モチタン辞典 › 読みもの › 韓国語 › 韓国語の金額・お金の数え方

韓国語のお金の数え方!数字・単位・発音変化を詳しく解説

韓国語のお金の数え方!数字・単位・発音変化を詳しく解説

韓国語でお金を数えるときは、通貨単位の원(ウォン/記号:₩)に「漢数詞(일・이・삼…)」を組み合わせます。「하나・둘・셋…」の固有数詞は使わない点が最大の原則です。

また、10,000ウォンを「マノン」、100ウォンを「ペグォン」と発音するように、単位直前のパッチムと母音「워」が結びつく「連音化」の法則を理解することが、正確な発音とリスニングへの一番の近道です。

韓国語のお金の数え方における3つの基本原則

韓国語の金額を正しく表現するためには、最初に覚えておくべき3つの大原則があります。この原則を理解しておけば、桁数が増えても迷わずに金額を読んだり話したりできるようになります。

原則1:通貨単位は「원(ウォン)」、記号は「₩」

韓国の法定通貨単位は원(ウォン)です。国際通貨記号はアルファベットのWに横線が2本入った「₩」を用います。日本語の「円」に相当する言葉ですが、ハングル表記では常に원と書きます。

原則2:金額の計算には「漢数詞」を使う

韓国語の数字には、中国由来の「漢数詞」と、韓国固有の「固有数詞」の2種類があります。お金を数えるときは、例外なく漢数詞(일, 이, 삼, 사...)を使用します。個数を数えるときに使う固有数詞(하나, 둘, 셋...)はお金には使いません。

表は横にスクロールできます →

数字ハングル読み方数字ハングル読み方
1일イル6육ユク
2이イ7칠チル
3삼サム8팔パル
4사サ9구ク
5오オ10십シプ

10を超える大きな桁の漢数詞も日本語と構造が同じです。100は백(ペク)、1,000は천(チョン)、10,000は만(マン)、100,000,000(1億)は억(オク)となります。

原則3:100・1,000・10,000の「1」は発音しない

日本語で「100円」を「いちひゃくえん」と言わず「ひゃくえん」と言うのと同様に、韓国語でも100、1,000、10,000の先頭につく「1(일)」は発音しません。

ただし、110,000ウォンのように十万の位に1が立つ場合は、십일만원(シビルマノン)のように「1」を明示して読みます。

お金を数える3つの大原則
🪙通貨単位は원

法定通貨単位は원(ウォン)で記号は₩。ハングル表記は常に원と書く。

🔢計算は漢数詞

お金を数える時は例外なく漢数詞(일, 이, 삼…)を使用する。

🗣️百・千・万の1は略

100・1,000・10,000の先頭につく「1(일)」は発音しない。

韓国語でお金を数える際に基本となる3つのルールです。

硬貨・紙幣の読み方早見表とリアル発音

韓国で現在流通している硬貨4種類と紙幣4種類の金額、ハングル表記、標準的なカタカナ表記、そしてネイティブが発音した際の「実際の聞こえ方(リアル発音)」を一覧表にまとめました。

表は横にスクロールできます →

通貨額面ハングル表記カタカナ表記実際の聞こえ方
硬貨10ウォン십원シプウォンシボン
硬貨50ウォン오십원オシプウォンオシボン
硬貨100ウォン백원ペクウォンペグォン
硬貨500ウォン오백원オベクウォンオベグォン
紙幣1,000ウォン천원チョンウォンチョンウォン
紙幣5,000ウォン오천원オチョンウォンオチョンウォン
紙幣10,000ウォン만원マンウォンマノン
紙幣50,000ウォン오만원オマンウォンオマノン

旅行中に最も頻繁に手にするのは1,000ウォン札、5,000ウォン札、10,000ウォン札、50,000ウォン札の4種類です。自販機やマートでは100ウォン硬貨や500ウォン硬貨もよく使われますが、10ウォンや50ウォン硬貨は流通量が減っており、端数は切り捨てやカード決済になる場面が増えています。

硬貨や紙幣以外の語彙も押さえたいときは、お金の韓国語単語を参考にしてください。

次の疑問お金の単位だけでなくレジ袋やおつりなどの関連単語も知りたい方は、お金・買い物に関する韓国語の単語一覧を参考にしてみてください。

なぜ「マノン」に?金額の発音変化(連音化)ルール

テキストで「만원」と書かれているのに、レジの店員が「マノン」と言っているように聞こえる理由は、韓国語特有の音変化である연음화(連音化:パッチムの後に母音が続くと、パッチムの音が後ろの母音の位置に移動して発音される現象)が起きるためです。

