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野菜のスペイン語一覧と使い分け

野菜のスペイン語一覧と使い分け

野菜はスペイン語でverdura(ベルドゥーラ/女性名詞)またはhortaliza(オルタリーサ/女性名詞)と言います。日常会話で食用の野菜全般を指す場合はla verdura、農業生産物や栽培作物として指す場合はla hortalizaを使うのが基本です。

じゃがいもはスペインでla patata、中南米でla papaと呼ばれ、にんじんはla zanahoria、パイナップルはla piña(中南米南部ではel ananá)と言います。

野菜・じゃがいも・にんじん・パイナップルのスペイン語

検索頻度の高い主要な野菜と果物のスペイン語名称、文法上の性別、複数形の規則を整理して解説します。スペイン語の名詞には必ず男性名詞または女性名詞の区別があり、食材を扱う際も定冠詞(el または la)をセットで把握することが欠かせません。

野菜:la verdura / la hortaliza

「野菜」を日常会話で表現するときは、女性名詞の la verdura(ラ・ベルドゥーラ/複数形:las verduras)を最も頻繁に用います。

食卓に並ぶ緑黄色野菜や料理の材料としての野菜を指す場合、通常はこの単語が選ばれます。一方で la hortaliza(ラ・オルタリーサ/複数形:las hortalizas)は、菜園(huerto)で栽培される農産物全般を指す、やや専門的・包括的な語彙です。

根菜類や果菜類を含む栽培野菜全体を指す農業的な文脈や、公的な分類表示で多用されます。

じゃがいも:la patata / la papa

「じゃがいも」のスペイン語には地域によって明確な使い分けがあります。スペイン本国では la patata(ラ・パタタ/複数形:las patatas)が標準的です。

一方、メキシコやペルー、コロンビア、アルゼンチンなどの中南米諸国では la papa(ラ・パパ/複数形:las papas)と呼ばれます。もともと「papa」は南米アンデス先住民族のケチュア語に由来する言葉です。

大航海時代にヨーロッパへ伝わった際、サツマイモを意味していたタイノ語由来の「batata」と混同され、スペイン本国で「patata」という形に変化して定着しました。

どちらも女性名詞ですが、訪れる国に合わせて使い分けると自然な会話になります。

にんじん:la zanahoria

「にんじん」はスペイン語で la zanahoria(ラ・サナオリア/複数形:las zanahorias)と言います。アラビア語起源の単語であり、綴りの中に発音しない無音の「h」が含まれている点に注意が必要です。

スペイン語圏全域で共通して通じる単語であり、ビタミンが豊富な食材として日常の煮込み料理やサラダに頻繁に登場します。

パイナップル:la piña / el ananá

果物に分類されますが、市場やスーパーで野菜売り場の隣に並び、検索される機会が多いのが「パイナップル」です。スペイン本国およびメキシコを含む中南米の大部分では、松ぼっくりに形が似ていることから la piña(ラ・ピーニャ/複数形:las piñas)と呼ばれます。

しかし、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイなどの南米南部地域(コノ・スール)では、先住民族グアラニー語に由来する el ananá(エル・アナナ/複数形:los ananás または los ananaes)という男性名詞が広く用いられています。

じゃがいもの地域別呼称

la patata(スペイン)

  • スペイン本国での標準的な呼称
  • 女性名詞(複数形: las patatas)
  • 南米のpapaとタイノ語batataが混同されて定着

la papa(中南米)

  • メキシコやペルー等の中南米諸国で使用
  • 女性名詞(複数形: las papas)
  • アンデス先住民族のケチュア語に由来

スペインと中南米での呼称の違いと由来の整理

次の疑問野菜だけでなく肉や魚、主食の名前もあわせて覚えたいときは、食べ物全般のスペイン語一覧を参考にしてください。

verdura・hortaliza・vegetal・legumbreの違い

スペイン語で植物性の食材を表す単語には、verdura、hortaliza、vegetal、legumbre などがあり、それぞれが指す範囲や使われる文脈が異なります。これらの違いを理解しておくと、メニューの解読や現地での買い物が円滑になります。

verdura(ベルドゥーラ):食用の緑黄色野菜・葉物

la verdura は「緑(verde)」を語源に持つ単語です。本来はほうれん草やレタスなどの葉物野菜、キャベツなどを中心とした「緑色の食用の野菜」を指していました。

