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辛くないを中国語で?注文と表現
中国語で「辛くない」は不辣(bù là/ブー ラー)、「辛くしないでください」と注文するときは不要辣(bú yào là/ブー ヤオ ラー)と言います。
料理自体の辛さを確認するときは这个辣吗?(zhè ge là ma?/これ辛いですか?)と尋ねれば通じます。現地の飲食店では、調理時に唐辛子を完全に抜いてほしい旨を明確に伝えることが失敗を防ぐ鍵になります。
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「辛くない」の基本単語と発音
中国語で辛い味覚を表す言葉は辣(là/ラー/第4声)です。「辛くない」と否定する場合は、否定詞の不(bù/ブー)を前に置いて不辣(bù là/ブー ラー)と表します。
発音と変調のポイント
ここで重要な発音規則が「不の変調」です。本来、不は第4声(上から急激に下げる音)ですが、後ろに同じ第4声の単語が続くときは、自動的に第2声(下から上へ引き上げる音)に変化します。そのため、不辣のピンイン表記と実際の発音はbú là(ブー ラー)となります。
また、注文時に最もよく使われる「辛くしないで」は不要辣(bú yào là/ブー ヤオ ラー)です。こちらも不の後ろに第4声の要(yào)が来るため、bú yào làと第2声で発音します。
第4声「辣」の前で第2声に変化し「bú là」となる。
第4声「要」の前で第2声になり「bú yào là」と発音。
後ろに第4声が続くと「不」は第2声へ変化します。
次の疑問「少し辛い」「とても辛い」のように辛さの度合いを細かく伝えたいときは、程度副詞の使い分けと表現ルールをあわせて覚えておくと便利です。
辛さレベルの指定表現一覧表
中華圏の飲食店や火鍋店、デリバリーアプリなどでは、辛さの段階を細かく指定できる仕組みが整っています。自分の好みに合わせて使い分けられるよう、段階表現を整理しました。
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| 表現 | ピンイン・読み | 辛さのニュアンス | 日本の辛さ基準との対比 |
|---|---|---|---|
| 特辣 | tè là(トゥー ラー) | 激辛(とても辛い) | 激辛メニュー・激辛唐辛子増しレベル |
| 中辣 | zhōng là(ジョン ラー) | 中辛(標準的な辛さ) | カレー専門店の2〜3辛程度 |
| 少辣 | shǎo là(シャオ ラー) | 辛さ控えめ | 一般的な中辛カレー程度 |
| 微辣 | wēi là(ウェイ ラー) | ピリ辛(わずかに辛い) | ピリ辛麻婆豆腐・カレーの甘口〜中辛の中間 |
| 免辣 | miǎn là(ミエン ラー) | 辛さ抜き(唐辛子不使用) | 唐辛子ゼロ・辛さなし |
| 不辣 | bù là(ブー ラー) | 辛くない状態・辛味なし | 唐辛子ゼロ・辛さなし |
現地で唐辛子を一切入れない調理を希望する場合は、単に「辛くない」と言うよりも、辛さを免除する・抜くという意味を持つ免辣(miǎn là)と指定すると厨房へ意図が明確に伝わります。
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注文と辛さ調整の言い方一覧表
店員とのやり取りや注文メモで使える10通りの表現です。丁寧度や場面に合わせて使い分けることができます。
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| 中国語表現 | ピンイン・読み | ニュアンス | 使う相手や場面 |
|---|---|---|---|
| 不要辣 | bú yào là(ブー ヤオ ラー) | 辛くしないで | 一般的な食堂・屋台・日常会話 |
| 请不要放辣 | qǐng bú yào fàng là(チン ブー ヤオ ファン ラー) | 唐辛子を入れないでください | 丁寧な注文・レストラン |
| 免辣 | miǎn là(ミエン ラー) | 辛さ抜き | 伝票の記入・モバイルオーダー・早口の注文 |
| 不辣的 | bú là de(ブー ラー ダ) | 辛くないもの | 料理の選択・指定 |
| 一点辣都不要放 | yī diǎn là dōu bú yào fàng(イー ディエン ラー ドウ ブー ヤオ ファン) | 少しも辛くしないでください | 辛さに極端に弱い場合・確実な依頼 |
| 微辣就好 | wēi là jiù hǎo(ウェイ ラー ジウ ハオ) | ピリ辛で十分です | ほんの少しだけ辛味が欲しいとき |
