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「すみません」はドイツ語で何と言う?
言い方9通りと場面別の使い分け
ドイツ語で最も無難な「すみません」は Entschuldigung です。ただし、日本語の「すみません」と完全に1対1で対応する単語はドイツ語には存在しません。
謝罪なのか、人を呼び止めるのか、感謝の気持ちなのかによって使う表現が大きく変わります。文脈に合った自然なフレーズを選べるよう、代表的な9つの表現を場面別に確認していきましょう。
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「すみません」のドイツ語の言い方(9通り)
- 01Entschuldige bitte.
カジュアル|親しい相手に
ふつう|軽い謝罪|すみません
老若男女問わず、日常の幅広い場面で使える最も標準的な一言です。軽く肩が触れたときの謝罪やすれ違いの合図など、とっさに口から出る便利な表現として重宝します。
丁寧|店員に呼ぶ|すみません
レストランや店舗で店員を呼び止めるときに適した丁寧な表現です。語尾に bitte を添えることで当たりが柔らかくなり、礼儀正しい印象を与えられます。
丁寧|通行人に呼ぶ|すみません
街中で見知らぬ通行人に声をかける際の定番フレーズです。Sie を使うため初対面の大人に対して失礼にならず、道を尋ねる前置きなどにもそのまま活用できます。
ふつう|言い直し|すみません、私が言いたかったのは〜です。
会話中に言葉を間違えたり誤解を与えたりした際に、自分の発言を訂正するための表現です。「すみません、私が言いたかったのは〜です」とスムーズに話を軌道修正できます。
丁寧|会議で割込む|すみません、少しお話をさえぎってもよろしいですか?
会議や打ち合わせの最中に、進行を遮って発言したい場面で用いる丁寧な一言です。一方的に割り込むのではなく、許可を求める形をとるためビジネスでも好印象を与えます。
丁寧|道を尋ねる|すみません、〜はどこにありますか?
街角で道案内を頼むときに重宝するフレーズです。冒頭で丁寧に呼び止めた後、場所を知っているか尋ねる構成になっており、唐突感を抱かせずにスムーズに質問できます。
丁寧|聞き返す|すみません、〜をもう一度繰り返していただけますか?
相手のドイツ語が聞き取れず、もう一度言ってほしいときに使う丁寧な表現です。接続法第2式の könnten を用いることで、敬意を込めて依頼できます。
丁寧|混雑で通る|すみません、通らせてください!
混雑した電車内や通路で、人をかき分けて降車・通過したいときに使います。丁寧さを保ちつつも、通る必要があるという緊急の意図を端的に伝えられます。
場面別の使い分け
| 場面 | おすすめの言い方 | ひとこと |
|---|---|---|
| 友人への軽い謝罪 | Entschuldige bitte. | du で呼ぶ相手にのみ使用 |
| 通行人への呼びかけ | Entschuldigen Sie. | 見知らぬ大人全般に使える |
| 店員を呼ぶとき | Entschuldigen Sie bitte. | bitte を添えて礼儀正しく |
| 道を尋ねるとき | Entschuldigen Sie, wissen Sie, wo ~ ist? | 呼び止めから質問へ自然に接続 |
| 電車等で降車時 | Entschuldigen Sie, ich muss durch! | 通る意思を明確に伝える |
| 誤言の訂正 | Entschuldigung, ich meinte ~. | 会話の軌道修正に便利 |
ドイツ語では、相手との関係性(du なのか Sie なのか)と、謝罪なのか呼び止めなのかという目的を明確に区別することが大切です。迷った際は名詞形の Entschuldigung を単体で用いるか、初対面の大人には敬称の Entschuldigen Sie を選ぶと間違いがありません。
直訳が通じない理由・よくある間違い
日本語の「すみません」は謝罪・感謝・呼びかけの全てを兼ねますが、ドイツ語の entschuldigen は「許す」という動詞に由来するため、主に謝罪や呼びかけに限られます。
- 感謝の意味で使ってしまう:物を拾ってもらった際などに Entschuldigung と言うと不自然です。素直に Danke を使いましょう。
- 過剰に謝罪してしまう:自分に非がない場面で連発すると、過失を認めたと受け取られる恐れがあります。
- 店員を大声で連呼する:ドイツでは手を軽く挙げ、アイコンタクトとともに落ち着いた声で呼びかけるのがマナーです。
物を拾ってもらった際などは Danke を使います。
非がない場面で連発すると過失を認めたと受け取られます。
手を軽く挙げアイコンタクトと落ち着いた声で呼びます。
日本語の感覚でそのまま使わないよう注意が必要です。
言われたときの返事
- Kein Problem! — 問題ありません!
- Macht nichts. — 気にしないで(大丈夫です)。
- Schon gut. — もう大丈夫ですよ。
- Bitte? / Ja, bitte? — 何でしょうか(呼びかけへの返答)?
- Gar kein Thema. — 全く気にしなくていいですよ。
謝罪への返答
- Kein Problem!
- Macht nichts.
- Schon gut.
- Gar kein Thema.
呼びかけへの返答
- Bitte?
- Ja, bitte?
