モチタン辞典 › 読みもの › 韓国語 › 「教える」は韓国語で?가르치다等の使い分け

韓国語で教えるの使い分けと表現

韓国語で教えるの使い分けと表現

韓国語で「教える」を表す動詞は、知識や技術を教授する가르치다(カルチダ)と、情報や事実を伝える알리다(アルリダ/知らせる)の2種類が存在します。

「教えてください」と頼む場合も、勉強や手順なら가르쳐 주세요(カルチョ ジュセヨ)、連絡先や名前、おすすめ情報なら알려 주세요(アルリョ ジュセヨ)と明確に使い分けます。

韓国語で教えるを表す2大基本動詞の違い

日本語の「教える」という言葉は幅広い文脈で用いられますが、韓国語では内容によって単語がはっきりと分かれます。中心となる動詞は가르치다(カルチダ)と알리다(アルリダ)の2つです。

가르치다(カルチダ):知識・技術・学問を授ける

가르치다(カルチダ)は、英語の「teach」に相当する動詞です。相手が知らなかった知識、学問、技術、手順などを順序立てて身につけさせるときに使います。教育、指導、トレーニング、操作方法のレクチャーなどがこれにあたります。

알리다(アルリダ):情報・事実・連絡事項を知らせる

알리다(アルリダ)は、英語の「tell」や「inform」「let know」に相当し、原義は「知らせる」です。単なる情報、事実、数値、スケジュール、連絡先などを相手に伝達する行為を指します。日常会話では「教える」のニュアンスで使われることが非常に多い単語です。

日常会話で「相手のために教える/教えてもらう」という文脈では、補助動詞の주다(チュダ/あげる・くれる)を結合させた알려주다(アルリョジュダ)の形が頻繁に用いられます。

2大基本動詞の意味と使い分け

가르치다(カルチダ)

  • 英語の「teach」に相当
  • 知識・学問・技術・手順を授ける
  • 韓国語・ピアノ・料理法を教える

알리다(アルリダ)

  • 英語の「tell」「inform」に相当
  • 情報・事実・連絡事項を知らせる
  • 電話番号・時間・結果を教える

対象が知識・技術か、単なる情報や事実かによって使い分けます。

一瞬でわかる使い分けの判断基準

日本語の文脈で「教える」が出てきた際、どちらの単語を選ぶべきかは「相手に何を届けるのか」という目的を見ることで判断できます。

比較項目가르치다(カルチダ)알리다 / 알려주다(アルリダ / アルリョジュダ)
英語のニュアンスteach(教授する・訓練する)tell / let someone know(知らせる・伝える)
対象となる内容語学、学問、楽器、スポーツ、操作手順連絡先、名前、時間、場所、予定、おすすめ
習得に要する時間時間をかけて身につける知識や技術一言で伝達できる単発のデータや事実
主な例文수영을 가르치다(水泳を教える)이름을 알려주다(名前を教える)

使い分け判断の手順

迷ったときは次の質問を基準に考えてみてください。

  1. 対象が「スキル・やり方・学習内容」である場合:時間をかけて相手に理解・定着させるものなので、가르치다(カルチダ)を選択します。
  2. 対象が「文字や口頭ですぐ共有できる情報」である場合:電話番号、住所、集合場所、結果、おすすめの店などは単なる情報の伝達であるため、알리다(アルリダ)または알려주다(アルリョジュダ)を選択します。

日本人が特に誤りやすいのが「連絡先を教える」という場面です。連絡先は知識ではなく情報であるため、연락처를 가르치다と言うと不自然に聞こえます。必ず연락처를 알려주다(ヨンラクチョルル アルリョジュダ)を使いましょう。

Nathan韓国語の文法は、話して身につけよう。会話アプリ「モチスピ」韓国語を話して練習できる会話アプリ。話すたびに、発音・文法・自然さをその場で直してもらえます。無料で試す

教えてくださいの正しい使い分けと注意点

会話で最も多用される「教えてください」という依頼表現には、가르쳐 주세요(カルチョ ジュセヨ)と알려 주세요(アルリョ ジュセヨ)があります。こちらも対象によって使い分けが必要です。

