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「すみません」はスペイン語で何と言う? 言い方8通りと場面別の使い分け

「すみません」はスペイン語で何と言う?
言い方8通りと場面別の使い分け

スペイン語で最も万能な「すみません」は Perdón です。日本語の「すみません」は謝罪・呼びかけ・感謝を1語で兼ねますが、スペイン語にはこれに1対1で対応する単語はありません。

軽くぶつかったときの謝罪なのか、人を呼び止めるのか、通り抜けたいのかなど、状況や相手との距離感に合わせて言い分ける必要があります。

「すみません」のスペイン語の言い方(8通り)

  1. ふつう|呼びかけ・一般|すみません

    最も基本的で汎用性の高い表現です。人とぶつかった際の軽い謝罪から、見知らぬ人への呼びかけまで幅広く使えます。迷ったときはまずこれを使えば失礼になりません。

  2. 丁寧|窓口・目上|すみません

    相手を敬う usted に対する丁寧な表現です。店員や駅の窓口、年長者を呼び止めるときに最適です。Por favor(お願いします)を後ろに添えると、より丁寧な印象を与えられます。

  3. カジュアル|友人・同僚|すみません、〜

    親しい間柄の tú に対するフランクな言い方です。友人や同僚に軽く謝ったり、「ねえ、ちょっといい?」と話しかけたりする際に使います。初対面の目上の人には使わないよう注意しましょう。

  4. 丁寧|通り抜けるとき|すみません、〜

    人の前を横切るときや、満員電車・エレベーターを降りる際に使います。謝罪ではなく「失礼します」「通してください」という意味合いで、ぶつかる前に声をかけるのがマナーです。

  5. 丁寧|依頼の前置き|お手数をおかけしてすみません

    「お手数をおかけしてすみません」と相手に負担をかける際に使う丁寧な前置きです。ビジネスメールやホテルのフロントで少し面倒な依頼をする際に重宝します。

  6. ふつう|聞き返すとき|すみません、理解できませんでした

    相手の話が聞き取れなかったり理解できなかったりした際に、「すみません、わかりませんでした」と聞き返す定番フレーズです。語尾を上げて疑問形にすれば、もう一度話してもらえます。

  7. ふつう|軽いお願い|すみません、〜してもらえますか?

    「すみません、〜してくれる?」と友人や同僚に頼み事をする際の軽い前置きです。¿puedes ayudarme?(手伝ってくれる?)などの疑問文を続けてスムーズに依頼できます。

  8. カジュアル|友人に謝る|〜してすみません。

    自分の過失で友人に迷惑をかけたときに「〜してごめんね」と謝る表現です。Siento haber tardado(遅れてごめん)のように、後ろに不定詞の完了形を伴って理由を述べます。

場面別の使い分け

場面おすすめの言い方ひとこと
軽く人とぶつかったときPerdón.とっさの謝罪に最も自然
レストランで店員を呼ぶDisculpe.目上の人や店員への呼びかけ
電車を降りたいときCon permiso, ~.ぶつかる前の声かけに必須
友人に軽く話しかけるDisculpa ~.フランクな呼びかけ
依頼や質問の前置きPerdón por la molestia.相手の手間を気遣う丁寧な表現
待ち合わせに遅れたときSiento haber tardado.親しい相手への謝罪の定番

日本語では「すみません」で済む状況でも、スペイン語では相手との関係性(敬称か親称か)や行動の目的(謝罪・許可・依頼)によって語彙が明確に分かれます。文脈に合った表現を選ぶことで、相手に意図が正しく伝わります。

直訳が通じない理由・よくある間違い

日本語の「すみません」は謝罪・感謝・呼びかけを兼ね備えた万能な言葉ですが、スペイン語には同等の単語がありません。直訳しようとすると不自然になったり誤解を招いたりします。

直訳によるNG例と正しい表現

お礼の場面

  • NG: Perdón(なぜ謝るのか困惑される)
  • OK: Gracias(感謝の気持ちを伝える)

通り抜ける場面

  • NG: Lo siento(大げさな謝罪に聞こえる)
  • OK: Con permiso(許可を求める表現が適切)

日本語の「すみません」を直訳せず、場面に応じた表現を選びます。

言われたときの返事

「すみません」への主な返答
👌No pasa nada

「大丈夫ですよ(気にしないで)」と返す定番表現。

🤝No te preocupes

親しい相手に「心配しないで」とカジュアルに伝える返答。

🚶Adelante

Con permiso(通してください)に対し「どうぞ」と促す返事。

🙇Propio

道を譲られたときなどに「こちらこそ」と返す表現。

相手からの謝罪や通り抜ける際の声かけに対する代表的な返事です。

相手との関係で変わる「すみません」のスペイン語とカタカナ発音

スペイン語で「すみません」と声をかける際、相手との心理的距離や年齢関係によって語尾の母音を変化させる必要があります。親しい友人や同世代に対して使う親称 tú(トゥ/きみ)と、初対面の相手や店員、年長者に対して使う敬称 usted(ウステッ/あなた)で、命令形の動詞語尾が切り替わります。

基本動詞である disculpar(ディスクルパール/許す)と perdonar(ペルドナール/許す)の活用規則を整理すると、親しい相手(tú)には母音が「a」で終わる Disculpa(ディスクルパ/ごめんね)や Perdona(ペルドナ/ごめんね)を使います。一方で、敬意を払う相手(usted)に対しては母音が「e」に変わり、Disculpe(ディスクルペ/すみません)や Perdone(ペルドネ/すみません)となります。