| 少放点辣 | shǎo fàng diǎn là(シャオ ファン ディエン ラー) | 唐辛子を少なめにしてください | 辛さを抑えめに調整したいとき |
| 请做清淡一点 | qǐng zuò qīng dàn yī diǎn(チン ズオ チン ダン イー ディエン) | あっさり味で作ってください | 油分や塩分・辛味全般を控えたいとき |
| 我不吃辣 | wǒ bù chī là(ウォ ブー チー ラー) | 私は辛いものが食べられません | 店員や同席者への事前の自己申告 |
| 完全不能吃辣 | wán quán bù néng chī là(ワン チュエン ブー ノン チー ラー) | まったく辛いものが受け付けません | アレルギー等に近い厳格な伝達 |
「不辣」でも辛い厨房事情と対策
現地で「不要辣」と頼んだにもかかわらず、届いた料理が辛かったという経験を持つ旅行者は少なくありません。これには現地の食文化と調理環境に起因する理由があります。
理由1:ベースのタレやスープ自体に唐辛子が含まれている
多くの料理では、味の基礎となるスープ(湯)や合わせ調味料(タレ)に最初から唐辛子や辣油が煮込まれています。注文後に唐辛子を追加しないという意味で「不辣」にしても、仕込み段階の辛味がそのまま残ってしまうことがあります。
理由2:中華鍋や調理器具の残留成分
直前に激辛料理を強火で炒めた中華鍋をそのまま使って調理すると、油や鍋肌に残ったカプサイシンが辛くないはずの料理に移ってしまいます。
地域差の罠:四川・湖南・貴州の感覚
中国には「四川人不怕辣,湖南人辣不怕,貴州人怕不辣」(四川人は辛さを恐れず、湖南人は辛くても平気で、貴州人は辛くないことを恐れる)という有名な言葉があります。
辛い料理が日常である地域では、料理人の「辛くない(不辣)」や「少しだけ辛い(微辣)」の基準値が日本の中辛〜大辛に匹敵することが珍しくありません。
確実に辛さをゼロにする伝え方
辛さを完全に排除したい場合は、以下の2点を伝えるのが効果的です。
- 一点辣都不要放(yī diǎn là dōu bú yào fàng/辛い調味料を一切入れないでください)
- 我不吃辣,完全不能吃(wǒ bù chī là, wán quán bù néng chī/辛いものが食べられません、まったく受け付けません)
調理場の理由
- ベーススープやタレの唐辛子
- 中華鍋に残ったカプサイシン
地域の味覚差
- 四川・湖南・貴州の基準値
確実な対策フレーズ
- 一点辣都不要放
- 我不吃辣,完全不能吃
スープや調理器具に残る辛さへの対策を整理しました。

定番料理の辛さ抜き可否リスト
辛い味付けが看板となっている人気料理において、調理工程上「辛さ抜き(免辣)」の対応が物理的に可能かどうかをまとめました。
| 料理名 | 辛さ抜きの可否 | 理由と代替の提案 |
|---|---|---|
| 麻婆豆腐(マーボードーフ) | 対応不可(または困難) | 豆板醤や唐辛子油が味のベースのため、抜くと成立しない。肉豆腐などを選ぶと安全です。 |
| 火鍋(フオグオ) | 対応可能 | スープを2種類に分けられる鴛鴦鍋(ユエンヤングオ)を選び、白湯(パイタンスープ)やキノコスープを指定すれば辛さゼロで楽しめます。 |
| 担担麺(タンタンミエン) | 対応困難 | タレにラー油と花椒があらかじめ調合されていることが多い。辛くない麺なら番茄鸡蛋面(トマト卵麺)などが適しています。 |
| 宮保鶏丁(ゴンバオジーディン) | 対応可能 | 炒め物であるため、注文時に「不要放辣椒(唐辛子を入れないで)」と伝えれば唐辛子抜きで炒めてもらえます。 |
| 水煮肉片(シュイズーロウピエン) | 対応不可 | 唐辛子と花椒を油で煮立てる料理のため、辛さを抜くことは構造上できません。 |
発音の注意点と聞き間違い対策
口頭で「辛くしないで」と伝える際、発音の些細なブレで別の意味に解釈されるケースがあります。
「不要辣(辛くしないで)」と「不要啦(いらないよ)」
不要辣の末尾である辣(là)は、しっかりと上から下へ力を落とす第4声です。この音が曖昧になり、語尾が軽く平坦に伸びてしまうと、語気助詞の啦(la/軽声)を添えた不要啦(bù yào la/もう要らないよ、やめてよ)に聞こえてしまいます。
注文そのものを断っていると誤認されるのを防ぐため、末尾の「ラー」は短く鋭く発音してください。
店員から辛さを確認されたときの返し方
注文時に店員から「辛くしますか?」と尋ねられる定番フレーズがあります。
- 店員:要辣吗?(yào là ma?/辛くしますか?)
