モチタン辞典 › 読みもの › 中国語 › 一…就…構文の使い方と例文

一就の中国語例文と文法解説!語順ルールから使い分けまで
中国語の“一…就…”(yī... jiù...)は、「〜するとすぐ…」(動作の連続)および「〜すると必ず…」(習慣や必然的条件)を表す接続表現です。副詞である“一”と“就”は基本的に動詞や形容詞の直前に置かれ、文の主語が前節と後節で同じか異なるかによって主語の位置が厳密に変化します。
「一…就…」の2大基本意味と基本公式
中国語の“一…就…”(yī... jiù.../〜するとすぐ…、〜すると必ず…)は、2つの出来事の間隔が非常に短いことや、ある条件が満たされると必然的に特定の結果が生じることを表す構文です。日常会話からビジネス、資格試験まで頻繁に使われます。
2つの基本的な意味
- 動作の連続(1回限りの事象):「〜するとすぐ…した」「〜したらすぐ…する」という意味です。前節の動作が完了した直後に、後節の動作へ移る様子を表します。
- 習慣・必然的条件(反復や法則):「〜すると決まって…になる」「〜すればいつも…だ」という意味です。特定の条件が生じると、決まった反応や結果が必ず現れる法則的なつながりを示します。
この2つの意味は文脈によって判断されます。過去や未来の個別具体的な行動を表すときは「動作の連続」になり、一般的な性質や普段の癖を述べるときは「習慣・必然的条件」になります。
文法上の性質と品詞
“一”(yī)と“就”(jiù)はどちらも副詞です。そのため、基本的には修飾対象となる動詞や形容詞の直前に配置されます。接続詞のように文頭へ無条件に置くことはできません。
表は横にスクロールできます →
| 意味の分類 | 前節(一)の内容 | 後節(就)の内容 | ニュアンス |
|---|---|---|---|
| 動作の連続 | きっかけとなる動作 | 直後に起きる動作 | 時間の隙間がなく連続する |
| 習慣・必然的条件 | 引き金となる条件・刺激 | 生じる結果・反応 | その条件なら毎回必ずそうなる |
動作の連続(1回限り)
- 〜するとすぐ…した/する
- 過去や未来の個別具体的な行動
- 前節完了の直後に後節へ移る
- 時間の隙間なく連続する
習慣・必然的条件(反復・法則)
- 〜すると決まって…になる
- 一般的な性質や普段の癖
- 特定条件で決まった結果が生じる
- その条件なら毎回必ずそうなる
文脈が個別の行動か一般的な法則かによって2つの意味に分かれます。
次の疑問構文の要となる「就」単体のニュアンスも整理したい方は、中国語「就」の使い方・意味で多彩な用法を確認しておくと理解が深まります。
主語の有無・一致による語順テンプレート
“一…就…”を正しく使ううえで最大のポイントは、前節と後節で「主語が同じか、異なるか」によって主語を置く場所が変わる点です。
構文パターン1:主語が同じ場合
前節と後節の動作主(主語)が同一人物である場合、主語は文頭、すなわち“一”の直前に置きます。後節の“就”の前に主語を重ねて置く必要はありません。
- 我一到家就洗手。
Wǒ yí dào jiā jiù xǐshǒu.
(私は家に帰るとすぐ手を洗います。) - 他一紧张就脸红。
Tā yì jǐnzhāng jiù liǎnhóng.
(彼は緊張するとすぐ顔が赤くなります。)
構文パターン2:主語が異なる場合
前節と後節で動作主が異なる場合、第1の主語は文頭(“一”の前)に置き、第2の主語は後節の“就”の直前に置きます。
【公式】主語1 + 一 + 動詞1,主語2 + 就 + 動詞2
- 老师一进教室,学生们就不说话了。
Lǎoshī yí jìn jiàoshì, xuéshengmen jiù bù shuōhuà le.
(先生が教室に入ってくるとすぐ、生徒たちは話すのをやめました。) - 你一走,他就要来找你。
Nǐ yì zǒu, tā jiù yào lái zhǎo nǐ.