가르쳐 주세요(カルチョ ジュセヨ):知識・スキル・方法を教えてほしいとき

勉強の方法、機械の操作手順、言語の意味など、「方法や技術を指導してほしい」と依頼するときに使います。

알려 주세요(アルリョ ジュセヨ):情報・データ・事実を教えてほしいとき

連絡先、時間、おすすめ、場所、名前など、「情報をシェアしてほしい」と依頼するときに使います。

日常会話やSNS上では、圧倒的に알려 주세요(アルリョ ジュセヨ)を使う場面が多くなります。何気なく「教えて」と言いたいときは、まず「これは情報か、技術か」を確認する習慣をつけましょう。

教えてくださいの2つの依頼表現

가르쳐 주세요

  • 知識・スキル・方法を依頼する時
  • 単語の意味を教えてほしい時
  • スマホの使い方や発音を学ぶ時

알려 주세요

  • 情報・データ・事実を依頼する時
  • 電話番号やおすすめを聞く時
  • 到着した連絡を頼む時

指導を求めるか情報の共有を求めるかで表現を使い分けます。

教えてもらったお礼を伝えたいときは、「教えてくれてありがとう」の韓国語もあわせて確認してみましょう。

次の疑問依頼の敬語表現やより詳しいニュアンスの違いは、韓国語「教えてください」のお願い表現で丁寧に整理しています。

가르치다の基本活用一覧表

가르치다(カルチダ)の基本形から、日常会話でよく使われる各活用形をまとめました。発音記号のように読めるようカタカナ表記を併記しています。

表は横にスクロールできます →

活用形韓国語表記カタカナ読み日本語の意味
基本形가르치다カルチダ教える
ハムニダ体(現在)가르칩니다カルチムニダ教えます(かしこまった敬語)
ヘヨ体(現在)가르쳐요カルチョヨ教えます(親しみのある敬語)
パンマル(タメ口)가르쳐カルチョ教えるよ/教えて
過去形(ヘヨ体)가르쳤어요カルチョッソヨ教えました
過去形(ハムニダ体)가르쳤습니다カルチョッスムニダ教えました
否定形(ヘヨ体)안 가르쳐요アン カルチョヨ教えません
意志・推量(ヘヨ体)가르칠게요カルチルケヨ教えますね(意志)
依頼(敬語)가르쳐 주세요カルチョ ジュセヨ教えてください
提案・勧誘가르쳐 줄게요カルチョ ジュルケヨ教えてあげますね

語幹の末尾が「치」であるため、ヘヨ体では「치 + 어요」が縮約されて가르쳐요(カルチョヨ)となる点に注目してください。過去形も同様に가르쳤어요(カルチョッソヨ)となります。

「教える」は韓国語で?가르치다等の使い分けのイメージ

알리다と알려주다の活用と授受表現

알리다(アルリダ)単体でも使われますが、会話では相手に対する親切や依頼を伴うため、알려주다(アルリョジュダ/教えてあげる、知らせてくれる)の形で活用することが一般的です。

表は横にスクロールできます →

表現韓国語表記カタカナ読みニュアンス・場面
基本形알려주다アルリョジュダ教えてあげる、知らせてくれる
ヘヨ体(現在)알려줘요アルリョジョヨ教えます/教えてくれます
ハムニダ体(現在)알려줍니다アルリョジュムニダ教えます(かしこまった表現)
パンマル(タメ口)알려줘アルリョジョ教えて/教えてあげる
過去形(ヘヨ体)알려줬어요アルリョジョッソヨ教えました/教えてくれました
意志・約束알려줄게요アルリョジュルケヨ教えてあげるね/教えますね
丁寧な依頼알려주시겠어요?アルリョジュシゲッソヨ?教えていただけますか?

友人同士のカジュアルな会話では、次のようなやり取りが頻繁に見られます。

親しい間柄でのやり取りを広げたいときは、韓国語の日常会話フレーズを参考にしてください。

シチュエーション別の教える例文集

実際の生活でよく出くわす場面ごとに、どちらの表現を使うべきか例文を通して確認します。

1. 言語・勉強・スキルの場面(가르치다)

勉強を教え合うときや、技術を教授してもらうときは가르치다を用います。

2. 電話番号・連絡先を聞く場面(알리다 / 알려주다)

連絡先交換の場面では알려주다を使います。

3. 道案内や場所を尋ねる場面(가르치다 または 알려주다)

道案内に関しては、どちらも使われることがあります。地図の場所そのものを尋ねる場合は알려주다、行く経路や行き方を説明してもらう場合は가르쳐주다が自然です。現代の日常会話では알려주다が広く使われています。

4. 日常の連絡・報告の場面(알리다 / 알려주다)