カタカナで発音する際は、太字で示したアクセントの位置をやや強く長めに発音すると自然に通じます。語尾を平坦に読むのではなく、強勢の位置を意識することが現地で聞き取ってもらうための大きなポイントです。

表現読み方(太字が強勢)対象の代名詞ニュアンス・場面
Disculpaディスクルパtú(親称)友人・同僚への軽い呼びかけや謝罪
Disculpeディスクルペusted(敬称)店員・通りすがりの人・目上への丁寧な呼びかけ
Perdonaペルドナtú(親称)親しい間柄での「ごめんね」「ちょっといい?」
Perdoneペルドネusted(敬称)改まった場や初対面の相手への「恐れ入ります」
Perdónペルドン共通(不変)誰に対しても使える最も万能な「すみません」

英語で整理するスペイン語の「すみません」使い分け表

日本語の「すみません」は、謝罪、呼びかけ、通り抜け、感謝という4つの異なる意味を1つの言葉でまかなっています。スペイン語を正しく使い分けるには、英語の Excuse me(呼びかけ・許可)と I'm sorry(謝罪・同情)の概念を手がかりにすると頭の中を整理しやすくなります。

最も間違いやすいのが Lo siento(ロ・シエント/ごめんなさい)の使い方です。この表現は直訳すると「私はそれを痛感している」という意味を持ち、純粋な謝罪や相手への同情を表すため、英語の I'm sorry にしか対応しません。人を呼び止めたり道を譲ってもらったりする場面で Lo siento と言ってしまうと、相手に違和感を与えてしまいます。相手の注意を引く「すみません」には、英語の Excuse me に相当する Disculpe や Perdón を選択してください。

また、人に親切にしてもらった際の「すみません(=ありがとうございます)」には、謝罪語ではなく感謝を伝える Gracias(グラシアス/ありがとう)を用います。

日本語の役割英語の対応スペイン語の代表表現カタカナ読み使い分けの判断基準
呼びかけExcuse meDisculpeディスクルペ店員を呼ぶ・道を尋ねる
通り抜けExcuse meCon permisoコン・ペルミソ人混みをかき分ける・前を通る
軽い謝罪Sorry / Excuse mePerdónペルドン軽く足が当たった・ぶつかった
深い謝罪I'm sorryLo sientoロ・シエントミスをした・相手に損害を与えた
感謝の代用Thank youMuchas graciasムチャス・グラシアス席を譲られた・物を拾ってもらった

旅行や日常で役立つスペイン語「すみません」の会話例とマナー

スペイン語圏のバルやレストランで店員を呼ぶ際、日本のように大声で「すみません!」と叫ぶのは好まれません。テーブルの担当者に視線を送り、目が合った瞬間に軽く人差し指を立てるか、手を胸の高さ程度に上げて合図するのが現地のスマートなマナーです。近くを通ったタイミングで、落ち着いた声量で Disculpe, por favor.(ディスクルペ、ポル・ファボール/すみません、お願いします)と声をかけましょう。

シーン1:レストランで店員を呼んで注文する

客: Disculpe, por favor. ¿Nos toma la nota?
(すみません、お願いします。注文を取っていただけますか?)

店員: Sí, claro. ¿Qué desean tomar?
(はい、もちろんです。お飲み物は何になさいますか?)

客: Un café solo, por favor.
(エスプレッソを1つお願いします。)

シーン2:人混みでぶつかったときの謝罪と返答

A: ¡Uy! Perdón, no lo vi.
(あ、すみません! 見えていませんでした。)

B: No pasa nada, no se preocupe.
(なんでもありませんよ、お気になさらないでください。)

人前を通り抜ける際は、ぶつかる前に Permiso(ペルミソ/通してください)と声をかけ、相手が道をあけてくれたら Gracias と一言添えると円滑にコミュニケーションが進みます。

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よくある質問

Q. Lo siento と Perdón の違いは何ですか?
Perdón は軽い謝罪や呼びかけに広く使われる日常的な表現です。一方の Lo siento は「残念に思う」という心情を含むため、重い過失を謝るときや、相手の不幸に同情やお悔やみを伝える際に使われます。
Q. レストランで店員を呼ぶときは何と言えばいい?
丁寧な Disculpe や Perdón が一般的です。語尾を上げて声をかけます。よりくだけたバルなどでは ¡Oiga!(聞いてください)と呼ぶ地域もありますが、旅行者には Disculpe が最も無難で失礼がありません。
Q. くしゃみをした人に「すみません」と返す?
周囲の人が ¡Jesús! や ¡Salud!(お大事に)と声をかけてくれるため、くしゃみをした本人は謝るのではなく Gracias(ありがとう)と返すのがマナーです。日本のように「すみません」と恐縮する必要はありません。
Q. 「Lo siento」は店員を呼ぶときの「すみません」として使えますか?
呼びかけとしては使えません。Lo siento(ロ・シエント/ごめんなさい)は直訳すると「私はそれを感じている」という意味で、英語の「I'm sorry」にあたる謝罪や同情の感情を表す言葉です。店員を呼ぶときは、英語の「Excuse me」にあたる Disculpe(ディスクルペ)や Perdón(ペルドン)を使ってください。
Q. 「Permiso」と「Con permiso」に違いはありますか?
意味の違いは基本的にありません。どちらも人の前を通るときや部屋を出入りする際の「失礼します」として通用します。Con permiso(コン・ペルミソ)は「許可を得て」という原意を含みやや丁寧な響きになり、Permiso(ペルミソ)は人混みを歩く際などに手短に声をかける口語表現としてよく使われます。

2026年10月15日更新・モチタン辞典編集部

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