「決して」はドイツ語で何と言う?

「決して」に当たる最も一般的なドイツ語は niemals です。時間的に「一度も〜ない」という意味から「決して〜ない」を表します。一方、事態や可能性を「絶対に・決して〜ない」と強く否定する場合は keinesfalls や keineswegs を用います。文脈や否定したい対象が時間か可能性かによって使い分けます。

使い分け

  • keineswegs

    「決して〜というわけではない」と、予想や主張を打ち消す控えめながら明確な否定です。文語的で改まった響きを持ちます。

    Das ist keineswegs einfach.

    それは決して簡単なことではありません。

  • niemals

    「いかなる時も〜ない」という強い時間的否定から転じ、「決して〜ない」を広く表します。口語から文章語まで幅広く使われます。

    Ich werde dich niemals vergessen.

    私はあなたのことを決して忘れません。

  • keinesfalls

    「いかなる場合も〜ない」という意味で、条件や可能性を強く排除します。禁止や強い拒絶の文面でよく用いられます。

    Sie dürfen das keinesfalls tun.

    あなたは決してそれをしてはいけません。

よくある間違い

  • ✕ Ich habe keinesfalls Zeit.

    ○ Ich habe gar keine Zeit.

    「全く時間がない」という単純な量や程度の全否定には、gar keine 等を使います。

  • ✕ Ich werde dich nie nicht vergessen.

    ○ Ich werde dich niemals vergessen.

    ドイツ語では英語と同様、否定語を重ねて強い否定を作ることは基本的にありません。

「決して」のよくある質問

Q. nie と niemals の違いは何ですか?
どちらも「決して〜ない」「一度も〜ない」を意味しますが、niemals の方がより強調された表現です。日常会話では nie が最も多用され、強い誓いや決意、改まった文章などでは niemals が好まれます。
Q. 単独で「決してダメ!」と言うには?
相手の提案を「とんでもない」「決してダメ」と強く拒否する際は、単独で「Auf keinen Fall!」と表現するのが極めて自然で一般的です。keinesfalls よりも口語で頻繁に使われます。

keineswegs

意味

keineswegsのイラスト

例文

Das ist keineswegs deine Schuld.

それは決してあなたのせいではない。

Das Verhalten ist keineswegs akzeptabel.

その行為は決して容認できない。

コアイメージ

全ての選択肢が消えて『決してそうではない』と断たれた状態

関連語

使い方

類義語との違い

keineswegs: どんな場合でも決してそうではないと強く否定する言い方
auf keinen Fall: どんな理由があっても絶対にそうしない・そうならないと断る表現
keinesfalls: 少しもその可能性を認めず決してそうでないと断言する言い方
niemals: 一度も起こらないことを表して決して〜ないという意味を示す言葉
überhaupt nicht: まったくその状態や事実が当てはまらないと否定する言い方

ドイツ語での定義

Verwendet, um auszudrücken, dass etwas keinesfalls zutrifft oder in keinster Weise der Fall ist.

語源

keineswegsは、keines(keinの変化形)と副詞的なwegsの結合で『どの道も〜ない』の意に由来する。

コラム

  • 否定の度合いが強く相手や場面によってはきつく聞こえるので、親しい相手にはもう少し柔らかい否定を選ぶと会話が円滑になる。

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niemals

意味

niemalsのイラスト

例文

Das haben wir niemals erwartet.

私たちはそれを決して予想していなかった。

Ich werde das niemals tun.

私はそれを決してしない。

コアイメージ

閉ざされた扉が一度も開かない光景

関連語

使い方

  • niemals wieder

    二度と〜ない

  • niemals mehr

    もう二度と〜ない

類義語との違い

niemals: 非常に強く否定して一度も起こらないことを表す
nie: 一度も起こらないことを表す
noch nie: これまでの間に一度も経験がないことを表す
nie wieder: 同じことがこれから二度と起きないことを表す

ドイツ語での定義

Zu keinem Zeitpunkt; in keiner Situation jemals; nicht ein einziges Mal.

語源

niemalsは、否定を表すnieと「回・機会」を表すMalの複合で、もともとnie einmal(一度もない)に相当した表現が短縮されて現在の形になり「決して/一度も」の意味を持つようになった。

コラム

  • 口語では強い否定を強調するためによく用いられ、友人同士の軽い会話では少し大げさに聞こえることがあるので場面に応じてnieに置き換えると使い勝手がよくなる。

keinesfalls

意味

  • 副 決してけっして
  • 副 断じて
keinesfallsのイラスト

例文

Das darfst du keinesfalls tun.

それは決してしてはいけない。

Risiken darf man keinesfalls unterschätzen.

リスクを決して過小評価してはならない。

コアイメージ

鍵のかかった門の前で後ずさりして入らない様子

関連語

使い方

類義語との違い

keinesfalls: 行ってはいけないときに強い否定を表す語
auf keinen Fall: どんな場合でも絶対にしてはいけないと強く否定する言い方
niemals: これまで一度も起きたことがないと断定的に否定する語
nie: 一度も起きないことを表す語
keineswegs: 完全にそうではないときっぱり否定する語

ドイツ語での定義

Adverb mit starker Verneinung, das etwas als völlig ausgeschlossen oder verboten kennzeichnet.

語源

keinesfallsは、古い表現の'keines Falls'('in keinem Fall')が短縮して副詞化した語である

コラム

  • 文中での位置で強調が変わるため、文頭に置くと否定が目立ち、語尾付近に置くとやや控えめに聞こえることを意識して使う

「決して」は英語では

「決して」を含むフレーズ

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