- 回答(辛くしない):不要辣(bú yào là/辛くしないでください)
- 回答(ピリ辛希望):微辣(wēi là/ピリ辛にしてください)
- 店員:能吃辣吗?(néng chī là ma?/辛いものは食べられますか?)
- 回答:不能吃辣(bù néng chī là/食べられません)
不要辣(辛くしないで)
- ピンインは bú yào là
- 末尾の辣は第4声
- 短く鋭く力を落として発音する
- 料理の辛さ抜きを伝える注文
不要啦(いらないよ)
- ピンインは bù yào la
- 末尾の啦は軽声
- 語尾が平坦に軽く伸びる
- 注文そのものを断るニュアンスになる
末尾の声調の違いで意味が大きく変わるため注意が必要です。
そのまま使える実用会話例3選
飲食店でそのまま活用できる店員との会話スクリプトです。
会話例1:注文時に辛さを抜いてもらう
客:服务员,点菜。这个炒饭不要辣。
(Fúwùyuán, diǎncài. Zhè ge chǎofàn bú yào là./すみません、注文をお願いします。
このチャーハンは辛くしないでください。)
店員:好的,炒饭不放辣椒。
(Hǎode, chǎofàn bù fàng làjiāo./かしこまりました、チャーハンに唐辛子は入れませんね。
)
客:谢谢,一点辣都不要放。
(Xièxie, yī diǎn là dōu bú yào fàng./ありがとうございます、少しも辛くしないでください。)
会話例2:料理の辛さを事前に確認する
客:请问,这个菜辣不辣?
(Qǐngwèn, zhè ge cài là bu là?/お尋ねしますが、この料理は辛いですか?)
店員:这个有点微辣。
(Zhè ge yǒudiǎn wēi là./こちらは少しピリ辛です。)
客:那里面哪一个菜最不辣?
(Nà lǐmiàn nǎ yí gè cài zuì bú là?/それでは、この中で一番辛くない料理はどれですか?)
店員:清炒虾仁完全不辣。
(Qīngchǎo xiārén wánquán bù là./エビの塩炒めはまったく辛くないですよ。)
会話例3:辛さの度合いを細かく指定する
店員:麻辣烫要什么辣度?
(Málàtàng yào shénme làdù?/マーラータンの辛さはどうしますか?)
客:微辣就好,少放一点辣油。
(Wēi là jiù hǎo, shǎo fàng yī diǎn làyóu./ピリ辛でいいです、ラー油は少なめにしてください。)
店員:好的,微辣。
(Hǎode, wēi là./はい、ピリ辛ですね。)
次の疑問辛さの調整だけでなく入店から会計まで全体のやり取りを押さえたいなら、飲食店での注文に役立つ中国語フレーズ集を参考にしてみてください。
最初から辛くない安心の定番料理
辛味の調整を頼む必要がなく、調理工程に唐辛子が一切含まれない定番の中華料理です。辛いものが苦手な場合はこれらを選ぶと確実です。
- 西红柿炒鸡蛋(xīhóngshì chǎo jīdàn/トマトと卵の炒め物):中国全土の家庭料理。甘酸っぱくまろやかな味付け。
- 清炒虾仁(qīngchǎo xiārén/エビのさっぱり塩炒め):川エビなどを塩・生姜・ネギで上品に炒めた料理。
- 锅包肉(guōbāoròu/豚肉の甘酢あんかけ):東北地方の名物。カリッとした豚肉に甘酸っぱいタレが絡む唐辛子ゼロの料理。
- 清蒸鱼(qīngzhēngyú/白身魚の姿蒸し):魚を醤油やネギ油で蒸し上げた広東風のあっさり料理。
- 上汤娃娃菜(shàngtāng wáwacài/ミニ白菜のスープ煮):出汁の効いた濃厚スープで白菜を柔らかく煮た料理。
- 番茄鸡蛋面(fānqié jīdàn miàn/トマト卵煮込み麺):スープ麺の中で辛さがなく安心して食べられる定番。
炒め物・肉料理
- 西红柿炒鸡蛋(トマト卵炒め)
- 清炒虾仁(エビ塩炒め)
- 锅包肉(豚肉甘酢あんかけ)
蒸し物・スープ・麺
- 清蒸鱼(白身魚の姿蒸し)
- 上汤娃娃菜(白菜スープ煮)
- 番茄鸡蛋面(トマト卵煮込み麺)