現代の一般的な会話では意味が拡張され、食事に出てくる野菜全般を指す最も口語的な表現として定着しています。料理の付け合わせを頼む際や、「野菜をもっと食べなさい」といった家庭の会話では、ほぼ例外なく verdura が使われます。

hortaliza(オルタリーサ):菜園で育つ栽培野菜全般

la hortaliza は「家庭菜園・畑(huerto)」から派生した言葉です。人の手によって畑で栽培・収穫される植物のうち、食用となるものを総称します。

ここには葉物野菜だけでなく、にんじんや大根などの根菜類、トマトやナスなどの果菜類、玉ねぎなどの鱗茎類がすべて含まれます。スーパーの青果コーナーの看板や、栄養学・農学の分類でよく見かける公的な表現です。

vegetal(ベヘタル):植物・植物性食品

el vegetal(エル・ベヘタル/複数形:los vegetales)は男性名詞で、「植物界に属するもの」全般を指す生物学的・包括的な言葉です。

形容詞としても機能し、例えば「植物油」は aceite vegetal(アセイテ・ベヘタル)、「植物性タンパク質」は proteína vegetal(プロテイナ・ベヘタル)と言います。

中南米の一部の国では英語の「vegetables」の影響を受けて、口語でも野菜全般を指して los vegetales と呼ぶケースが見られますが、本来は「動物(animal)」に対する「植物」を表す広いカテゴリー名です。

legumbre(レグンブレ):豆類・乾燥種実

la legumbre(ラ・レグンブレ/複数形:las legumbres)は、マメ科植物の実や種子を指します。レンズ豆(lentejas)、ひよこ豆(garbanzos)、白インゲン豆(alubias)などがこれに該当します。

日常会話において legumbres と言った場合、乾燥豆やそれを使った煮込み料理を意味することが一般的です。スペインの伝統料理には豆を使った煮込みが多く、スーパーでも専用の棚が設けられています。

植物性食材を表す4つの単語
🥬verdura

食用の緑黄色野菜や葉物。日常会話や料理の付け合わせで多用。

🥕hortaliza

畑で栽培される農産物全般。青果コーナーの表示や公的分類で使われる。

🌱vegetal

植物界全般を指す生物学的表現。植物油など形容詞的にも機能。

🫘legumbre

豆類や乾燥種実を表す語彙。

使われる文脈や指す範囲に応じた4語の使い分け

カテゴリ別の野菜スペイン語完全一覧表

スペイン語圏のスーパーや市場で目にする代表的な野菜を、部位や調理上のカテゴリーごとに分類しました。すべての単語に冠詞(el / la)と複数形表記を付与しています。語尾が母音で終わる単語は「-s」、子音で終わる単語は「-es」を付けるのが規則的な複数形の作り方です。

葉茎菜類(葉・茎を食べる野菜)

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日本語スペイン語(単数形)複数形備考
レタスla lechuga(ラ・レチューガ)las lechugasサラダの基本となる葉物野菜
ほうれん草la espinaca(ラ・エスピナカ)las espinacas複数形で使われることが多い
キャベツla col(ラ・コル)las coles中南米では el repollo とも呼ばれる
白菜la col china(ラ・コル・チナ)las coles chinasアジア食材店や大型スーパーにある
アスパラガスel espárrago(エル・エスパラボ)los espárragos白と緑の2種類がある
セロリel apio(エル・アピオ)los apiosスープの出汁やサラダに重宝される
ブロッコリーel brócoli(エル・ブロコリ)los brócolisel brécol と表記されることもある
カリフラワーla coliflor(ラ・コリフロール)las coliflores子音 r で終わるため複数形は es
アーティチョークla alcachofa(ラ・アルカチョファ)las alcachofasスペイン料理でよく使われる春野菜

根菜・地下茎類(根や地下茎を食べる野菜)