10,000ウォンが「マノン」になる仕組み

만(マン)には「ㄴ(n)」のパッチムがあります。その直後に続く원(ウォン)は母音「워(wo)」で始まるため、パッチムの「ㄴ」が後ろの母音へと引っ張られ、表記上は만원ですが、実際の発音記号では[마논]となります。日本語のカタカナで表すと「マノン」と1つの単語のように滑らかに発音されます。

硬貨で起きる連音化(10ウォン・100ウォン)

連音化は紙幣だけでなく、硬貨の単位でも生じます。

千の位(천원)だけ連音化が目立たない理由

1,000ウォンを表す천원(チョンウォン)は、천のパッチム「ㄴ」と원が合わさりますが、発音記号上は[처논]に近い音になりつつも、日本語話者の耳には「チョンウォン」と自然に認識されやすい傾向があります。しかしネイティブは「チョノン」に近い感覚で滑らかに発音しています。

この連音化のルールを耳で覚えておかないと、レジで「シボン(10ウォン)」「ペグォン(100ウォン)」「マノン(10,000ウォン)」と言われたときに、数字を言われていること自体に気づけなくなってしまうため注意が必要です。

金額以外の読み上げでも迷わないよう、韓国語の数字の発音変化ルールも確認しておきましょう。

端数・大きな桁が混ざった金額の組み立て手順

韓国語の位取りは日本語と完全に一致しています。千、万、億の単位の区切り方が日本語と同じ4桁ごと(万進法)であるため、日本語の感覚をそのままハングルに置き換えるだけで大きな金額を正確に組み立てられます。

金額を組み立てる基本ステップ

  1. 数字を日本語で声に出して読んでみる(例:35,000 →「さんまん・ごせん」)
  2. それぞれの桁を漢数詞にそのまま置き換える(さんまん → 삼만、ごせん → 오천)
  3. 最後に通貨単位の원を付け、連音化させて発音する(삼만오천원 → [サンマノチョノン])

旅行でよく見かける具体的な金額の例

表は横にスクロールできます →

金額(₩)ハングル表記発音記号カタカナ読み
₩3,500삼천오백원[삼처노배권]サムチョノペグォン
₩8,900팔천구백원[팔천구배권]パルチョングペグォン
₩15,000만오천원[마노천원]マノチョンウォン
₩35,000삼만오천원[삼마노천원]サンマノチョノン
₩78,000칠만팔천원[칠만팔천원]チルマンパルチョノン
₩128,000십이만팔천원[시비만팔천원]シビマンパルチョノン
₩450,000사십오만원[사시보마논]サシボマノン

例えば15,000ウォンの場合、10,000の「1」は読まないため일만오천원ではなく만오천원(マノチョンウォン)となります。ここでも만と오が連音化して「マノ」と発音される点に注目してください。

金額組み立ての3ステップ
1日本語で読む

数字を声に出して読む(例:35,000→「さんまん・ごせん」)

2漢数詞に置換

各桁を漢数詞にそのまま置き換える(삼만・오천)

3원を付け発音

末尾に원を付け、連音化させて発音(삼만오천원)

日本語の位取りと同じ感覚でハングルに置き換えて組み立てます。

韓国語の金額・お金の数え方のイメージ

買い物・レジでそのまま使える実践フレーズ

韓国の市場、コンビニ、カフェ、タクシーなどの現場で、お金のやり取りをする際にそのまま使える実践的な会話フレーズを紹介します。

値段を尋ねる・確認するフレーズ

支払いや会計のフレーズ

シチュエーション別の短い対話例

【カフェにて】
客:아이스 아메리카노 한 잔 주세요. 얼마예요?(アイスアメリカーノを1杯ください。いくらですか?)
店員:사천오백원입니다.(4,500ウォンです=サチョノペグォニムニダ)
客:카드로 결제할게요.(カードで決済します=カドゥロ キョルチェハルケヨ)

【市場(屋台)にて】
客:이 떡볶이 1인분 얼마예요?(このトッポッキ1人前いくらですか?)
店主:삼천원이에요.(3,000ウォンですよ=サムチョノニエヨ)
客:여기 만원이요.(ここ、10,000ウォンです=ヨギ マノニヨ)
店主:네, 거스름돈 칠천원입니다.(はい、おつり7,000ウォンです=ネ、コスルムトン チルチョノニムニダ)

次の疑問会計時のやり取りに慣れたら、日常会話でも役立つお金に関する韓国語表現まとめでさらに語彙を広げてみましょう。

金額の聞き取りと日本円換算を素早く行うコツ

韓国でお金を払う場面でパニックにならないために、旅行者が知っておくべき「金銭感覚の換算術」「現場ならではの省略表現」「聞き取れなかったときの対処法」を解説します。

