モチタン辞典 › 読みもの › 中国語 › 中国語の基本単語と発音一覧

中国語単語の発音完全ガイド|ピンイン・四声・頻出語早見表

中国語単語の発音完全ガイド|ピンイン・四声・頻出語早見表

中国語の単語を正しく発音して聞き取るための鍵は、漢字の形に頼らず「約405種類あるピンインの音節」と「4つの声調(四声)」をセットで記憶することです。

日本語と同じ漢字であっても発音の仕組みは根本から異なるため、まずは基本単語の正確な音と声調の組み合わせを耳と口で一致させる作業が最短の上達ルートになります。

中国語単語の発音を理解する基本ルールと音節の仕組み

中国語(普通話)の単語を発音する土台となるのが、アルファベットを用いて発音を表す「ピンイン(拼音)」と、音の高低アクセントを示す「声調(四声)」です。普通話における音節の組み合わせは約405種類存在し、それぞれに声調が加わることで意味が明確に区別されます。

4つの基本声調と軽声の役割

中国語には第1声から第4声までの4つの基本声調に加え、軽く短く添えるように発音する「軽声」があります。声調が1つ異なるだけで全く別の単語になるため、単語を覚える際は漢字・ピンイン・声調記号を切り離さずに1つのまとまりとして捉える必要があります。

初級段階で目標となるHSK1級の語彙数は約150語、初級全般の基礎単語は約1,200語です。まずは約405種類の基本音節の組み合わせを理解し、単語ごとに正しい声調を乗せられるように練習を重ねることが重要です。

4つの基本声調と軽声の特徴
➖第1声(5-5)

高音を保ったまま、平らにまっすぐ伸ばす音(例:mā)。

↗️第2声(3-5)

中音から高音へ下から上へと一気に引き上げる音(例:má)。

⤵️第3声(2-1-4)

低音へ沈み後半少し持ち上げる音。低音を保つ半3声も多用。

↘️第4声(5-1)

高音から一気に急降下させる強くて短い音(例:mà)。

声調ごとの音の高さと変化の軌道を整理したまとめです。

次の疑問音節の仕組みが分かったら、四声の抑揚を身体で覚える中国語の声調・四声の覚え方も合わせて押さえておくと定着が早まります。

検索頻出の基本動詞・代名詞・日常単語の発音一覧

会話や作文の軸となる頻出基本単語の発音です。「食べる」「行く」といった動作や、「熱い」「何」などの日常で頻繁に交わされる表現は、声調のブレが生じやすいため、正確なピンインと口の形を確認しながら練習しましょう。

表は横にスクロールできます →

日本語中国語(簡体字)ピンイン声調カタカナ目安
食べる吃chī第1声ツー(そり舌)
行く去qù第4声チュー(口をすぼめる)
熱い/暑い热rè第4声ルーァ(そり舌)
先/まず先xiān第1声シエン
彼/彼女/それ他tā第1声ター
中/真ん中中zhōng第1声ジョン(そり舌)
何/どんな什么shénme第2声+軽声シェンマ
来る来lái第2声ライ
見る/読む看kàn第4声カン
言う/話す说shuō第1声シュオ(そり舌)
大きい大dà第4声ダー
小さい小xiǎo第3声シアオ

カタカナ表記はあくまで音の目安であり、実際の発音とはズレが生じます。特に去(qù)は日本語の「チュ」とは異なり、口笛を吹くように唇を丸めた状態を保ちながら発音する「ü」の系列の母音です。

また、吃(chī)や热(rè)は舌先を上あごに向けて持ち上げるそり舌音であるため、カタカナの平坦な発音に引きずられないよう注意してください。

発音を覚えたら、実際のフレーズ練習に中国語会話の総合ガイドを役立ててください。

漢字1文字の頻出単語・人名地名漢字の発音早見表

日本人にとって馴染み深い漢字1文字の単語や、人名・地名によく使われる漢字の発音一覧です。日本語の音読みや訓読みの感覚と大きくかけ離れているものが多いため、ピンインと四声をセットで暗記することが不可欠です。

