モチタン辞典 › 読みもの › 中国語 › 中国語「大家」の意味と使い方

大家の中国語の意味・発音と使い方

大家の中国語の意味・発音と使い方

中国語の大家(dàjiā / ダージャー)は、日本語の「みんな」「皆さん」を意味する代名詞です。日本語の「アパートの大家(おおや)」や「その道の大家(たいか)」とは意味が異なり、複数人を親しみやすく指す言葉として日常会話やスピーチで頻繁に使われます。

賃貸の家主を中国語で言いたい場合は房東(簡体字: 房东 / fángdōng)を用います。

大家の中国語の意味とピンイン

中国語の大家(dàjiā / ダージャー)は、その場にいる人々や世間一般の人々を指して「みんな」「皆さん」「全員」を表す代名詞です。親しい友人同士の会話から、大勢に向けた挨拶、ビジネスの会議まで幅広い場面で使われます。

発音表記(ピンイン)と声調は以下の通りです。

中国語の漢字には簡体字と繁体字がありますが、「大家」はどちらの字体でも同じ字形を用います。そのため、中国本土でも台湾でも全く同じ表記・同じ意味で通じます。

なお、古代中国語や文語表現においては、「名門の家柄」「大家族」「学問や技芸の巨匠」といった名詞の意味で大家が使われることもありました。しかし、現代の標準的な中国語会話において「大家」と単独で言った場合、ほぼ100パーセント代名詞の「みんな」「皆さん」を指します。

次の疑問「みんな」とまとめて呼ぶだけでなく、具体的な人数を伝えたいときは中国語の人数の数え方と表現を確かめておくと会話がスムーズになります。

日本語の大家(おおや・たいか)の中国語訳

日本語の漢字「大家」には「賃貸住宅の所有者(おおや)」と「専門分野で傑出した人物(たいか)」の2つの意味があります。どちらも中国語の大家(dàjiā / みんな)とは一致しないため、直訳すると意味が通じません。それぞれの正しい中国語表現を覚えて使い分けましょう。

アパート・マンションの大家(おおや)は「房東」

賃貸物件の所有者・貸主を意味する日本語の「大家さん」は、中国語で房東(簡体字: 房东 / fángdōng / ファンドン)と言います。

ちなみに、部屋を借りる側の「店子・借家人」は中国語で房客(fángkè / ファンカー)と呼びます。

学問や芸術の大家(たいか)は「大师」「专家」

特定の分野で卓越した業績を上げた人物を指す「大家(たいか)」を中国語で表す場合は、以下の語句を使うのが自然です。

例えば「書道の大家」と言いたい場合は、书法大师(shūfǎ dàshī)や书法名家(shūfǎ míngjiā)と表現します。

日本語「大家」の中国語訳
日本語の「大家」

賃貸住宅の所有者(おおや)

  • 房东(貸主・大家)
  • 房客(店子・借家人)

専門分野の傑出した人物(たいか)

  • 大师(巨匠・マスター)
  • 专家(専門家)
  • 名家(高名な専門家)

日本語の「大家」は意味に応じて中国語の単語を使い分ける必要があります。

定番の挨拶「大家好」と日常会話の例文

中国語を学ぶ際、最初期に出会う代表的なフレーズが大家好(dàjiā hǎo / 皆さんこんにちは)です。1対1の挨拶である你好(nǐ hǎo / こんにちは)に対し、2人以上の複数人に向けて挨拶するときは必ず「大家好」を用います。

ここでは、日常会話やSNS、連絡のやり取りでそのまま使える実用的な例文を紹介します。

「大家」を使った基本例文

中国語では、主語に大家を置く場合、述語の前に範囲を表す副詞都(dōu / すべて・みな)を呼応させて配置することが非常に多いという文法的な特徴があります。「みんな知っている」は「大家知道」でも通じますが、「大家都知道」とする方が自然な語順になります。

大家+都の基本文型
大家+都+知道

这件事情大家都知道。この件はみんなが知っています。

大家を主語に置く場合、述語の前に範囲を表す副詞「都」を呼応させます。

他の基本的な挨拶や言い回しも学びたいときは、中国語の日常会話フレーズを参考にしてください。

次の疑問大勢への挨拶の定番をもっと使いこなしたいなら、返答の仕方までわかるみなさんこんにちはの中国語表現を参考にしてみてください。

大家・所有人・每个人・各位の違いと使い分け

中国語には「みんな」や「全員」に似た意味を持つ単語が複数存在します。それぞれのニュアンスの違いと適切な使い分けを整理しました。

表は横にスクロールできます →

単語ピンイン主な意味ニュアンス・使われる場面
大家dàjiāみんな、皆さん最も口語的で親しみやすい表現。特定のグループや周囲の人々を大まかに指す。
所有人suǒyǒurén全員、すべての人客観的・論理的に「例外なく100%の人」を強調する表現。契約書や規約にも多い。
每个人měigèrén一人一人、誰もが集団の中の個々人に焦点を当て、「各人・各自」を際立たせる表現。
各位gèwèi皆様、各位改まった敬称。スピーチ、司会、ビジネスメール、公式発表などに適する。

友人同士の集まりで「みんな行こう!」と呼びかけるときは大家一起去吧(dàjiā yìqǐ qù ba)が適切です。ここで「所有人一起去吧」と言うと、まるで命令文や点呼のような硬い響きになります。

一方、「全員の署名が必要」という規約的な文面では、例外を許さない意味を込めて需要所有人的签名(xūyào suǒyǒurén de qiānmíng)が好まれます。

