モチタンフランス語辞典 › フランス語フレーズ集 › ○○はフランス語で何て言う? › 変わらない

「変わらない」はフランス語で何と言う? 言い方9通りと場面別の使い分け

「変わらない」はフランス語で何と言う?
言い方9通りと場面別の使い分け

状況を保つ意味で最も無難な表現は Restez ~ ですが、日本語の「変わらない」にそのまま当てはまる万能な単語はフランス語に存在しません。

人や物の状態を維持するのか、道や方針を変えずに進むのかによって動詞や構文が大きく変わるため、具体的な場面ごとに適切な言い回しを選ぶ必要があります。

「変わらない」のフランス語の言い方(9通り)

  1. 丁寧|状態維持の依頼|そのまま〜でいてください

    人や状況が「その状態のままで変わらない」ことを促す丁寧な表現です。Restez calme.(落ち着いていてください)のように、感情や姿勢を保ってほしい相手に対して使います。

  2. 丁寧|物をそのままに|〜をそのままにしておいてください。

    物や場所を「変えずにそのままにしておく」指示です。Laissez la porte ouverte.(ドアを開けたままにして)のように、現状を維持してほしい同僚や店員などに使えます。

  3. 丁寧|場所にとどまる|そのまま〜にとどまってください

    特定の場所や進路から「外れずにその場にとどまる」ことを表します。案内時に Restez sur ce trottoir.(この歩道のまま進んでください)などの形で用いられます。

  4. 丁寧|丁寧に現状維持|〜をそのままにしていただけますか?

    相手に状態の変更を控えてもらう、より改まった依頼表現です。ビジネスの場で、書類や設定を現在のままで触らないでほしいときに角を立てずに依頼できます。

  5. 丁寧|電話で待機依頼|そのままお待ちください。

    電話対応で「切らずにそのままお待ちください」と伝える定番の決まり文句です。通話保留時に使う丁寧なフレーズで、相手に回線を変えずに待機してもらう合図になります。

  6. 丁寧|道案内・直進|そのまま直進してください。

    進行方向を「変えずにまっすぐ進む」ことを指示する道案内の丁寧な一言です。曲がり角で迷う相手に対し、進路を曲げずに直進してほしい場面で頻繁に使われます。

  7. 丁寧|目的地まで直進|そのまま直進して〜まで行ってください。

    特定の目印まで方向を「変えずに直進する」ことを表す表現です。Allez tout droit jusqu'à la gare.(駅までまっすぐ)のように到着点を示せます。

  8. 丁寧|道案内・継続|そのまま〜まで進んでください。

    現在のルートを変えずに「そのまま進み続ける」ことを表します。Continuez jusqu'au pont.(橋のところまで続けて進んでください)のように次の分岐点を示すのに便利です。

  9. 丁寧|料理を放置する|〜が冷めるまでそのままにしておくべきですか?

    調理などで「熱を冷ますために触らずそのまま置くべきか」を尋ねる疑問文です。温度や状態を変えずに放置してよいか手順を確認したいときに使います。

場面別の使い分け

場面おすすめの言い方ひとこと
相手の落ち着きを保ちたいときRestez ~.感情や体勢を維持してもらう際に使います
物を触らずそのままにさせたいときLaissez ~.現状をそのまま保ってほしいときの指示です
丁寧に現状維持を依頼したいときPourriez-vous laisser ~ ?ビジネス等で控えめに依頼する丁寧表現です
電話を切らずに待ってほしいときRestez en ligne, s'il vous plaît.通話を保留する際の代表的な決まり文句です
進路を変えずに直進してほしいときAllez tout droit jusqu'à ~.目印まで曲がらず進むことを明確に伝えます
料理の手順を確認したいときDoit-on laisser ~ refroidir ?自然に冷めるまで放置するか尋ねる表現です

「変わらない」を相手への指示や依頼として使う場合、物理的にその場にとどまるなら rester、物や事態を放置するなら laisser、進行方向を変えないなら aller tout droit や continuer と使い分けるのが基本です。

直訳が通じない理由・よくある間違い

日本語の「変わらない」は状態・性質・進路など多様な意味を包括しますが、フランス語では行為の内容ごとに動詞が異なります。直訳しようとすると不自然になりがちです。

言われたときの返事

「変わらない」「相変わらず」を表す最重要単語 toujours のコアイメージと

フランス語で「変わらない」「相変わらず」を表現するときに欠かせない基本単語が toujours(トゥジュール/いつも・相変わらず)です。発音記号は /tuʒuːr/ で、語末の「s」は発音せず、唇を丸めて「トゥ」、喉の奥を震わせるように「ジュール」と発音します。

英語を学習した方がつまずきやすいのが、toujours(トゥジュール)が英語の always(頻度の継続:いつも)と still(状態の継続:今もなお・相変わらず)という2つの役割を1語で兼ね備えている点です。「時間が経過しても途切れることなく続いている」という1つのコアイメージを押さえると、どちらの意味も自然に理解できます。

表現読み方ニュアンス使う場面
Il est toujours le même.イレ トゥジュール ル メーム彼は昔と少しも変わっていない旧友や知人の性格・雰囲気がそのままだと話すとき
Comme toujoursコム トゥジュール相変わらず、相も変わらず、いつものごとく挨拶の返答や、相手の決まった癖に触れるとき
Tu habites toujours là-bas ?テュ アビット トゥジュール ラバ相変わらず(今でも変わらず)そこに住んでいるの?相手の近況や住まいが変わっていないか確認するとき