調理工程で唐辛子を使わない安心して頼める料理です。
口が辛いときの緊急レスキュー表現
万が一辛い料理を口にしてしまい、口内を落ち着かせたいときに使える注文フレーズです。カプサイシンは水に溶けにくいため、乳飲料や甘い飲み物を頼むのが有効です。
表は横にスクロールできます →
| 中国語表現 | ピンイン・読み | 日本語訳 | 効果・用途 |
|---|---|---|---|
| 请给我一杯冰水 | qǐng gěi wǒ yī bēi bīng shuǐ(チン ゲイ ウォ イー ベイ ビン シュイ) | 冷たい水を1杯ください | 中国の飲食店は常温水が基本のため、氷水を指定する表現 |
| 请给我常温水 | qǐng gěi wǒ cháng wēn shuǐ(チン ゲイ ウォ チャン ウェン シュイ) | 常温の水をください | 冷たすぎる水が苦手な場合 |
| 有豆浆吗? | yǒu dòujiāng ma?(ヨウ ドウジアン マ?) | 豆乳はありますか? | 植物性タンパク質で舌の辛味成分を中和する |
| 有牛奶吗? | yǒu niúnǎi ma?(ヨウ ニウナイ マ?) | 牛乳はありますか? | 乳成分のガゼインが辛さを素早く和らげる |
| 来一罐王老吉 | lái yī guàn wánglǎojí(ライ イー グアン ワンラオジー) | 王老吉を1缶ください | 中華圏で広く親しまれている甘いハーブティー |
スマホ提示用指差し注文シート
発音に不安がある場合や、騒がしい店内ですぐに店員へ意思を伝えたいときは、以下の画面を直接指差して見せてください。
唐辛子を一切入れないでほしいとき
不要辣,一点辣都不要放
ピンイン:bú yào là, yī diǎn là dōu bú yào fàng
意味:辛くしないでください(唐辛子を少しも入れないでください)
辛さ抜きの指定
免辣(完全不辣)
ピンイン:miǎn là(wán quán bú là)
意味:辛さ抜き(完全に辛味なしでお願いします)
ピリ辛で頼みたいとき
微辣(只要一点点辣)
ピンイン:wēi là(zhǐ yào yī diǎn diǎn là)
意味:ピリ辛(ほんの少しだけ辛くしてください)
辛くない料理を教えてほしいとき
请推荐完全不辣的菜
ピンイン:qǐng tuī jiàn wán quán bú là de cài
意味:まったく辛くない料理をおすすめしてください
よくある質問
- Q. 「不辣」と「免辣」の違いは何ですか?
- 不辣は「辛くない」という状態を表し、免辣は厨房用語で「唐辛子調味料を抜いて調理する」という指示を表します。注文時に辛さを完全にゼロにしたい場合は、免辣と伝える方が意図が正確に伝わります。
- Q. 四川料理店で「微辣」を頼めば辛くないですか?
- 四川料理や湖南料理における微辣(ピリ辛)は、料理人の感覚基準が高いため、日本人にとって激辛に感じられることが多々あります。辛いのが苦手な方は微辣ではなく免辣を選ぶか、辛味のない料理を選びましょう。
- Q. 中国のレストランで「不要啦」と言うとどうなりますか?
- 不要辣(辛くしないで)の語尾が軽声になって「不要啦」と聞こえると、「要りません・やめてください」という断りの返答として解釈されます。辛さの指定であることを伝えるため、辣(là)を第4声で短く明確に発音しましょう。
- Q. 「辛いのはどれですか?」と中国語で聞くには?
- 「哪一个菜是辣的?(nǎ yí gè cài shì là de?)」または「这里面哪个辣?(zhè lǐmiàn nǎge là?)」と尋ねます。店員が指差したメニューを避けることで、予期せぬ辛さを回避できます。
- Q. 水は中国の飲食店で必ず冷たいものが出ますか?
- 中国では健康上の理由から白湯(お湯)や常温水が標準で提供されます。口の中の辛さを冷やすために冷たい水が欲しいときは、「冰水(bīng shuǐ)」とはっきり指定して注文してください。
2026年10月15日更新・モチタン辞典編集部