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中国語検定は中国語でなんという?直訳と通じる言い方
日本で実施されている中国語検定は、中国語で直訳すると中国语检定(zhōngguóyǔ jiǎndìng / ヂョンゴウィー ジエンディン)と言います。
ただし、この試験は日本独自の民間検定であるため、中国人ネイティブに単に名前を伝えるだけでは試験内容や難易度が伝わりません。相手に正確に理解してもらうには、世界標準規格であるHSK(汉语水平考试 / Hànyǔ Shuǐpíng Kǎoshì)を引き合いに出して説明するのが実務上の最適解です。
中国語検定の中国語直訳とピンイン
日本の中国語検定をそのまま漢字に置き換えた中国語訳は中国语检定(zhōngguóyǔ jiǎndìng)です。略称として中检(zhōngjiǎn)と呼ばれることもあります。
ただし、中国本土では「検定」という単語自体があまり一般的な試験用語ではありません。中国本土で言語能力を測る公的試験には考试(kǎoshì / 試験)という単語が広く使われます。そのため、直訳として単語を提示する際には次のような表記を用います。
- 正式な直訳名称:日本中国语检定(Rìběn zhōngguóyǔ jiǎndìng)
- 一般的な通称:中检(zhōngjiǎn)
- 説明的な表現:日本的中文能力考试(Rìběn de Zhōngwén nénglì kǎoshì / 日本の中国語能力試験)
台湾や香港などの繁体字圏では「檢定」という語彙が試験名として定着しているため、繁体字で中國語檢定(zhōngguóyǔ jiǎndìng)と表記すれば、文字面から「言語の能力判定試験である」と推測してもらえる可能性が高くなります。
中国本土向け
- 日本中国语检定(正式直訳)
- 中检(一般的な通称)
- 日本的中文能力考试(説明的)
台湾・香港向け
- 中國語檢定(繁体字表記)
地域や文脈に応じた中国語検定の表現一覧です。
ネイティブに「中国语检定」が通じない理由と説明フレーズ
中国本土のネイティブスピーカーに「我通过了中国语检定(私は中国語検定に合格しました)」と伝えても、多くの場合は「それはどんな試験ですか?」と聞き返されます。伝わりにくい主な理由は以下の2点です。
- 日本国内向けの地域限定試験であるため:中国語検定は一般財団法人日本中国語検定協会が主催する日本国内向けの検定であり、中国本土の教育機関や一般企業には認知されていません。
- 中国では「HSK」が圧倒的なデファクトスタンダードであるため:中国政府公認の世界共通基準試験であるHSK(汉语水平考试)が広く認知されているため、それ以外の中国語試験の存在があまり知られていません。
そのため、中国人の友人、語学教師、あるいは採用担当者に自分の実力を正確に伝えるには、「日本国内で広く認知されている中国語の試験である」という補足説明を加える必要があります。
中検の存在をネイティブに説明する中国語フレーズ
会話の中でスムーズに説明できるよう、以下の表現をそのまま使ってみてください。
- “中检”是日本国内规模最大的中文能力考试。
(“Zhōngjiǎn” shì Rìběn guónèi guīmó zuìdà de Zhōngwén nénglì kǎoshì. / 「中検」は日本国内で最大規模の中国語能力試験です。) - 它是日本专门面向母语为日语者的中文等级考试。
(Tā shì Rìběn zhuānmén miànxiàng mǔyǔ wéi Rìyǔ zhě de Zhōngwén děngjí kǎoshì. / これは日本で日本語母語話者向けに特化した中国語レベル試験です。) - 虽然在中国知名度不高,但在日本的企业招聘中非常被看重。
(Suīrán zài Zhōngguó zhīmíngdù bù gāo, dàn zài Rìběn de qǐyè zhāopìn zhōng fēicháng bèi kànzhòng. / 中国での知名度は高くありませんが、日本企業の採用では非常に重視されています。)
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中検の各級をHSKに換算して伝える対比表現
中国人との会話や面接で最も実用的なのは、「中検○級は、HSKでいうと約○級に相当します」と換算して伝える手法です。HSKの等級基準を提示することで、相手はあなたの実力を即座にイメージできます。
日本中国語検定協会が認定する等級区分は準4級、4級、3級、2級、準1級、1級の6段階です。中国語の会話や面接で使える対比フレーズをまとめました。