日本円への換算は「ゼロを1つ取る」感覚を持つ

為替レートによって変動しますが、旅行中の概算としては「韓国ウォンの金額からゼロを1つ消すと、おおよその日本円になる」と覚えておくと便利です。

桁数が日本円より1つ多いため、一瞬「高すぎる」と錯覚しがちですが、末尾の「0」を指で隠すイメージを持つと落ち着いて価値を把握できます。

街中で頻出する「数字の省略表現」に慣れる

現地のカフェや個人商店では、数字や単位を省略する独特の言い回しや表記がよく使われます。

聞き取りは「マン(万)」と「チョン(千)」だけに集中する

早口の韓国語で金額を言われたときは、全部を聞き取ろうとせず、アンカーとなる「만(マン)」と「천(チョン)」の直前にある数字だけをキャッチしてください。「이만... 삼천원」と聞こえたら、「2万と3千(23,000ウォン)」と即座に判断できます。

聞き取れなかった時の鉄板フレーズ

どうしても聞き取れなかった場合は、無理に推測せず以下のフレーズを堂々と使いましょう。

金額の換算と聞き取りのコツ
💡ゼロを1つ取る

ウォンから0を消すとおおよその日本円になる(1,000₩≒約100円)。

☕単位省略に慣れる

「오천요(5千です)」やメニューの「4.5(4,500₩)」などの表現。

👂万と千だけに集中

早口の時は「만(マン)」と「천(チョン)」の前の数字だけを聞き取る。

📝聞き取れない時

「もう一度言って」「ここに書いて」「電卓に打って」と頼む。

旅行中の支払いトラブルを防ぐための実践的な4つの知恵です。

続けて読む

韓国語の疑問をすべて見る

理解度チェック

Q1. 韓国語でお金を数えるとき、数字に関して正しい原則はどれ?

  1. 例外なく漢数詞を使用する
  2. 原則として固有数詞を使用する
  3. 金額の大きさによって数詞を使い分ける
  4. 100や1,000の先頭の「1」を必ず発音する
答えを見る

正解: A. 例外なく漢数詞を使用する
お金を数えるときは例外なく漢数詞(일, 이...)を使い、個数に使う固有数詞は使いません。また、100や1,000の先頭の「1」は発音しません。

Q2. 「10,000ウォン」の実際の発音として最も適切なものは?

  1. イルマノン
  2. マノン
  3. マンウォン
  4. イルチョンウォン
答えを見る

正解: B. マノン
10,000の「1」は発音せず、만원のパッチム「ㄴ」と続く母音が連音化するため、実際の発音は「マノン」となります。

Q3. 現地のカフェなどのメニューで「4.5」と書かれていた場合、いくらを意味する?

  1. 45ウォン
  2. 450ウォン
  3. 4,500ウォン
  4. 45,000ウォン
答えを見る

正解: C. 4,500ウォン
看板などの小数点表記は千ウォン単位を意味するため、「4.5」は4,500ウォンを表します。

モチベア韓国語の単語をアプリで覚えるなら、単語アプリ「モチタン」単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す

よくある質問

Q. 韓国語でお金を数える時は固有数詞を使いますか?
いいえ、使いません。お金の計算には漢数詞(일, 이, 삼, 사...)のみを使用します。「하나, 둘, 셋」などの固有数詞はリンゴや人を数える「個数」に用いるもので、金額には一切使いません。
Q. 10,000ウォンは「イルマノン」と言ってはいけませんか?
間違いとまでは言えませんが、通常の会話では不自然です。日本語で1万円を「いちまんえん」と言うのとは異なり、韓国語では100、1,000、10,000の先頭の「1」を発音せず「만원(マノン)」と表現するのが自然なルールです。
Q. 韓国のカフェで「5.0」と書かれているのはいくらですか?
5,000ウォン(約500円)を意味します。韓国のカフェや飲食店では、下3桁の「000」を省略して「k(キロ)」の代わりに小数点で表すメニュー表記が広く定着しています。
Q. 韓国の屋台やタクシーではクレジットカードは使えますか?
タクシーや大半の店舗でカード決済が可能です。ただし、伝統市場の屋台や一部の小規模店では現金支払いや口座振込のみ対応している場合があるため、10,000ウォン札や5,000ウォン札の現金を数枚持っておくと安心です。
Q. 「いくらですか」の韓国語の使い分けを教えてください。
最も標準的で丁寧な表現は「얼마예요?(オルマエヨ?)」です。より丁寧にかしこまった言い方をしたい場合は「얼마입니까?(オルマイムニッカ?)」を使いますが、通常の旅行や買い物では「얼마예요?」で十分自然に通じます。

2026年10月2日更新・モチタン辞典編集部