「それ」はフランス語で何と言う?
「それ」を表す最も一般的なフランス語は cela(口語では ça)です。文脈全体の事柄や漠然とした対象を指すときに広く使われます。一方、celui は前に出た特定の名詞を指し、「(先ほど言った)それ」と代名するときに使います。指したいものが「内容や状況」か「特定の名詞」かで使い分けます。
使い分け
- cela
中性の指示代名詞で、物事や相手の発言全体を指して「それ」と言いたいときに使います。会話では ça に短縮されます。
Cela dépend de la situation.
それは状況によります。
- celui
前に登場した特定の男性単数名詞を指して「その物・それ」を表します。単独ではなく関係代名詞や修飾語を伴うのが基本です。
Quel livre veux-tu ? — Je veux celui sur la table.
どの本が欲しいですか? — 机の上のそれが欲しいです。
よくある間違い
✕ Je veux celui.
○ Je veux celui-ci. / Je veux cela.
celui は単独では使えず、修飾語を伴うか celui-ci などの形にします。
「それ」のよくある質問
Q. cela と ça の違いは何ですか?
Q. celui は女性名詞にも使えますか?
cela
意味
- 代名詞 それ
- 代名詞 あれ
例文
コアイメージ
前に述べた考えや文全体を指す『それ』
関連語
使い方
類義語との違い
cela: 前に述べた考えや文全体を指して「それ」を表す、やや書き言葉や丁寧な場面で好まれる語。
ça: くだけた会話でよく使われ、前に述べた出来事や事柄を「それ」と表す語。
ce: 文中で事柄を示すときに用い、'c'est' のような形で「それ」を表す語。
celui: 特定の人や物を選んで示すときに使い「その人・そのもの」を表す語。
フランス語での定義
Pronom démonstratif neutre qui renvoie à une idée, une phrase ou un fait précédemment exprimé.
語源
古フランス語では ce と la が結びついて cela の形となり、その起源はラテン語の指示語にさかのぼるため、文や事柄全体を指す働きが語に残っている。
コラム
- 口語では 'ça' が圧倒的に多く使われ、'cela' はやや書き言葉や丁寧な場面で好まれる点に注意する。

ゲームで覚える・約 1 分
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celui
意味
- 代名詞 それ
- 代名詞 その人
- 代名詞 あれ
例文
Prends celui.
それを取って。
Choisis celui-ci.
これにする
コアイメージ
会話の流れで既に特定されている男性または男性形のものを単独で示す場面
関連語
使い方
類義語との違い
celui: 会話中に既に特定された男性や男性形のものを示す代名詞
celle: 会話で既に特定された女性名詞や女性形のものを指す代名詞
celui-ci: 話者の近くにある対象の男性名詞や男性形のものを指す代名詞
celui-là: 話者から離れている対象の男性名詞や男性形のものを指す代名詞
フランス語での定義
Pronom démonstratif servant à désigner une personne ou une chose précise de genre masculin au singulier, fréquemment employé avec des marqueurs de proximité ou des propositions relatives.
語源
語形は指示語 ce と古い代名詞 lui の結合に由来し、両要素はそれぞれラテン語の ecce と ille/illum に源を持ち、時代を経て一語の代名詞として機能するようになった
コラム
- 口語ではあいまいさを避けるために 'celui-ci'/'celui-là' や関係節で補足説明を加えたり、指差しや再確認で対象をはっきりさせることが普通である