表は横にスクロールできます →

漢字ピンイン声調主な意味・用法カタカナ目安
田tián第2声田んぼ、畑、姓氏ティエン
玉yù第4声ヒスイ、玉石、美しいものユー(円唇音)
花huā第1声花、消費する(花钱)ホワ
山shān第1声山シャン(そり舌)
矢shǐ第3声矢、誓う(矢志)シー(そり舌)
杀(殺)shā第1声殺す、削ぐ、激しいシャー(そり舌)
乐(楽)lè / yuè第4声 / 第4声楽しい(快乐)/音楽(音乐)ルーァ / ユエ
罗(羅)luó第2声網、並べる、姓氏ルオ
兰(蘭)lán第2声ラン(植物)、姓氏ラン

多音字(1つの漢字に複数の発音と意味がある文字)の代表例が乐です。「楽しい」「喜ぶ」の意味ではlè(例:快乐 kuàilè)と発音し、「音楽」の意味ではyuè(例:音乐 yīnyuè)と発音します。文脈によって使い分けられるよう、単語単位で音を定着させましょう。

ご自身の名前の読み方を確認したいときは、名前を中国語で書く・読む方法をご覧ください。

次の疑問北京や上海など実際の地名を発音してみたい方は、中国の都市・地名の中国語発音で具体的な読み方を確認できます。

日本語から逆引きできる名詞・生き物・食べ物の発音

日常会話や検索でよく調べられる生き物、食べ物、身の回りの名詞をまとめました。外来語が中国語に入ってきた場合、意味から漢字を当てはめる「意訳」と、音を漢字に写す「音訳」の2通りがあります。

表は横にスクロールできます →

日本語中国語(簡体字)ピンイン声調語の構成
茄子(なす)茄子qiézi第2声+軽声名詞+接尾辞子
はげ/薄毛秃 / 秃头tū / tūtóu第1声 / 第1声+第2声禿げる/禿げ頭
約束约会 / 约定yuēhuì / yuēdìng第1声+第4声デート/取り決め
野球棒球bàngqiú第4声+第2声バット(棒)+球
ライオン狮子shīzi第1声+軽声名詞+接尾辞子
ライチ荔枝lìzhī第4声+第1声果物の名称
ランプ/スタンド台灯 / 灯táidēng / dēng第2声+第1声 / 第1声卓上の明かり
ラーメン拉面lāmiàn第1声+第4声引っ張って延ばした麺
ワンタン馄饨húntun第2声+軽声点心の一種

日本語で「約束」という漢字を使う場合、プライベートな待ち合わせやデートであれば约会(yuēhuì)、契約やルール上の取り決めであれば约定(yuēdìng)を使い分けます。

また、「ラーメン」は手で延ばす麺を指す拉面(lāmiàn)が一般的ですが、日本のいわゆる中華そば全般を指して日式拉面(rìshì lāmiàn)と呼ぶことも定着しています。

中国語の基本単語と発音一覧のイメージ

食に関する語彙をさらに広げたいときは、食べ物の中国語単語の一覧も参考になります。

2音節単語の声調の組み合わせと変調ルール

中国語の単語の大半は2音節(2文字)で構成されています。単語単体ではきれいに発音できても、2文字連続したときにリズムや高さが崩れてしまう学習者が少なくありません。声調の組み合わせパターンと、発音上の変調規則を把握しておきましょう。

第3声が連続する場合の変調(2声+3声)

第3声の漢字が2つ連続する場合、前の第3声は第2声に変化して発音されます。表記上のピンイン記号は第3声のままですが、発声のみ変化します。

第3声の半3声化(他の声調が後ろに来る場合)