日常会話で「彼は相変わらずだね」と言いたいときは Il est toujours le même.(イレ トゥジュール ル メーム/彼は相変わらずだ)が定番の決まり文句です。また、単に「相変わらずだよ」と近況を返すときは Comme toujours.(コム トゥジュール/相変わらず・いつも通り)と一言添えるだけで自然に伝わります。

語順で意味が激変する「toujours pas」と「pas toujours」の

否定の pas(パ/〜ない)と toujours(トゥジュール)を組み合わせる際、どちらを先に置くかで文全体の意味が正反対と言えるほど大きく変化します。日常会話やメールでも頻繁に取り違えられるポイントなので、しっかり整理しておきましょう。

語順によるニュアンスの違い

この違いを実際の会話で見てみましょう。

A: Tu as reçu la réponse pour ton nouvel appartement ?
(テュ ア ルシュ ラ レポンス プール トン ヌーヴェル アパルトマン?/新しいアパートの返事は届いた?)
B: Non, toujours pas. Rien n'a changé depuis la semaine dernière.
(ノン、トゥジュール パ。リアン ナ シャンジェ ドゥピュイ ラ スメンヌ デールニエール/ううん、相変わらずまだだよ。先週から何も変わってないんだ。)
A: Les démarches ne sont pas toujours faciles. Courage !
(レ デマルシュ ヌ ソン パ トゥジュール ファシル。クラージュ!/手続きはいつも簡単とは限らないからね。がんばって!)
B: Merci, je garde espoir !
(メルスィ、ジュ ガルド エスポワール/ありがとう、希望を持って待ってみるよ!)

「相変わらず届かない」と状況が変化していないことを言いたい場面で誤って pas toujours(パ トゥジュール)を使ってしまうと、「必ずしも毎回届くわけではない」という別の意味になってしまうため注意してください。

愛のメッセージや刻印に使える「永遠に変わらない」と有名なことわざ

手紙の結び、記念日のメッセージカード、リングの刻印やSNSのプロフィールなどで「永遠に変わらない愛」「変わらない絆」をロマンチックに伝えたい場合、副詞句や形容詞を用いた美しい言い回しが好まれます。

表現読み方ニュアンス使う場面
Pour toujoursプール トゥジュール永遠に、ずっと変わらずに手紙の結びや愛の告白、誓いの言葉
À jamaisア ジャメ永久に、いついつまでも変わることなくより詩的・文学的で格調高いメッセージや刻印
Un amour immuableアン ナムール イミュアーブル不変の愛、決して揺るがない愛情結婚指輪の刻印や記念の言葉
Rien n'a changéリアン ナ シャンジェ何も変わっていない、あの頃のまま再会を喜ぶメッセージや思い出を語るとき

日常会話の「ずっと」には pour toujours(プール トゥジュール/永遠に)が親しみやすく使われますが、刻印や誓いの言葉として格調を高めたいときには à jamais(ア ジャメ/永久に)や、変化しないことを意味する形容詞 immuable(イミュアーブル/不変の)が好まれます。

フランスの有名格言:変われば変わるほど変わらない

フランスには、世の中の風潮や人間の本質について「変わらない」と語る有名なことわざがあります。

Plus ça change, plus c'est la même chose.
(プリュ サ シャンジュ、プリュ セ ラ メーム ショーズ/変われば変わるほど、それは同じことだ)

「表面的な制度や流行がどれほど目まぐるしく変化しても、本質的な部分は昔と少しも変わらない」というフランス的なエスプリ(皮肉と知性)が込められた格言です。政治の変革や新しいトレンドに対して「結局は昔と同じことの繰り返しだね」とため息混じりにコメントする際に非常によく引用されます。

ゲームで覚える

よくある質問

Q. 「味や品質が変わらない」と言いたいときは?
Le goût ne change pas.(味が変わらない)や Ça reste le même.(同じままだ)のように表現します。状態維持には rester や changer の否定形が使われます。
Q. 「相変わらず元気」はどう伝えますか?
Toujours pareil.(いつも通り)や Je n'ai pas changé.(変わっていません)と返答するのが自然です。日常会話では Toujours la même chose. もよく使われます。
Q. rester と laisser の簡単な見分け方は?
人や自分自身がその状態にとどまる場合は rester、対象となる物や他者を「触らずに放置する」「そのままに保つ」場合は目的語を伴う laisser を使います。
Q. フランス語のことわざ「変われば変わるほど変わらない」の原文と発音は?
原文は「Plus ça change, plus c'est la même chose.」です。カタカナの目安は「プリュ サ シャンジュ、プリュ セ ラ メーム ショーズ」と読みます。「表面が変わっても根本の本質は何も変わらない」という意味の有名な格言です。
Q. 「toujours pas」と「pas toujours」はどう使い分ければいいですか?
語順によって意味が異なります。「toujours pas」は「相変わらず/今もまだ〜ない」という継続の否定を表し、「pas toujours」は「いつも〜とは限らない」という部分否定を表します。
Q. リングの刻印やメッセージカードで「永遠に変わらない」と書くならどれがおすすめですか?
短くストレートに伝えるなら「Pour toujours」(永遠に)が定番です。より詩的で格調高く仕上げたい場合は「À jamais」(永久に)や、名詞と組み合わせて「Un amour immuable」(不変の愛)とするのが美しく響きます。

2026年10月16日更新・モチタン辞典編集部

Nathan声に出して言えるようにするなら、会話アプリ「モチスピ」フランス語を話して練習できる会話アプリ。話すたびに、発音・文法・自然さをその場で直してもらえます。無料で試す

ほかの表現の言い方

「かわいい」「幸せ」「かっこいい」「おしゃれ」「楽しい」「面白い」「最高」「嬉しい」一覧へ

和フ辞典で「変わらない」を引く