(あなたが行ってしまうと、彼はすぐあなたを探しに来るでしょう。)
表は横にスクロールできます →
| 主語のパターン | 前節の語順 | 後節の語順 | 語順の注意点 |
|---|---|---|---|
| 主語が同じ(単一主語) | 主語 + 一 + 動詞1 | 就 + 動詞2/形容詞 | 後節で主語を繰り返さない |
| 主語が異なる(複数主語) | 主語1 + 一 + 動詞1 | 主語2 + 就 + 動詞2 | 主語2は「就」の直前に置く |
老师一进教室,学生们就不说话了。先生が教室に入ってくるとすぐ、生徒たちは話すのをやめました。
主語が前節と後節で同一人物か異なるかによって主語の位置が変わります。
一就の中国語例文:動作の連続を表す表現
1回限りの具体的な行動の連続を表す例文です。日常会話での連絡や、帰宅後の予定伝達などでよく使われます。
日常の行動・連絡の例文
- 我一下班就去超市买菜。
Wǒ yí xiàbān jiù qù chāoshì mǎi cài.
(私は退勤するとすぐスーパーへ野菜を買いに行きます。) - 他一吃完饭就回房间学习了。
Tā yì chīwán fàn jiù huí fángjiān xuéxí le.
(彼はご飯を食べ終わるとすぐに部屋へ戻って勉強しました。) - 我一拿到资料就马上发邮件给你。
Wǒ yì nádào zīliào jiù mǎshàng fā yóujiàn gěi nǐ.
(資料を受け取り次第、すぐにあなたへメールを送ります。) - 会议一结束,我们就出发。
Huìyì yì jiéshù, wǒmen jiù chūfā.
(会議が終わり次第、私たちは出発します。)
移動・到着時の例文
- 飞机一降落,我就给你打电话。
Fēijī yí jiàngluò, wǒ jiù gěi nǐ dǎ diànhuà.
(飛行機が着陸したらすぐ、あなたに電話します。) - 他一进门就脱掉了外套。
Tā yí jìnmén jiù tuōdiào le wàitào.
(彼は家に入るなり、すぐに上着を脱ぎました。) - 我一到车站就发现电车停运了。
Wǒ yí dào chēzhàn jiù fāxiàn diànchē tíngyùn le.
(駅に着いてすぐ、電車が止まっていることに気づきました。) - 雨一停,孩子们就跑出去玩了。
Yǔ yì tíng, háizimen jiù pǎo chūqù wán le.
(雨がやむとすぐ、子どもたちは外へ遊びに駆け出しました。)
中国語の文法は、話して身につけよう。会話アプリ「モチスピ」中国語を話して練習できる会話アプリ。話すたびに、発音・文法・自然さをその場で直してもらえます。無料で試す
一就の中国語例文:習慣・条件と形容詞の構文
条件が揃うと必ず一定の状態になる「習慣・必然的結果」の例文です。後節に動詞だけでなく形容詞が来るパターンも取り上げます。
習慣・体調・心理変化の例文
- 我一喝咖啡就睡不着觉。
Wǒ yì hē kāfēi jiù shuìbuzháo jiào.
(私はコーヒーを飲むと決まって眠れなくなります。) - 他一喝酒脸就红。
Tā yì hējiǔ liǎn jiù hóng.
(彼はお酒を飲むと必ず顔が赤くなります。) - 奶奶一到阴雨天就腿疼。
Nǎinai yí dào yīnyǔtiān jiù tuǐ téng.
(祖母は曇りや雨の日になると決まって足が痛みます。) - 这个孩子一看见狗就害怕。
Zhè ge háizi yí kànjiàn gǒu jiù hàipà.
(この子は犬を見かけると必ず怖がります。)
後節に形容詞が続く状態変化の例文
後節に形容詞が来る場合、「ある動作を行うと、直ちにその状態になる」という意味を表します。
- 天气一到秋天就凉快了。
Tiānqì yí dào qiūtiān jiù liángkuai le.
(秋になると決まって涼しくなります。) - 听说这个消息,他心里一想就明白了。
Tīngshuō zhè ge xiāoxi, tā xīnlǐ yì xiǎng jiù míngbai le.
(その知らせを聞いて、彼は少し考えるとすぐ合点がいきました。) - 我一听这首歌,心情就好起来了。
Wǒ yì tīng zhè shǒu gē, xīnqíng jiù hǎo qǐlai le.