第3声の後ろに第1声、第2声、第4声、または軽声が続く場合、前の第3声は後半の音の持ち上がりを省略し、低音の位置にとどまる「半3声(低く抑える音)」になります。

「一」と「不」の変調規則

極めて頻出する一(yī)と不(bù)は、後ろに続く単語の声調によって発音が機械的に変化します。

表は横にスクロールできます →

単語後ろに続く声調変化後の発音具体例
一(本来は第1声 yī)第1声・第2声・第3声の前第4声(yì)一天(yìtiān)、一起(yìqǐ)
一第4声の前第2声(yí)一共(yígòng)、一定(yídìng)
不(本来は第4声 bù)第1声・第2声・第3声の前第4声(bù)のまま不高(bù gāo)、不好(bù hǎo)
不第4声の前第2声(bú)不是(bú shì)、不对(bú duì)
第3声が連続・先行する時の変調

第3声 + 第3声

  • 前の第3声が「第2声」に変化
  • ピンイン表記記号は第3声のまま
  • 例:你好(nǐ hǎo → ní hǎo)
  • 例:手表(shǒubiǎo → shóubiǎo)

第3声 + 1・2・4・軽声

  • 前の第3声が「半3声」に変化
  • 後半の持ち上がりを省き低音を維持
  • 例:北京(第3声+第1声)
  • 例:好看(第3声+第4声)

後ろに続く声調によって変化する第3声の発音ルール比較です。

日本人がつまずきやすい難関発音とカタカナ表記の落とし穴

日本語の母音は5個、子音も限られているのに対し、中国語は母音・子音ともに細かな識別が求められます。特に日本人が聞き取りや発音で失敗しやすい代表的なポイントを整理しました。

1. そり舌音(zh / ch / sh / r)

舌先を軽く持ち上げて上あご(硬口蓋の後ろ寄り)に近づけて出す音です。日本語の「ジャ・チャ・シャ・ラ」とは舌の位置が全く異なります。舌先に力を入れすぎず、息の摩擦を意識して音を出します。

2. 円唇母音(ü)と「yu / qu / xu / ju」

日本語の「ウ」や「ユ」ではなく、口笛を吹くように唇をすぼめて丸めたまま「イ」と発音する音です。去(qù)や玉(yù)はこの母音を含みます。子音のj、q、xの後ろに「u」が表記される場合、実際にはすべてこの「ü」の音になります。

3. 「-n」と「-ng」の聞き分け

単語末の鼻母音である「n」と「ng」は、日本語ではどちらも「ん」と認識されがちですが、中国語では厳密に区別されます。

「-n」と「-ng」の発音の違い

-n(前鼻音)

  • 「案内」の「ん」に近い感覚
  • 舌先を上の前歯裏にぴったり押し当てる
  • 息を鼻に抜いて発音する
  • 具体例:先(xiān)、兰(lán)

-ng(後鼻音)

  • 「案外」の「ん」に近い感覚
  • 舌の奥を持ち上げて喉の奥を塞ぐ
  • 鼻腔を響かせて発音する
  • 具体例:中(zhōng)、棒(bàng)

どちらも「ん」と表記されがちな鼻母音2種の舌の位置と出し方です。

五感を使ってピンインと声調を定着させる単語暗記5ステップ

漢字だけを見て「意味がわかる」状態で満足してしまうと、リスニングで聞き取れず、会話で声調が出てこない事態に陥ります。視覚・聴覚・調音器官・手指を連動させたシステマチックな暗記手順を実践してください。

  1. 音声を聴いて発音記号(ピンイン)を確認する:漢字を見る前にまずネイティブの音声を聴き、高低アクセントの軌道(四声)を耳で捉えます。
  2. 手を使って空中に声調の線を描きながら音読する:第1声なら水平に、第2声なら斜め上に手を動かしながら発声します。身体の動きと声の高低を連動させることで、間違った声調を体感でブロックできます。
  3. 漢字を見ながら音と意味を頭の中で直結させる:文字の形とピンイン、日本語の意味を同時に意識して、さらに3回連続で声に出します。
  4. ピンイン入力(タイピング)で単語を打ち込む:スマートフォンやPCの中国語キーボードを使い、アルファベットでピンインを入力して正しい漢字に変換します。ピンインの綴りを正確に覚えていないと目的の漢字が出ないため、綴り間違いを自力で発見できます。
  5. 短いフレーズや例文の中で発音を再確認する:単語単体だけでなく、吃苹果(chī píngguǒ / りんごを食べる)や去学校(qù xuéxiào / 学校へ行く)のように、他の単語と連結したリズムで音読を仕上げます。
五感を使う単語暗記の5ステップ
1音声と記号確認