面接や会話で使える級の対比説明テンプレート
- 中检2级:
我通过了日本的中检2级,水平大概相当于HSK5级到6级之间。
(Wǒ tōngguò le Rìběn de Zhōngjiǎn èr jí, shuǐpíng dàgài xiāngdāng yú HSK wǔ jí dào liù jí zhījiān. / 私は日本の中検2級に合格しており、実力はおよそHSK5級から6級の間に相当します。) - 中检3级:
我拥有中检3级证书,难度大致相当于HSK4级左右。
(Wǒ yōngyǒu Zhōngjiǎn sān jí zhèngshū, nándù dàzhì xiāngdāng yú HSK sì jí zuǒyòu. / 私は中検3級の証書を持っており、難易度はおよそHSK4級程度に相当します。) - 中检4级:
我考过了中检4级,相当于掌握了HSK3级程度的基础知识。
(Wǒ kǎoguò le Zhōngjiǎn sì jí, xiāngdāng yú zhǎngwò le HSK sān jí chéngdù de jīchǔ zhīshi. / 私は中検4級に合格しており、HSK3級程度の実用基礎知識を習得した水準に相当します。) - 中检準1级・1级:
中检准1级和1级非常重视中日互译与准确度,难度超过了HSK6级。
(Zhōngjiǎn zhǔn-yī jí hé yī jí fēicháng zhòngshì Zhōng Rì hùyì yǔ zhǔnquèdù, nándù chāoguò le HSK liù jí. / 中検準1級と1級は日中・中日の相互翻訳力と正確性を極めて重視しており、難易度はHSK6級を超えています。)
中検の各級に対応するHSKレベルの目安です。
それぞれの試験構成や評価基準の詳しい相違点は、HSKと中検の違いを徹底比較で確認できます。
各級で求められる具体的な到達度については、中国語検定の級別レベルと目安を参考にしてみてください。
自己紹介や会話で使える合否・保有の実用例文
「○級を持っています」「○級に合格しました」「現在勉強中です」といった表現は、日常会話から就職活動の面接まで幅広く活用できます。状況に応じた自然な表現を身につけておきましょう。
1. 合格したことを伝える表現
- 上个月我考过了中检3级。
(Shàng gè yuè wǒ kǎoguò le Zhōngjiǎn sān jí. / 先月、中検3級に合格しました。)
※考过(kǎoguò)は「試験を受けて受かった」という日常会話で最も多用される表現です。 - 我顺利通过了中国语检定2级考试。
(Wǒ shùnlì tōngguò le zhōngguóyǔ jiǎndìng èr jí kǎoshì. / 中国語検定2級の試験に無事合格しました。)
※通过(tōngguò)は改まった場面や文章語に適した「通過する・合格する」の表現です。
2. 資格を保有していることを伝える表現
- 我有中检2级证书。
(Wǒ yǒu Zhōngjiǎn èr jí zhèngshū. / 私は中検2級の資格証書を持っています。) - 我已经取得了中检准1级资格。
(Wǒ yǐjīng qǔdé le Zhōngjiǎn zhǔn-yī jí zīgé. / 私はすでに中検準1級の資格を取得しました。)
3. 現在勉強中・次回受験することを伝える表現
- 我现在正在为了考中检2级而努力学习。
(Wǒ xiànzài zhèngzài wèile kǎo Zhōngjiǎn èr jí ér nǔlì xuéxí. / 私は現在、中検2級を受験するために熱心に勉強しています。) - 我打算今年报名参加中检3级的考试。
(Wǒ dǎsuàn jīnnián bàomíng cānjiā Zhōngjiǎn sān jí de kǎoshì. / 私は今年、中検3級の試験に申し込む予定です。)

面接や初対面の場面で使える表現を増やしたい方は、自己紹介の中国語会話フレーズをご覧ください。
履歴書・エントリーシートでの正式な書き方
中国企業、日系企業の中国法人、あるいは台湾企業などに提出する中国語の履歴書(简历 / jiǎnlì)の資格欄(资格证书 / zīgé zhèngshū)に記載する場合、相手のバックグラウンドに合わせて最適な表記を選ぶ必要があります。
提出先別の推奨記載フォーマット
- 日本国内の企業に中国語で提出する場合:
日本国内の採用担当者は中検の内容を熟知しているため、直訳表記で問題ありません。