相手が謝罪してきた場合と呼びかけてきた場合で使い分けます。
ドイツ語で「すみません」を表す言葉のニュアンスと使い分け
ドイツ語の「すみません」をより自然に使い分けるためには、それぞれの語が持つ本来の意味や成り立ちを理解することが大切です。基本名詞である Entschuldigung(エントシュールディグング・すみません/謝罪)は、文法上は女性名詞(die Entschuldigung)であり、動詞 entschuldigen(エントシュルディゲン・許す)の名詞形です。この単語の語幹には「罪」「負債」「責任」を意味する Schuld(シュルト)が含まれており、接頭辞の ent-(分離・除去)が付くことで「責任を取り除く」「罪を免除する」という構造を持っています。そのため、相手に対して「私の責任を免除してください」と願う客観的なニュアンスが含まれます。
一方、より改まった響きを持つ表現として Verzeihung(フェアツァイウング・ご容赦/お許し)があります。これも動詞 verzeihen(フェアツァイエン・許す)から派生した女性名詞で、格式高い場や、過失に対して深い礼儀をもって許しを請う際に適しています。日常会話では、Entschuldigung(エントシュールディグング・すみません)の語頭が脱落した短縮形 Tschuldigung(チュルディグング・すまん/ごめん)や、英語由来の Sorry(ソーリー・ごめん)も親しい間柄で頻繁に交わされます。場面と相手に応じて適切な表現を選択しましょう。
| 表現 | 読み方 | ニュアンス | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| Entschuldigung | エントシュールディグング | 標準的・客観的な謝罪と呼びかけ | 街頭での呼び止め、軽い衝突や失礼 |
| Tschuldigung | チュルディグング | 口語的・軽い謝意(すまん) | 友人同士、家族、同年代へのくだけた一言 |
| Verzeihung | フェアツァイウング | 改まった・礼儀正しい許しの請願 | ホテル、ビジネス、格式ある場での呼びかけや謝罪 |
| Es tut mir leid | エス・トゥート・ミア・ライト | 主観的な心の痛み・同情・深い謝意 | 相手に不利益を与えた時の心からの謝罪、お悔やみ |
カタカナで覚える「すみません」のドイツ語発音と通じるアクセント
ドイツ語の「すみません」を現地で確実に聞き取ってもらうためには、カタカナの音をなぞるだけでなく、どこに強勢(アクセント)を置くかが極めて重要です。日本語のように平板に発音すると、語尾が聞き取られずに意図が伝わらない原因になります。
Entschuldigung(エントシュールディグング)
最も重要な強勢は、第2音節の「シュル(-schul-)」にあります。「エント」は低く入り、「シュール」を最も強く・やや長めに押し出し、後半の「ディグング」は力を抜いて添えるように発音します。語尾の「-gung」は濁音の「グ」を強く破裂させるのではなく、鼻に抜けるように軽く「グン(ク)」と発音すると自然なドイツ語に聞こえます。
Tschuldigung(チュルディグング)
口語短縮形では、語頭の「チュル(Tschul-)」を強く発音します。「チュ」の破裂音をはっきりと出し、続く「ディグング」を滑らかに収めることで、親しみやすい「すまん」の響きになります。
Verzeihung(フェアツァイウング)
接頭辞の Ver-(フェア)にはアクセントを置かず、直後の「ツァイ(-zeih-)」を強く明確に発音します。「フェア・ツァイ・ウング」とリズムを意識し、語尾の「-ung」は弱く添えるように発音するのがポイントです。
そのまま使える「すみません」のドイツ語会話例
実際の旅行や滞在先で役立つ、「すみません」を用いた実践的な対話例です。呼びかけから質問へスムーズにつなげるパターンと、ちょっとした過失を謝罪するパターンの2つを確認しておきましょう。
会話例1:街中で道を尋ねる際の呼びかけ
A: Entschuldigen Sie bitte, wo ist der Bahnhof?
(すみません、駅はどこですか?)
B: Gehen Sie geradeaus, dann links.
(まっすぐ行って、それから左です。)
A: Vielen Dank!
(どうもありがとうございます!)
B: Gern geschehen.
(どういたしまして。)
会話例2:誤って人にぶつかってしまった時の謝罪
A: Oh, Entschuldigung! Das war mein Fehler.
(あ、すみません!私の不注意でした。)
B: Kein Problem, es ist nichts passiert.
(問題ありませんよ、何ともありません。)
A: Da bin ich erleichtert.
(ほっとしました。)
B: Schönen Tag noch!
(良い一日を!)
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よくある質問
- Q. ドイツで店員を呼ぶコツは?
- 日本のように大声で叫ぶのは避け、店員と視線が合ったタイミングで軽く手を挙げ、落ち着いた声で Entschuldigen Sie bitte. と伝えます。忙しそうなら少し待つ姿勢も大切です。
- Q. 「ありがとう」の代わりに使えますか?
- 使えません。日本語では恐縮の意を込めて「すみません」と言いますが、ドイツ語で謝罪表現を使うと相手が困惑します。何かしてもらったときは、はっきりと Danke または Vielen Dank と感謝を伝えましょう。
- Q. Tut mir leid との違いは何ですか?
- Entschuldigung は軽い謝罪や呼びかけに使えますが、Es tut mir leid. は「本当に申し訳なく思う」「残念に思う」という同情や深い反省を表します。そのため、街中で人を呼び止めるときには使えません。
- Q. ドイツ語で若者がよく使うカジュアルな「すみません」はありますか?
- 友人同士や若者の間では、Tschuldigung(チュルディグング・すまん)のほか、英語と同じ Sorry(ソーリー・ごめん)が非常に広く使われています。ただし、どちらも親しい間柄に限られたくだけた表現のため、初対面の大人やビジネスの場面では敬称を用いた Entschuldigen Sie(エントシュルディゲン・ジー・すみません)を使用してください。
- Q. 「Verzeihung」はどのような場面で使う「すみません」ですか?
- Verzeihung(フェアツァイウング・ご容赦/お許しください)は、Entschuldigung(エントシュールディグング・すみません)よりも改まった響きを持つ上品な表現です。ホテルや高級レストラン、劇場などのフォーマルな場での呼びかけや、年配の方に対して丁寧に謝意を示したい場面で使われます。
2026年10月15日更新・モチタン辞典編集部
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