「深淵」はフランス語で何と言う?
「深淵」に当たる最も一般的なフランス語は abîme です。底知れない割れ目や比喩的な奈落の底、破滅などを表します。一方、abyme は古風な綴りですが、現在では主に紋章学や、絵の中に同じ絵が入れ子になる「ミザナビーム」のような文学・芸術論の専門用語として使い分けられます。
使い分け
- abîme
物理的な底なしの深い穴や、絶望・破滅といった比喩的な危機を表す最も標準的な表現です。
Il s'est arrêté au bord de l'abîme.
彼は深淵の縁で立ち止まりました。
- abyme
意味は同じですが、主に紋章の中央部や入れ子構造を表す表現(ミザナビーム)など、特定の文脈で使われます。
Ce roman utilise le procédé de mise en abyme.
この小説は入れ子構造の手法を用いています。
よくある間違い
✕ un grand abîme profond
○ un abîme
abîme 自体に「計り知れない深さ」の意味が含まれるため、profond を重ねると重複表現になります。
「深淵」のよくある質問
Q. 「深淵をのぞく」の表現は?
Q. abîme の発音と性は?
abîme
意味
- 男性名詞 深淵
- 名 奈落
- 名 谷底
例文
コアイメージ
谷底や奈落を連想させる垂直の深さとそこに立つと越えられない隔たりを感じさせる像
関連語
使い方
類義語との違い
abîme: 谷底のように非常に深く底が見えない垂直の穴や谷で、そこに立つと越えられない隔たりを感じさせるもの。
gouffre: 非常に深くて狭い穴や谷で、底が見えないことが多いもの。
précipice: 急に切り立って落ちる崖の縁で、下に落ちると危険な場所。
gorge: 川が削ってできた深い狭い谷で、両側が切り立っていることが多い。
フランス語での定義
abîme (nom masculin) : gorge ou fossé très profond, réel ou figuré, évoquant une coupure nette entre deux niveaux
語源
ギリシャ語ἄβυσσος由来でラテン語abyssusを経由し古仏語abismeから現代仏語abîmeへと変化した
コラム
- abîmeはabîmer(傷つける)と綴りが似るが意味は異なり、書く場面では綴りと用法を区別する必要がある

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abyme
意味
- 男性名詞 深淵
- 名 奈落
- 名 底なしの穴
例文
コアイメージ
底が見えず果てしなく落ち込む縦穴
関連語
類義語との違い
abyme: 古い綴りの名詞で、底が見えず果てしなく落ち込む縦穴
gouffre: 口が大きく開いて底が見えない深い穴
abîme: 非常に深く底が見えない穴や裂け目
précipice: 急に切り立って下が深く落ち込んでいる崖の縁
trou: 物や地面にできた小さく浅い穴
フランス語での定義
Nom masculin ancien pour abîme ; désigne un gouffre ou une cavité très profonde, employé aussi au figuré pour une situation sans issue.
語源
古フランス語のabyme/abismeに由来し、ラテン語abyssus、さらにギリシャ語ἄβυσσος(底なし)にさかのぼる。
コラム
- 日常会話では古い綴りの「abyme」はほとんど使われず、深さを強調したい場面では現代綴りのabîmeやgouffreが用いられることが多い。