記載例:日本中国语检定 2级 合格(2023年11月) - 中国現地の企業や中国人面接官に提出する場合:
中検の名称だけでは難易度が伝わらないため、注記としてHSK相当レベルを併記するのが実務的です。
記載例:日本中国语检定 2级(相当于HSK5-6级水平) - 台湾・香港企業に提出する場合:
繁体字を使用し、現地の用語習慣に合わせて記載します。
記載例:日本中國語檢定 2級 及格(相當於TOCFL高階級)
なお、中国の履歴書では「合格」のことを合格(hégé)と書くよりも、及格(jígé / 一定基準に達した)や通过(tōngguò / 試験をパスした)と書くか、単に級数と取得年月を並べて書くのが一般的です。
日本国内の企業
- 中検の知名度が高いため直訳でOK
- 例:日本中国语检定 2级 合格
中国現地の企業
- 難易度が伝わるようHSK相当を併記
- 例:日本中国语检定 2级(相当于HSK5-6级水平)
台湾・香港の企業
- 繁体字を使用し現地習慣に合わせる
- 例:日本中國語檢定 2級 及格(相當於TOCFL高階級)
提出先企業の地域や性質に応じた資格欄の書き方です。
主要な中国語試験の正式名称・ピンイン比較一覧表
中国語関連の代表的な試験について、日本での呼称、中国語正式名称、ピンイン、試験の特徴を一覧表で整理しました。学習目標の設定や履歴書の記載にご活用ください。
表は横にスクロールできます →
| 日本語名称 | 中国語正式名称 | ピンイン | 試験の主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 中国語検定(中検) | 日本中国语检定 | Rìběn zhōngguóyǔ jiǎndìng | 日本国内で高い権威。日本語との正確な相互翻訳・文法を重視 |
| HSK | 汉语水平考试 | Hànyǔ Shuǐpíng Kǎoshì | 中国政府公認の世界標準規格。中国留学や現地就職で必須 |
| TOCFL | 華語文能力測驗 | Huáyǔwén Nénglì Cèyàn | 台湾政府公認の能力試験。台湾留学や台湾現地就職で活用 |
| BCT | 商务汉语考试 | Shāngwù Hànyǔ Kǎoshì | 実務的なビジネス中国語の運用能力を測定する国際試験 |
| TECC | 中国语沟通能力测试 | zhōngguóyǔ gōutōng nénglì cèshì | 1000点満点のスコア制。日系企業でコミュニケーション力測定に採用 |
「検定」を表す中国語の類義語と使い分け
日本語の「検定」「試験」「テスト」に当たる中国語には複数の単語が存在し、それぞれニュアンスや使われる対象が異なります。文脈に合わせて適切に使い分けることが大切です。
1. 考试(kǎoshì)
中国語で「試験」全般を指す最も一般的で口頭でも頻繁に使われる単語です。学校の定期試験、国家資格試験、昇進試験など、合否や成績を決めるすべての試験に使用できます。中検やHSKについて話す際も、動詞考(kǎo)を伴って参加考试(cānjiā kǎoshì / 試験を受ける)のように表現します。
2. 测验(cèyàn)
理解度や心理状態、能力の一部分をチェックするための「小テスト」「適性検査」に近いニュアンスを持つ単語です。国家規模の大きな資格試験よりも、授業内で行う確認テストや知能検査などに多く用いられます。
3. 测试(cèshì)
性能、技術、あるいは個人の特定能力を客観的に数値化・測定するニュアンスを持ちます。語学試験の名称としては、TECC(中国语沟通能力测试)のように「合否ではなくスコア制で測定するテスト」によく割り当てられます。IT製品の動作テストなど技術用語としても日常的に使われます。
4. 检定(jiǎndìng)
中国本土の現代語において检定は、計量器や機械器具が法定基準を満たしているかを公的に検査・校正する意味で使われるのが大半です(例:计量检定)。人物の学力試験に対して「检定」と呼ぶのは、日本由来の用語、あるいは台湾の技能検定などに限られます。
試験全般を指す最も一般的な語。合否を決めるすべての試験に使用。
授業内の小テストや適性検査など、理解度や能力の一部を確認する語。
TECCのようにスコア制で能力や性能を客観的に数値化・測定する語。
中国本土では計量器の検査等に使用。学力試験に使うのは日本や台湾中心。
ニュアンスや使われる場面に応じた4つの単語の違いです。
試験・合否に関する中国語ボキャブラリー集
試験の申し込みから結果発表、面接での説明までに必要となる重要語彙をまとめました。発音記号(ピンイン)とともに確認しておきましょう。
