徳
意味
- 名 徳
例文
コアイメージ
内心の善が行動となって現れる一貫した様子
関連語
使い方
類義語との違い
德: 内心の善が行動として現れる一貫した様子を表す
道德: 社会や集団が正しいと認める行為や価値観の基準を表す
品德: 個人の性格や行動に現れる道徳的な良さを表す
德行: 日常の言動で示される具体的な善い行いや品格を表す
美德: 尊ばれる良い性質や行いとしての道徳的な長所を表す
中国語での定義
語源
「德」は左の彳が行為・歩みを示し、右側は「直」と下の「心」が組み合わさって成り、正しい心持ちが行動に表れることを表す会意兼形声の字で、そこから内心の良さとそれに伴う行為という意味になった
コラム
- 「德」はやや書きことば寄りで、日常会話では単独よりも「道德」「品德」「德行」などの複合語で聞くことが多く、褒め言葉としては「他很有德行」「有道德」などの表現が自然
「徳」は中国語で何と言う?
日本語の「徳」は、中国語でもそのまま「德 (dé)」と言います。道徳や人徳、恩恵といった抽象的な美徳全般を指し、単独で用いられるほか、複合語を作ることが多いです。「道徳」なら「道德」、「徳が高い」なら「有德」のように、文脈や慣用表現に合わせて使い分けます。
使い分け
- 德
道徳心や品性、人徳を表す基本的な語です。書き言葉を中心に、人の徳行や高潔な人格を指す際に広く使われます。
做人要有德,不能做违心之事。
人として徳を持たねばならず、良心に背くことをしてはいけません。
よくある間違い
✕ 积德 (jīdé) を日常の良い行い(親切など)全般に軽く使う
○ 做好事 (zuò hǎoshì)
「积德」は宗教的な功徳を積むニュアンスが強く、日常会話の善行には「做好事」が自然です。
「徳」のよくある質問
Q. 「徳が高い人」はどう表現しますか?
「有德之人」や「德高望重(人徳が高く名望がある)」という成語をよく用います。人の品格や徳性を称賛する際の定番表現で、目上の人や敬意を払うべき相手に対して書き言葉やスピーチなどで使われます。
Q. 「得をする」の「得」とは違いますか?
全く異なります。「得をする」の「得 (dé)」は利益を得る意味ですが、「徳 (德)」は道徳や人徳を表します。発音は同じ dé ですが、意味や漢字のつくり(行にんと心)が異なるため混同に注意しましょう。
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