「ある」はスペイン語で何と言う?
「ある」に最も一般的に使われるのは haber の無人称形 hay です。存在そのものを表す場合は haber、哲学的な存在や実在を強調する場合は existir を使います。また、「ある日」のように不特定の事物を指す連体詞の「ある」には不定冠詞の una(男性形は un)を用います。
使い分け
- una
不特定の名詞を修飾して「ある〜」と言う際に使います。女性名詞に付き、男性名詞の前では un になります。
Una tarde de verano, salimos a pasear.
ある夏の午後、私たちは散歩に出かけました。
- haber
モノや人などの存在を表す最も一般的な動詞です。通常は無人称形の hay(過去形は había など)で使います。
Hay un libro sobre la mesa.
テーブルの上に本が1冊あります。
- existir
実際に存在する、生存するという意味合いが強く、問題や可能性、抽象的な概念の実在を述べる際に適しています。
Existen muchas dudas sobre este tema.
この件については多くの疑問が存在します。
よくある間違い
✕ Hay el libro en la mesa.
○ El libro está en la mesa.
haber(hay)の後は不特定の事物に限られます。特定の本の位置は estar で表します。
✕ Habían muchas personas.
○ Había muchas personas.
存在を表す haber は無人称動詞のため、名詞が複数でも常に単数形(había)です。
「ある」のよくある質問
Q. 「ここにある」はどう言う?
Q. 「ある人」と言いたい時は?
una
意味
- 冠詞 ある
- 冠詞 1つの
- 冠詞 一人の
例文
Conocí a una persona.
ある人に会った。
コアイメージ
一人または一つのものを漠然と指す女性形の冠詞
関連語
使い方
類義語との違い
una: 女性名詞単数を漠然と一つ指す不定冠詞
un: 男性名詞単数を漠然と一つ指す不定冠詞
la: 女性名詞単数を特定して指す定冠詞
unas: 女性名詞複数を漠然と指す不定冠詞
las: 女性名詞複数を特定して指す定冠詞
スペイン語での定義
Artículo indefinido femenino en singular que indica una persona o cosa no concreta y no identificada.
語源
中世スペイン語で数詞 una が名詞の前に置かれて『一つの〜』の意味から不特定を示す冠詞へと機能を変え、現在の不定冠詞となった
コラム
- 強勢のある a や ha で始まる女性名詞の前では不定冠詞が un 形になることがあり(例:un águila)、名詞の性は女性のままである

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例文
コアイメージ
場所や状況に何かが存在している状態を想像する像。
使い方
類義語との違い
haber: 場所や場面に物事や人が存在していることを表す動詞
estar: 物や人の位置や一時的な状態を示す動詞
existir: 現実に存在していることを示す動詞
スペイン語での定義
Verbo que, en forma impersonal 'hay', indica la existencia de algo en un lugar o situación; también funciona como auxiliar en los tiempos compuestos.
語源
ラテン語habēre(持つ)に由来し、古い三人称habetなどが変化して存在を表す 'hay' になり、原形haberは助動詞として残った。
コラム
- 会話では 'hay' が単数・複数で同形の存在表現であり、義務表現の 'hay que + 不定詞' も頻出する。
例文
コアイメージ
見えるかどうかに関係なく現実の中に「ある」と言える状態
関連語
使い方
-
existir problemas
-
existir una diferencia
違いがある
類義語との違い
existir: 目に見えるかにかかわらず現実に存在することを表す動詞
haber: 何かがあることを文で伝えるときに使う動詞
estar: 物や人が特定の場所にいることを示す動詞
ser: 人や物の性質や身元を示す動詞
スペイン語での定義
Estar presente en la realidad, aunque no se perciba por los sentidos.
語源
ラテン語 exsistere(ex-「外へ」+ sistere「立つ」)から派生し、「外に現れる」の意が転じて現在の意味になった
コラム
- 日常会話では場所や量を表す際に通常 hay を使い、existir は書き言葉や議論、抽象的な話題で用いることが多い点を押さえておくと使い分けがしやすい