表は横にスクロールできます →
| 中国語表記 | ピンイン | 日本語の意味 | 使用例・補足 |
|---|---|---|---|
| 报名 | bàomíng | 申し込む・出願する | 报名考试(試験に申し込む) |
| 准考证 | zhǔnkǎozhèng | 受験票 | 打印准考证(受験票を印刷する) |
| 考场 | kǎochǎng | 試験会場 | 进入考场(試験会場に入る) |
| 成绩 | chéngjì | 成績・点数・スコア | 查成绩(成績・合否結果を照会する) |
| 及格 | jígé | 合格する(及第する) | 刚好及格(ぎりぎり及第した) |
| 通过 | tōngguò | 合格する・パスする | 顺利通过(無事にパスした) |
| 落榜 | luòbǎng | 不合格になる(落ちる) | 考试落榜了(試験に落ちてしまった) |
| 证书 | zhèngshū | 証明書・合格証書 | 领取证书(合格証書を受け取る) |
| 满分 | mǎnfēn | 満点 | 考了满分(満点を取った) |
| 等级 | děngjí | 等級・レベル | 划分等级(等級を区分する) |
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理解度チェック
Q1. 中国本土で「中国语检定」が通じにくい理由は何ですか?
- 文法問題が一切出題されない試験だから
- 日本国内向けで、中国ではHSKが主流だから
- 繁体字圏でしか受験できない試験だから
- 合否ではなくスコア制のテストだから
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正解: B. 日本国内向けで、中国ではHSKが主流だから
中検は日本国内向けの検定であり、中国本土では世界共通基準のHSKが圧倒的に認知されているためです。
Q2. 日常会話で中検3級に合格したと伝える最も自然な表現は?
- 上个月我考过了中检3级。
- 上个月我落榜了中检3级。
- 上个月我报名了中检3级。
- 上个月我测试了中检3级。
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正解: A. 上个月我考过了中检3级。
「考过」は試験を受けて受かったことを表す日常会話で最も多用される表現です。落榜は不合格、报名は出願を意味します。
Q3. 中検2級の実力をHSKに換算して伝える適切な表現は?
- 相当于HSK1级水平
- 相当于HSK2级到3级之间
- 相当于HSK3级程度
- 水平大概相当于HSK5级到6级之间
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正解: D. 水平大概相当于HSK5级到6级之间
本文の対比説明テンプレートにおいて、中検2級は「およそHSK5級から6級の間に相当する」と説明されています。
よくある質問
- Q. 中国語検定の級は中国語でどう数えますか?
- 数字の後ろに「级(jí)」を付けます。準4級は「准4级(zhǔn sì jí)」、4級は「4级(sì jí)」、3級は「3级(sān jí)」、2級は「2级(èr jí)」、準1級は「准1级(zhǔn yī jí)」、1級は「1级(yī jí)」と表記・発音します。
- Q. 中国留学の出願に中検のスコアは使えますか?
- 原則として使えません。中国本土の大学や大学院への留学基準には、中国政府公認のHSK(汉语水平考试)のスコア提出が必須とされている場合がほとんどです。
- Q. 中国現地の日系企業採用で中検は評価されますか?
- 日本人駐在員が面接を行う日系企業であれば、中検2級以上は高い文法力や正確な日中翻訳力として大いに評価されます。ただし現地採用の中国人人事には伝わりにくいため、HSK相当レベルも併記するのが無難です。
- Q. 「中検」という略称は中国人に通じますか?
- 通じません。中国で「中检」というと、一般的には中国の検査・認証機関である「中国检验认证集团(CCIC)」などの略称を想起されることが多く、語学試験とは認識されません。
- Q. 「試験に合格した」は及格と通过のどちらが自然ですか?
- どちらも使われますが、「中検○級に受かった」という場合は「考过(kǎoguò)」や「通过(tōngguò)」が自然です。「及格(jígé)」は基準点(ボーダーライン)を超えたという意味合いが強く出ます。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部