単語だけで答えず、主語と動詞を備えた完全な文(S+V)で返すことが高得点を得るためのポイントです。
スペイン語A1読解・聴解で役立つ対義語と類義語
DELE A1の読解パートやリスニングパートでは、本文中の単語が設問や選択肢で別の語句に言い換えられる傾向があります。基本語彙の対義語や類義語をセットで覚えておくことで、情報の照合速度が上がり、失点を大幅に減らせます。
| 基本単語 | 対義語(反対の意味) | 類義語(似た意味・言い換え) |
|---|---|---|
| grande(大きい) | pequeño / pequeña(小さい) | amplio / amplia(広い) |
| bueno / buena(良い) | malo / mala(悪い) | bonito / bonita(素敵な) |
| caro / cara(高い) | barato / barata(安い) | económico / económica(手頃な) |
| cerca(近くに) | lejos(遠くに) | al lado de(〜の隣に) |
| abrir(開ける・開く) | cerrar(閉める・閉じる) | empezar(始まる) |
| fácil(簡単な) | difícil(難しい) | simple(単純な) |
特に広告のマッチング問題では、「caroではない物件」を探す際に選択肢で「económico」と表記されるような言い換えが頻出します。単語を個別に覚えるだけでなく、対義語や関連語を意識して語彙ネットワークを広げましょう。
よくある質問
- Q. スペイン語A1の勉強時間はどれくらい必要ですか?
- 完全な初学者の場合、およそ60〜100時間が目安です。英語の基礎知識がある人なら、1日1時間の独学を2〜3か月継続することで無理なくDELE A1合格レベルに到達できます。
- Q. DELE A1の試験で過去形は出題されますか?
- いいえ、原則として出題されません。DELE A1の文法範囲は「直接法現在形」と「ir a + 不定詞」による近接未来までです。点過去や線過去などの過去時制はA2レベルから登場します。
- Q. スペイン語A1とA2はどちらから受けるべきですか?
- 初学者が確実に合格実績を作りたい場合はA1が適しています。過去形を含む日常会話全般の運用能力を証明したい場合や、留学・就職の基準を満たしたい場合は最初からA2を目指すのが合理的です。
- Q. DELE A1の不合格(足切り)基準はどうなっていますか?
- DELE A1は2グループ制です。「読解+記述」の合計50点中30点以上、かつ「リスニング+口頭」の合計50点中30点以上を満たす必要があります。総得点が60点以上でも片方が30点未満なら不合格です。
- Q. スペイン語A1は旅行でどのくらい役に立ちますか?
- 挨拶、ホテルのチェックイン、レストランでの注文、買い物での値段交渉、駅でのチケット購入など、旅行中の基本的なシチュエーションにおいて自力でトラブルなく行動できる実用的なレベルです。
- Q. DELE A1の口頭面接で質問が聞き取れなかった場合は減点されますか?
- 聞き返し表現を適切に使えば減点されることはありません。「¿Puede repetir, por favor?(もう一度繰り返していただけますか?)」や「Más despacio, por favor(もっとゆっくりお願いします)」と伝えることで、対話の姿勢として評価されます。無言で黙り込んでしまうことこそが減点対象となるため、落ち着いて聞き直しましょう。
- Q. スペイン語A1レベルで接続法や命令形の学習は必要ですか?
- DELE A1の合格を目指す上では一切不要です。A1で問われる文法範囲は「直接法現在形」と「近接未来(ir a + 不定詞)」に限定されています。接続法や命令形はA2以降や中級レベルで扱う項目のため、まずは現在形の動詞活用を確実に使いこなす練習に集中してください。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部