中国語「大家」の意味と使い方のイメージ

スピーチやビジネスで役立つ挨拶テンプレート

プレゼンテーション、司会進行、社内メッセージ、ビジネスメールの冒頭で聴衆や読者に呼びかける際の定番テンプレートをまとめました。場面のフォーマル度に合わせて選択してください。

自己紹介・プレゼンの冒頭

フォーマルなスピーチや式典(各位を活用)

改まった場では、大家の代わりに各位(gèwèi / 皆様)を用いるとより丁寧で引き締まった印象を与えられます。

チャットツールや社内連絡の書き出し

大勢の前で話す表現をさらに知りたい場合は、スピーチ・プレゼンの中国語会話フレーズも役立ちます。

カタカナ発音「ダージャー」を脱却するコツ

「大家」をカタカナ表記すると「ダージャー」となりますが、カタカナの平坦な調子でそのまま読むと中国語話者には聞き取ってもらえないことがあります。正確に通じさせるための重要なポイントは「声調の高低差」と「無気音の子音」です。

1. dà(第4声):上から下へ一気に落とす

前半の「dà」は第4声です。日本語の「カラスの鳴き声(カーッ)」や、上から下へ鋭く叩きつけるように強い息で「ダーッ」と音を急降下させます。日本語のダラダラとした平坦な「ダ」では第4声に聞こえません。

2. jiā(第1声):高く平らにまっすぐ伸ばす

後半の「jiā」は第1声です。音階の高めの位置を保ち、音を揺らさずに「ジャー」と長くまっすぐ発声します。「dà」で急降下したあと、すぐに高いトーンへ跳ね上げる高低の落差が特徴です。

3. 子音「d」は無気音で発音する

中国語の「d」は無気音(息を強く吐き出さない子音)です。英語の「d」のように喉を強く鳴らす濁音ではなく、日本語の「タ」に近い軽やかな響きになります。息を漏らさず、舌先を上の歯茎にしっかり密着させてから弾くように発音すると、ネイティブに近い自然な響きになります。

大家の発音3つの重要ポイント
📉dà(第4声)

上から下へ急降下させ強い息で鋭く落とす

➡️jiā(第1声)

音階の高めの位置を保ち揺らさず伸ばす

👅子音「d」

息を漏らさず舌先を上の歯茎に密着させ弾く

声調の急降下と高いキープ、無気音の意識で通じる発音になります。

声調や子音の基礎をしっかり身につけたいときは、中国語の発音のコツをあわせて確認してみましょう。

続けて読む

中国語の疑問をすべて見る「中国語」のまとめ

理解度チェック

Q1. 現代中国語会話で「大家」を単独で使う主な意味は?

  1. 賃貸物件の所有者
  2. 名門の家柄
  3. みんな・皆さん
  4. 学問や技芸の巨匠
答えを見る

正解: C. みんな・皆さん
現代の標準的な中国語会話で「大家」と単独で言った場合、代名詞の「みんな」「皆さん」を指します。

Q2. アパートやマンションの「大家さん」の中国語表現は?

  1. 房東
  2. 房客
  3. 大師
  4. 名家
答えを見る

正解: A. 房東
賃貸物件の所有者・貸主を意味する「大家さん」は中国語で「房東」と言います。「房客」は借りる側を指します。

Q3. 中国語「大家」のピンインと声調の組み合わせは?

  1. 第1声 + 第4声
  2. 第4声 + 第1声
  3. 第2声 + 第1声
  4. 第4声 + 第4声
答えを見る

正解: B. 第4声 + 第1声
「大家」の表記は dàjiā であり、声調は「dà(第4声)」+「jiā(第1声)」の組み合わせです。

モチベア中国語の単語をアプリで覚えるなら、単語アプリ「モチタン」単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す

よくある質問

Q. 中国語で「大家」はアパートの大家さんという意味になりますか?
いいえ、なりません。中国語の「大家(dàjiā)」は「みんな」「皆さん」を表す代名詞です。賃貸物件の大家さん(家主)を指したい場合は「房東(簡体字: 房东 / fángdōng)」を使います。
Q. 「大家」と「各位」はどのように使い分ければよいですか?
「大家(dàjiā)」は日常会話から一般的な会議まで幅広く使える親しみやすい表現です。「各位(gèwèi)」はより改まった丁寧な表現で、大勢の聴衆に向けた公式スピーチ、司会、ビジネスメールの冒頭の呼びかけなどに適しています。
Q. 台湾華語でも「大家」は同じ意味で通じますか?
はい、全く同じ意味で通じます。台湾華語(繁体字)でも「大家」と書き、発音も「dàjiā」、意味も「みんな」「皆さん」です。賃貸の家主を「房東」と呼ぶ点も共通しています。
Q. 「大家好」はどんな場面で使える挨拶ですか?
2人以上の複数人に対して挨拶する場面全般で使えます。友人同士の集まりの第一声、教室に入ったときの挨拶、オンライン会議の開始時、SNSの投稿の冒頭など、極めて汎用性の高い表現です。
Q. ビジネスメールの宛名に「大家」を使っても失礼ではありませんか?
社内の親しい同僚やチーム宛てであれば「大家好」でも問題ありません。ただし、社外の顧客、取引先、役職者を含む連絡では、より敬意を示す「各位」「各位领导」や「各位同事」を使うのが一般的です。

2026年9月28日更新・モチタン辞典編集部