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日本語スペイン語(単数形)複数形備考
じゃがいもla patata(ラ・パタタ)las patatas中南米では la papa
にんじんla zanahoria(ラ・サナオリア)las zanahoriash は発音しない無音字
玉ねぎla cebolla(ラ・セボージャ)las cebollasソフリートなど煮込みの基本素材
にんにくel ajo(エル・アホ)los ajosスペイン料理の風味づけに必須
大根el rábano blanco(エル・ラバノ・ブランコ)los rábanos blancos赤い二十日大根は el rábano
かぶel nabo(エル・ナボ)los nabos伝統的な煮込みスープに使われる
さつまいもla batata(ラ・バタタ)las batatas地域により el boniato や el camote
しょうがel jengibre(エル・ヘンヒブレ)los jengibres中南米では el kion と呼ぶ国もある

果菜類(実を食べる野菜)

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日本語スペイン語(単数形)複数形備考
トマトel tomate(エル・トマテ)los tomates男性名詞。メキシコでは赤を jitomate
きゅうりel pepino(エル・ペピーノ)los pepinos西洋きゅうりは太めで皮が厚い
ナスla berenjena(ラ・ベレンヘナ)las berenjenasオリーブオイルとの相性が良い食材
ピーマン・パプリカel pimiento(エル・ピミエント)los pimientos中南米では el chile dulce など
ズッキーニel calabacín(エル・カラバシン)los calabacines複数形でアクセント記号が外れる
かぼちゃla calabaza(ラ・カラバサ)las calabazasスープやオーブン焼きに多用される
アボカドel aguacate(エル・アグアカテ)los aguacates南米南部では la palta
とうもろこしel maíz(エル・マイス)los maíces複数形は z が c に変化する

香味野菜・ハーブ類・キノコ・豆類

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日本語スペイン語(単数形)複数形備考
パセリel perejil(エル・ペレヒル)los perejilesスペイン料理の仕上げの定番
コリアンダー・パクチーel cilantro(エル・シラントロ)los cilantros中南米料理の風味づけに多用される
バジルla albahaca(ラ・アルバアカ)las albahacasイタリア料理やトマト料理に使う
キノコ全般la seta(ラ・セタ)las setas野生キノコや食用キノコの総称
マッシュルームel champiñón(エル・チャンピニョン)los champiñonesタパス料理の鉄板素材
レンズ豆la lenteja(ラ・レンテハ)las lentejas平たい形の伝統的な煮込み豆
ひよこ豆el garbanzo(エル・ガルバンソ)los garbanzosコシードなどスペイン鍋の主役
いんげん豆la judía(ラ・フディア)las judías中南米では el frijol や el poroto

スペインと中南米で呼称が異なる食材の比較

スペイン語は話される国や地域によって食材の呼び名が大きく変化します。スペイン本国で通じる単語が、中南米ではまったく別の言葉で呼ばれているケースは珍しくありません。旅行や滞在先で混乱しないよう、代表的な呼称の違いを把握しておきましょう。

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食材スペインでの呼び名中南米での呼び名主に使われる地域
じゃがいもla patatala papa中南米全域(ペルー、メキシコ、アルゼンチン等)
アボカドel aguacatela paltaアルゼンチン、チリ、ペルー、ウルグアイ等
パイナップルla piñael ananáアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ等
さつまいもel boniato / la batatael camoteメキシコ、ペルー、中央アメリカ等
インゲン豆la judía / la alubiael frijol / el porotoメキシコ(frijol)、南米南部(poroto)
とうもろこしel maízel choclo / el elote南米アンデス(choclo)、メキシコ(elote)
キャベツla colel repollo中南米の広い地域
ピーマンel pimientoel morrón / el chile dulceアルゼンチン(morrón)、コスタリカ等

例えば、アボカドはスペインやメキシコでは el aguacate(男性名詞)ですが、南米アンデスや南部諸国へ行くとケチュア語由来の la palta(女性名詞)に変化し、冠詞の性別も変わります。

同様に、さつまいもを指す言葉も、スペインの el boniato に対してメキシコではナワトル語由来の el camote が定着しています。

訪れる国の食文化や語源の背景を知ることで、現地でのコミュニケーションが格段にスムーズになります。

スペイン語の野菜・果物の単語のイメージ

市場・スーパーで使える量り売りと買い物の表現

現地の伝統的な市場(mercado)や個人商店(frutería / verdulería)では、野菜を店員に頼んで量り売りで購入するスタイルが一般的です。数量や重さの伝え方、値段の尋ね方を身につけておくと、希望通りの買い物ができます。