(この曲を聴くと、いつも気分が明るくなります。) - 工作一多,大家就容易累。
Gōngzuò yì duō, dàjiā jiù róngyì lèi.
(仕事が増えると、誰しも疲れやすくなります。)

ほかの条件表現も合わせて学びたいときは、条件を表す「只要…就…」と「只有…才…」も参考になります。
よくある語順ミスとNGパターンの予防策
日本人学習者が検定試験や会話で最も犯しやすい誤りは、“就”の後に主語を置いてしまうことです。
誤りやすい配置:主語の位置
日本語の「〜したらすぐ、彼が…」という語順に引きずられると、中国語で“就”の後ろに主語を置きがちになります。副詞“就”の直後に主語が来る語順は誤りです。
- × 误:下课一,就老师走了。
○ 正:一借下课,老师就走了。(授業が終わるとすぐ、先生は退出しました。) - × 误:他一叫我,就我回去了。
○ 正:他一叫我,我就回去了。(彼に呼ばれて、私はすぐ戻りました。)
なぜ間違えるのか?原因と対策
日本語では「先生が教室に入ると、すぐ生徒たちは静かになった」と主語が接続副詞の直後に来ることがあります。しかし中国語の文法規則では、副詞“就”は修飾する動詞・述語の直前、つまり主語の後ろに置かなければなりません。
判断テクニック:後節の主語を見つけたら、まずその主語を書き、そのすぐ後ろに“就”を添える習慣をつけてください。
| 判定 | 例文 | 修正理由 |
|---|---|---|
| NG | 爸爸一回来,就我吃饭。 | 「就」の直後に主語「我」を置くことはできません。 |
| OK | 爸爸一回来,我就吃饭。 | 主語2「我」を「就」の前に正しく配置しています。 |
| NG | 一我看见他,就笑了。 | 「一」を主語「我」の前に置いて接続詞化するのは誤りです。 |
| OK | 我一看见他,就笑了。 | 副詞「一」を主語「我」の後ろ、動詞「看」の前に配置します。 |
「就」の直後に主語を置くミスを防ぐための正しい思考ステップです。
副詞「就」を使った別の重要構文として、仮定を表す「如果/要是…就…」も合わせて確認しておくと理解が深まります。
「马上」との違いや組み合わせのニュアンス
「すぐに」を表す中国語には“马上”(mǎshàng/すぐに、まもなく)もあります。“一…就…”との明確な違いと、併用表現について確認しましょう。
「一…就…」と「马上」の相違点
- 一…就…(複文構造):2つの動作や出来事の密接な連動(条件・契機と結果)を表します。「Aという事象が生じ、それを受けて直ちにBが生じる」という文脈を作ります。単独の文節脈脈では成り立ちません。
- 马上(時間副詞):単一の動作が今すぐ行われること、時間の短さを単独で示せます。「前提となる条件A」が文中に存在しなくても成立します(例:我马上来。/私はすぐ行きます)。
「一…就马上…」の併用表現
“就”の後ろに“马上”を重ねて“一…就马上…”の形にすることができます。この場合、「即座に行う」という素早さ・迅速性の語気がいっそう強まります。
- 会议一结束,他就马上离开了。
Huìyì yì jiéshù, tā jiù mǎshàng líkāi le.
(会議が終わるや否や、彼は即座に立ち去りました。) - 老板一问,我马上就回答了。
Lǎobǎn yí wèn, wǒ mǎshàng jiù huídá le.
