「農民」はフランス語で何と言う?
「農民」に当たる最も一般的なフランス語は paysan です。土地に根ざして農業を営む人を広く指し、歴史的な文脈から現代の小規模農家まで使われます。一方、laboureur は歴史的な語で、かつて牛馬と鋤(すき)を所有して自ら土地を耕作していた比較的裕福な農民を指し、時代背景によって使い分けます。
使い分け
- paysan
最も広く使われる語です。歴史的な農民層を指すほか、現代では工業的農業と対比させた伝統的・小規模な生産者を親しみを込めて呼ぶ際にも使われます。
Autrefois, la majorité de la population était composée de paysans.
かつて、人口の大半は農民で構成されていました。
- laboureur
主に旧体制下(アンシャン・レジーム)の歴史的文脈で使われます。農具や家畜を所有し、自ら耕作を行っていた自立した農民階層を指します。
Ce roman historique met en scène un laboureur du XVIIe siècle.
この歴史小説は17世紀の耕作農民を主人公にしています。
よくある間違い
✕ Il est agriculteur.(歴史の授業で中世の農民を指して)
○ Il était paysan.
agriculteur は現代の職業名「農業従事者」であり、中世などの歴史的な「農民」には paysan を使います。
✕ C'est un paysan.(田舎者を馬鹿にする意図がなく、職業を単に表す場面で侮蔑的に響くこと)
○ C'est un agriculteur.
paysan は文脈によって「田舎者・無教養な人」という蔑称になり得るため、現代の職業としては agriculteur が無難です。
「農民」のよくある質問
Q. 現代の「農家」はどう言いますか?
Q. 女性の農民は何と言いますか?
例文
コアイメージ
朝夕に畑で手を動かし、土地と日々の営みが直に結びつく小さな農作業者の姿
関連語
使い方
類義語との違い
paysan: 土地を耕して手作業で作物を育てる小規模な農作業者。
agriculteur: 農業を職業にして作物や畜産の生産や経営を行う人。
fermier: 自分の農場を経営して作物や家畜の世話をする人。
cultivateur: 土地を耕して作物の栽培に直接携わる人。
ouvrier agricole: 農場で雇われて日々の農作業をする労働者。
フランス語での定義
Personne qui cultive la terre ou vit en milieu rural, souvent liée à une exploitation agricole de petite taille.
語源
paysan は古フランス語 paisan に由来し、さらにラテン語 pagus(村や地方)から来て、もともとは「その地方の住民」を意味し、のちに土地を耕す人を指すようになった
コラム
- 会話では職業的な意味のほかに田舎らしい暮らしぶりや親しみ・軽蔑の含みで用いられることがあり、文脈で語感が変わる

ゲームで覚える・約 1 分
paysan をゲームで覚えよう
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例文
コアイメージ
犂やトラクターで畑の土を深く起こしている人の姿。
関連語
使い方
-
être laboureur
農民である
-
travailler comme laboureur
農民として働く
類義語との違い
laboureur: 犂やトラクターで畑の土を深く起こしている人。
agriculteur: 農業を職業とし、食用の作物を栽培する人。
paysan: 田畑や家畜の世話をして生活する小規模な農家の人。
fermier: 農場を経営して作物や家畜を育てる人。
cultivateur: 土地を耕して作物を育てる人。
フランス語での定義
Personne qui cultive la terre pour produire des récoltes, souvent en la labourant.
語源
laboureur は動詞 labourer(耕す)+動作主接尾辞 -eur に由来し、labourer はラテン語 laborare に遡る。
コラム
- 現代会話では agriculteur や paysan が多用され、laboureur は文学的・歴史的な響きを帯びやすい点に注意する。