「物」はドイツ語で何と言う?

「物」を意味する最も一般的なドイツ語は Sache と Ding です。日常会話では身の回りの品や事柄全般を幅広く指す Sache や、具体的な物体を大まかに指す Ding がよく使われます。一方、Gegenstand は物理的な「物体・物品」を指す、やや改まった客観的な表現です。

使い分け

  • Sache

    日常会話で最も多用される語です。具体的な持ち物や衣服のほか、抽象的な「事柄・用事」の意味でも広く使われます。

    Ich packe meine Sachen ein.

    私は自分の荷物をまとめています。

  • Ding

    目に見える具体的な物体を大まかに指す表現です。名前がとっさに出ない物や、漠然とした物事を指す際によく使われます。

    Was ist das für ein Ding?

    これはどういう物ですか?

  • Gegenstand

    形のある個々の物体や対象物を指す、硬めの表現です。公的な文書やニュース、学術的な場面でよく用いられます。

    Im Raum liegen spitze Gegenstände.

    部屋に尖った物が落ちています。

よくある間違い

  • ✕ Ich habe viele Dinge zu erledigen.(用事を片付ける意図で)

    ○ Ich habe viele Sachen zu erledigen.

    「やるべき事・用件」という意味では Ding よりも Sache を使うのが自然です。

「物」のよくある質問

Q. Sache と Ding の違いは何ですか?
どちらも「物」ですが、Sache は「事柄・用件・私物」など幅広い文脈で使われます。一方、Ding は主に目に見える具体的な「物」や、名前が分からない物体を指す傾向があります。
Q. 忘れ物の「物」は何と言いますか?
落とし物や忘れ物は「置き忘れられた物」という意味で、よく複数学の形で Fundsachen や verlorene Gegenstände と表現されます。公的な案内などでは Gegenstand も好まれます。

Sache

意味

Sacheのイラスト

例文

Ich habe viele Sachen im Rucksack.

私はリュックにたくさんの物を入れている。

Wir müssen diese Sache noch klären.

この件はまだはっきりさせる必要がある。

コアイメージ

机の上の雑多な物とそれに伴う小さな問題が一緒に置かれている光景

関連語

使い方

類義語との違い

Sache: 議論や処理の対象になる事柄や問題を指す語
Angelegenheit: 扱うべき事柄や用件を指す語
Thema: 話の中心になる題目や論点を指す語
Problem: 解決や対処が必要な困難や不都合を指す語
Fall: ある具体的な事例や場合を指す語

ドイツ語での定義

Neutrales Wort für Dinge und für Angelegenheiten oder Probleme, häufig in Alltag und Gespräch verwendet.

語源

Sacheは、古ゲルマン語*saka-を起源に中高ドイツ語を経て『事柄』を意味し、次第に『物』や『用事』にも用いられるようになった。

コラム

  • 『Das ist eine andere Sache』のように論点を切り替える表現で頻出する点を覚えると会話での理解が速くなる。

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Sache をゲームで覚えよう

5 語のクエスト・4択・イラスト・穴埋め

Ding

意味

  • 中性名詞 物もの
  • 名 こと
  • 名 品物
Dingのイラスト

例文

Ich habe ein Ding gekauft.

私はある物を買った。

Ich finde das Ding nicht.

その物が見つかりません。

コアイメージ

扱われたり示されたりする具体物や話題の対象

使い方

類義語との違い

Ding: 種類や名前を言わずに示したり触れたりする不特定の物や話題の対象を表す語
Sache: 目に見える物や品物を指す日常語
Zeug: 口語でいろいろな物や一式をざっくり指す語
Gegenstand: 手に取れる形のある物や品物を指す語

ドイツ語での定義

Ein allgemeiner Begriff für einen konkreten Gegenstand oder eine abstrakte Angelegenheit; kann als Objekt oder Thema gemeint sein.

語源

Dingは、古高ドイツ語 ding に由来し、さらにゲルマン祖語 *þingą(もとは集会で扱われる事柄)にさかのぼり、そこから『扱われる事柄』という意味が拡張して物やことを指すようになった

コラム

  • 口語では名詞が特定できないときや不特定の物をぼかすのに『Ding』がよく使われ、慣用句の『kein Ding』は『問題ない』の意味で用いられる

Gegenstand

意味

  • 男性名詞 物もの
  • 名 物体
  • 名 品物
  • 名 対象
Gegenstandのイラスト

例文

Ich lege den Gegenstand auf den Tisch.

私はその物をテーブルの上に置きます。

Ich habe einen kleinen Gegenstand in meiner Tasche gefunden.

私はバッグの中で小さな物を見つけました。

コアイメージ

個別に識別できる物体や、扱われる対象

関連語

使い方

  • kleiner Gegenstand

    小さな物

  • wertvoller Gegenstand

    価値のある物

類義語との違い

Gegenstand: 個別に識別できる具体的な物体や持ち物
Ding: 日常会話で名前がわからないものをざっくり指す具体的な物
Sache: 人が扱ったり議論したりする物事や対象を指す語
Thema: 議論や作文で扱う話題や題材

ドイツ語での定義

Etwas, das als einzelner Gegenstand erkennbar ist; neben dem konkreten Objekt auch der Gegenstand einer Untersuchung oder Diskussion.

語源

Gegenstandは、gegen(向かい合うを示す語)と Stand(立っている状態を表す語)の複合で、昔は『向かいに立つもの』を指し、やがて物理的な物体や論点を指す語になった。

コラム

  • 紛失物の文脈や学術的な説明ではGegenstandと聞けば物か議題かのどちらかを示すことが多いので、前後の文脈で具体性の有無を判断すると会話で混乱しにくい。

「物」は英語では

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