進行状況やスケジュールの共有には알리다を用います。

SNSや旅行ですぐ使える実践テンプレート

SNSのコメント欄、ファンレター、現地の旅行先などでそのまま使える便利なフレーズを集めました。状況に合わせて活用してください。

SNS・ファンレターで使えるフレーズ

旅行・飲食店・街中で使えるフレーズ

教えられる・教わるの受け身表現

日本語では「先生に教えられた」「先輩に教わる」のように「教える」を受身や授受の形で使いますが、韓国語には가르치다の直接的な受動態動詞が存在しません。そのため、文脈に応じて別の動詞に言い換える必要があります。

受け身は「習う(배우다)」で表現するのが基本

「教わる」「教えられる」と言いたいときは、通常「習う」を意味する배우다(ペウダ)を使います。

「〜してもらう」の形で表す方法

「教えてもらう」という授受のニュアンスをそのまま表す場合は、가르쳐 주다(教えてくれる)や알려 주다(知らせてくれる)を用いて「〜してくださった」「〜してもらった」と表現します。

「教えられる」を無理に受身動詞に直そうとせず、自分が主体なら배우다(習う)、相手が主体なら가르쳐 주다(教えてくれる)を選ぶと自然な韓国語になります。

教わる・教えてもらうの表し方
📖自分が主体のとき

受身動詞はないため「習う(배우다)」で表現します。

🤝相手が主体のとき

親切に教わった際は「가르쳐 주다」を使います。

💡情報をもらったとき

相手から情報をもらう際は「알려 주다」を使います。

主体の視点に応じて動詞や授受表現を使い分けます。

続けて読む

韓国語の疑問をすべて見る

理解度チェック

Q1. 「連絡先を教える」を表す韓国語として最も適切なものは?

  1. 연락처를 가르치다
  2. 연락처를 알려주다
  3. 연락처를 배우다
  4. 연락처를 쓰다
答えを見る

正解: B. 연락처를 알려주다
連絡先は知識ではなく情報であるため、알려주다を使います。

Q2. 相手に「スマホの使い方」を教えてほしいときの表現は?

  1. 사용법을 알려 주세요
  2. 사용법을 가르쳐 주세요
  3. 사용법을 배워 주세요
  4. 사용법을 전해 주세요
答えを見る

正解: B. 사용법을 가르쳐 주세요
操作手順やスキルの指導を依頼するときは가르쳐 주세요を使います。

Q3. 韓国語で「先生に教わりました」と表現する自然な方法は?

  1. 선생님에게 가르침을 당했어요
  2. 선생님에게 배웠어요
  3. 선생님에게 알렸어요
  4. 선생님에게 가르쳐졌어요
答えを見る

正解: B. 선생님에게 배웠어요
受動態動詞がないため、「習う」を意味する배우다で表現します。

よくある質問

Q. 「教えて」をタメ口で言うには?
相手が知識ややり方を教えてくれる場合は「가르쳐(カルチョ)」、連絡先や予定などの情報を教えてほしい場合は「알려줘(アルリョジョ)」と言います。親しい間柄でよく使われます。
Q. 道を聞くときはどちらを使いますか?
目的地への行き方を詳しく教えてもらうときは「가르쳐 주세요(カルチョ ジュセヨ)」、場所そのものや方向を簡単に尋ねるときは「알려 주세요(アルリョ ジュセヨ)」を使います。現代会話ではどちらも自然に通じます。
Q. 「教えてあげる」は韓国語で何と言いますか?
技術や勉強を教えてあげる場合は「가르쳐 줄게(カルチョ ジュルケ)」、連絡先やおすすめなどの情報を教えてあげる場合は「알려 줄게(アルリョ ジュルケ)」と言います。丁寧語なら語尾を「줄게요(ジュルケヨ)」にします。
Q. 「連絡先を教えて」で가르치다を使うと不自然?
不自然に聞こえます。連絡先は知識やスキルではなく伝達する「情報」であるため、「연락처 알려줘(ヨンラクチョ アルリョジョ)」または「연락처 알려 주세요」と表現するのが標準的です。
Q. 가르치다の発音のコツは?
カタカナでは「カルチダ」と書きますが、「르(ル)」は舌先を上あごにつけずに喉の奥を軽く引いて発音する母音「으」の音です。また「치(チ)」は息を強く吐き出す激音なので、意識して息を出すときれいに伝わります。

2026年10月7日更新・モチタン辞典編集部