重さや数量を指定して注文するフレーズ

野菜の買い出しでは、「数量(または重さ)+ de + 野菜名」の構文を使います。注文時は動詞 querer(〜が欲しい)の線過去形 Quisiera(〜をいただきたいのですが)や、Póngame(〜をください)を使うと丁寧で自然な響きになります。

値段を尋ねる・鮮度を確認するフレーズ

市場ではキロ単位で値札が出ていることが多いですが、価格が明記されていない場合もよくあります。以下の表現で重さあたりの価格やおすすめを尋ねることができます。

量り売りの注文構文
数量・重さ+de+野菜名

Quisiera un kilo de patatas, por favor.じゃがいもを1キロください

数量や重さに前置詞deと野菜名を続ける基本形

次の疑問支払いや袋の有無などレジでのやり取りも確認したいときは、買い物のスペイン語フレーズ集が役立ちます。

レストランで野菜を抜く注文とアレルギー対応表現

バルやレストランで食事をする際、特定の野菜が苦手な場合やアレルギーがある場合は、はっきりと店員に伝える必要があります。スペイン語では前置詞 sin(〜なしで)を使って簡潔かつ明確に意思を伝えられます。

「〜抜き」をお願いする実践フレーズ

最も簡単で通じやすい表現は「Sin + 野菜名, por favor」です。調理の段階で除いてほしいときは、文章で丁寧に依頼します。

アレルギーや食事制限を正確に伝えるフレーズ

単なる好みではなく、健康上の理由や信条による制限がある場合は、理由を添えてはっきりと主張することが大切です。

「〜抜き」を伝える表現
Sin+野菜名+por favor

Sin cebolla, por favor.玉ねぎ抜きでお願いします

前置詞sinの後に抜きたい野菜名を続ける依頼表現

外食時のやり取りをもっと知りたいときは、レストラン・食事の注文のスペイン語会話フレーズを参考にしてください。

理解度チェック

Q1. スペインで一般的に使われる「じゃがいも」の単語はどれ?

  1. la papa
  2. la patata
  3. el camote
  4. el ananá
答えを見る

正解: B. la patata
中南米ではケチュア語由来の la papa と呼ばれますが、スペイン本国では la patata が標準的です。

Q2. 主にレンズ豆やひよこ豆などの豆類を指す単語はどれ?

  1. la verdura
  2. la hortaliza
  3. el vegetal
  4. la legumbre
答えを見る

正解: D. la legumbre
la legumbre はマメ科植物の実や種子を指し、日常会話では乾燥豆や煮込み料理を意味します。

Q3. 市場で「じゃがいもを1キロください」と頼む表現はどれ?

  1. Quisiera un kilo de patatas, por favor.
  2. Póngame medio kilo de tomates.
  3. Deme doscientos gramos de espinacas.
  4. Tres zanahorias, por favor.
答えを見る

正解: A. Quisiera un kilo de patatas, por favor.
本文では「Quisiera un kilo de patatas, por favor.」が「じゃがいもを1キロください」のフレーズとして紹介されています。

よくある質問

Q. じゃがいもはpatataとpapaのどちらを使うべき?
スペイン本国ではla patata、メキシコや南米などの中南米諸国ではla papaを使います。どちらを使っても意味は通じますが、滞在する地域に合わせると自然です。
Q. にんじんのスペイン語のつづりで注意すべき点は?
にんじんは女性名詞でla zanahoriaと書きます。発音しない無音の「h」が中央に含まれる点と、先頭が「z」で始まる点に綴り上の注意が必要です。
Q. パイナップルを指すpiñaとananáの違いは?
スペインやメキシコなど多くの地域では女性名詞のla piñaを使います。一方、アルゼンチンやウルグアイなどの南米南部では男性名詞のel ananáが一般的です。
Q. 市場で野菜を「1個」「ひと束」と数える言い方は?
単品で数えるときは「una unidad(1個)」や「una lechuga(レタス1玉)」と言い、パセリやネギなどの束は「un manojo de 〜(〜のひと束)」と表現します。
Q. スペイン語で「生野菜」や「温野菜」はどう言いますか?
生野菜はverduras crudas(ベルドゥーラス・クルーダス)、温野菜や茹で野菜はverduras cocidas(ベルドゥーラス・コシーダス)と言います。

2026年10月7日更新・モチタン辞典編集部

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