(上司に尋ねられると、私は間髪をいれずに答えました。)
表は横にスクロールできます →
| 表現 | 文法構造 | 使用できる場面 | 意味の重点 |
|---|---|---|---|
| 一…就… | 前節と後節をつなぐ複文 | 動作の連続、習慣・必然条件 | 2つの動作の接続関係 |
| 马上 | 単一の動詞を修飾する副詞 | 単文・命令文・予定連絡 | 時間的な短さ・緊急性 |
| 一…就马上… | 複文(強調形) | 緊急対応、即時報告など | 前動作から後動作への即時性の強調 |
語順を定着させる並べ替え練習問題
検定試験の語順並べ替え問題形式で、理解度を確認しましょう。
第1問
問題:次の語句を正しい順序に並べ替えて意味の通る文を作ってください。
[ 打电话 / 我 / 一 / 他 / 就 / 到家 ]
解答:他一到家,我就打电话。(または 我一到家,他就打电话。)
解説:主語が2つ(他、我)ある複文です。「主語1 + 一 + 到家,主語2 + 就 + 打电话」の構文に沿って配置します。「就」の前に主語を置くルールが正答の基準です。
第2問
問題:次の語句を正しい順序に並べ替えて文を作ってください。
[ 肚子疼 / 一 / 他 / 就 / 吃辣的 ]
解答:他一吃辣的就肚子疼。
解説:「彼は辛いものを食べるとすぐお腹が痛くなる」という習慣・体質を表す文です。動作主が「他」ひとりのため、文頭に「他」を置き、「一 + 吃辣的 + 就 + 肚子疼」と続けます。
第3問
問題:次の語句を正しい順序に並べ替えて文を作ってください。
[ 明白了 / 解释 / 老师 / 一 / 大家 / 就 ]
解答:老师一解释,大家就明白了。
解説:前節の主語が「老师」、後節の主語が「大家」です。前節は「老师 + 一 + 解释」、後節は主語を「就」の前に置いて「大家 + 就 + 明白了」となります。
- 主語が1人か2人かを確認する同一人物なら文頭に1つ、別人なら前節と後節に配置
- 「一」を動詞1の直前に置く主語がある場合は主語の後ろに置く
- 後節の主語を「就」の前に置く「就+主語」の誤り順に注意する
- 「就」を動詞2または形容詞の直前に置く副詞として修飾対象の直前に配置
主語の数と位置を確認しながら組み立てることで正しい語順になります。
理解度チェック
Q1. 「一…就…」の文法上の性質として正しいものは?
- 「一」も「就」も接続詞である
- 「一」も「就」も副詞である
- 「一」は接続詞、「就」は副詞である
- 「一」は副詞、「就」は接続詞である
答えを見る
正解: B. 「一」も「就」も副詞である
本文によると「一」と「就」はどちらも副詞で、修飾する動詞や形容詞の直前に置かれます。
Q2. 前節と後節で主語が異なる場合、後節の主語はどこに置く?
- 文末に置く
- 「就」の直前に置く
- 「就」の直後に置く
- 後節では主語を省略する
答えを見る
正解: B. 「就」の直前に置く
主語が異なる場合、後節の第2の主語は「就」の直前に置くルールになっています。
Q3. 「一…就…」と「马上」の違いに関する説明で正しいものは?
- 「马上」は前提条件がないと使えない
- 「一…就…」は単文でも成立する
- 「一…就…」は2つの動作の接続関係を示す
- 「就」と「马上」は重ねて併用できない
答えを見る
正解: C. 「一…就…」は2つの動作の接続関係を示す
「一…就…」は2つの動作の接続関係を表し、「马上」は単独で時間の短さを示せます。
よくある質問
- Q. 「一…就…」の「一」の声調変化は?
- 「一」は本来第1声ですが、第4声の前では第2声(yí)、第1声・第2声・第3声の前では第4声(yì)に声調変化します。動詞の発音に合わせて変化させて読みます。
- Q. 「一」を省略して「就」だけで使えますか?
- 口語では前節の「一」を省いて条件文のように言うこともありますが、「〜するとすぐ」という緊密な時間的連続や必然性を明確に表す場合は「一」と「就」をセットで用います。
- Q. 後節の「就」の前に主語が来るのはなぜですか?
- 中国語の「就」は動詞の直前に置かれる副詞だからです。英語の接続詞とは異なり、「就」自体が文頭に立つことはできず、後節の主語の後ろに配置されます。
- Q. 過去の出来事でも「一…就…」は使えますか?
- 使えます。文末や後節の動詞の後に完了を表す「了」を伴うことで、「〜するとすぐ…した」という過去に起きた連続動作を表すことができます。
- Q. 「一…就…」で否定文を作るにはどこを否定しますか?
- 後節の動詞の前に「不」または「没」を置きます。「我一喝咖啡就不舒服(コーヒーを飲むと決まって気分が悪くなる)」のように後節を否定するのが一般的です。
2026年10月2日更新・モチタン辞典編集部