「たぶん」はドイツ語で何と言う?
日本語の「たぶん」に最もよく使われるのは vielleicht です。日常会話で幅広く用いられ、確率は五分五分程度を表します。ドイツ語には確率の高さや推測の根拠の有無によって使い分ける複数の語があり、確信度が高い場合は wahrscheinlich、根拠に基づく推測なら vermutlich、単なる可能性なら möglicherweise を選びます。
使い分け
- vielleicht
日常会話で最も多用される表現です。確率はおよそ半々で、「もしかしたら」という不確実なニュアンスを含みます。
Er kommt vielleicht etwas später.
彼はたぶん少し遅れて来ます。
- wahrscheinlich
確率が7〜8割程度とかなり高い場合に使います。「十中八九」や「おそらく」に近く、十分な見込みがある状態です。
Morgen wird es wahrscheinlich regnen.
明日はたぶん雨が降るでしょう。
- möglicherweise
「可能性としてはあり得る」という客観的な推測を表します。確率は低めから中程度で、やや改まった響きがあります。
Wir müssen den Termin möglicherweise verschieben.
私たちはたぶん日程を変更しなければなりません。
- vermutlich
何らかの手がかりや状況証拠に基づいて推測するときに使います。書き言葉やニュースなどでもよく使われます。
Der Zug hat vermutlich Verspätung.
列車はたぶん遅れています。
よくある間違い
✕ Vielleicht ich komme morgen.
○ Vielleicht komme ich morgen.
文頭に副詞を置く場合、動詞は必ず2番目に置く必要があるため。
「たぶん」のよくある質問
Q. 相手への返事で「たぶんね」と言うには?
Q. 確信が持てないときの「たぶん」はどれ?
vielleicht
意味
例文
コアイメージ
曇り空から時々差す光
関連語
使い方
類義語との違い
vielleicht: 確信が低い推測を丁寧に伝える副詞
wahrscheinlich: 起こる可能性が高いと考えるときに使う語
eventuell: ある場合に起こるかもしれないという可能性を示す語
ドイツ語での定義
Vielleicht ist ein Adverb zur Kennzeichnung von Unsicherheit oder Möglichkeit; es signalisiert, dass eine Aussage nicht feststeht.
語源
vielleichtは、mittelhochdeutschのvielleichtにさかのぼり、viel(多く)とleicht(容易に)の結合から『起こりうるが断定できない』という意味が定着した。
コラム
- 日本語の「たぶん」に近いが、ドイツ語では vielleicht を使うと主張が和らぎ礼儀正しく聞こえることが多く、wahrscheinlichより確信度が低い点を意識すると会話で使い分けやすくなる。

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例文
コアイメージ
出来事が起こる方向に傾いているという直感
関連語
使い方
類義語との違い
wahrscheinlich: 根拠や状況からある出来事が起こる可能性が高いと判断するときに使う表現
vielleicht: 確信がなく起こるかもしれないとだけ伝えたいときに使う表現
vermutlich: 手がかりや状況に基づいてそうだと推測するときに使う表現
möglicherweise: 可能性はあるが不確かさを示したいときに使う表現
anscheinend: 外見や情報からそう見えるときに使う表現
ドイツ語での定義
Adverb, mit dem man angibt, dass etwas sehr wahrscheinlich passieren wird.
語源
wahrscheinlichは、wahrとScheinの複合に-lichが付いた語で『本当らしく見える』が『たぶん』を表す。
コラム
- 断定を避けたい場面では'vielleicht'を使うと柔らかく聞こえるが、根拠がある予想では 'wahrscheinlich' の方が自然に確信を伝えられる。
例文
コアイメージ
起こりうるが確証のない曖昧な見込み
関連語
使い方
類義語との違い
möglicherweise: 確証はないが起こりうることを控えめに示す
vielleicht: はっきりしない予想や提案でたぶんを表す日常語
wahrscheinlich: 起こる確率が比較的高いと見なされるときに使う
vermutlich: 状況や手がかりから起こると考えられるときに使う
eventuell: 可能性はあるが起こらないこともあるという意味で使う
ドイツ語での定義
möglicherweise zeigt an, dass ein Ereignis denkbar ist, ohne Gewissheit zu behaupten.
語源
möglicherweiseは、möglich(可能)と -erweise(様態を表す接尾辞)が合わさり、可能性を示す副詞となった。
コラム
- 控えめに可能性を伝える語で、はっきりしない推測を柔らかく表現したいときに便利である。
vermutlich
意味
例文
コアイメージ
手がかりに基づく推測と残る不確かさを同時に含む感覚
関連語
使い方
類義語との違い
vermutlich: 手がかりに基づいて確からしさを示すが完全な確信はないことを表す
wahrscheinlich: かなりの確率で本当だと予想するときに使う
vielleicht: 可能性があることを示すが確信はないことを表す
anscheinend: 外から見える情報や様子からそう見えることを示す
möglicherweise: 起こり得る可能性を控えめに示す
ドイツ語での定義
Eine auf Indizien beruhende Vermutung ausdrückt und gleichzeitig Unsicherheit offenlässt.
語源
vermutlichは、動詞vermuten(推測する)に-lichが付いて形成された語で、形容詞的要素を帯びて副詞として使われ、Vermutung(推測)と語源を共有するため『たぶん』の意味になる。
コラム
- 確度を下げて断定を避けたいときにvermutlichを使うと会話で角が立ちにくくなる。