漢字を見る前にネイティブ音声を聴き、四声の軌道を耳で捉える

2手で線を描き音読

空中に声調の線を描きながら発声し、身体の動きと高低を連動

3字・音・意の直結

漢字・ピンイン・意味を意識しながら3回連続で声に出す

4ピンイン入力

スマホやPCでピンインをタイピング入力し、綴りミスを自力確認

5フレーズで再確認

短い例文の中で他の単語と連結したリズムで音読を仕上げる

ピンインと声調を身体と連動させて定着させる一連の手順です。

リスニングとスピーキングを伸ばす発音確認環境の整え方

独学で単語の発音を身につける際、最も避けたいのは「間違った発音のまま反復練習して口に定着させてしまうこと」です。日常的な学習環境にネイティブ音声を即座に確認できる仕組みを取り入れましょう。

オンライン辞書と音声機能の日常使い

単語を調べる際は、訳語だけでなく必ず音声再生ボタンを押して生の音を確認します。特に2音節単語のフレーズ全体でのピッチの上がり下がりは、単語単体の説明だけでは掴みにくいため、連続再生音をそのまま真似る「シャドーイング」を取り入れるのが効果的です。

スマートフォンの音声入力を活用した発音チェック

自分の発音が通じるレベルにあるかを客観的に判定する手段として、スマートフォンのキーボード言語を「中国語(簡体字)」に設定し、音声入力機能で単語を吹き込む練習が役立ちます。

声調や子音の摩擦が曖昧だと別の漢字に誤変換されるため、意図した通りの漢字が表示されるまで口の形や声の高さを微調整する訓練を繰り返してください。

次の疑問自分の発音があっているか確かめたいときは、中国語発音確認アプリ・サイト比較で練習に適したツールを探せます。

続けて読む

中国語の疑問をすべて見る「中国語単語」のまとめ

理解度チェック

Q1. 第3声の漢字が2つ連続する場合、発音はどう変化するか?

  1. 前の第3声が第1声になる
  2. 前の第3声が第2声になる
  3. 後ろの第3声が軽声になる
  4. 後ろの第3声が第4声になる
答えを見る

正解: B. 前の第3声が第2声になる
第3声が連続する場合、ピンイン表記はそのままで、前の第3声が実際には第2声に変化して発音されます。

Q2. 「不」の後ろに第4声が続く場合、「不」の発音はどうなる?

  1. 第1声になる
  2. 第2声になる
  3. 第3声になる
  4. 第4声のまま変わらない
答えを見る

正解: B. 第2声になる
「不」は本来第4声ですが、後ろに第4声が続く場合は第2声(bú)に変化して発音されます。

Q3. 契約やルール上の取り決めを意味する「約束」の中国語は?

  1. 约会
  2. 约定
  3. 拉面
  4. 日式
答えを見る

正解: B. 约定
プライベートな待ち合わせは「约会」、契約やルール上の取り決めであれば「约定」と使い分けます。

モチベア中国語の単語をアプリで覚えるなら、単語アプリ「モチタン」単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す

よくある質問

Q. 「和」の中国語発音と使い方は?
並立の接続詞(〜と)として使う場合、ピンインはhé(第2声)です(例:我和你 wǒ hé nǐ / 私とあなた)。ただし「穏やかである」の意味ではhé、「麻雀であがる」の意味ではhúと発音するなど、多音字としての側面もあります。
Q. 「我」の正しいピンインと声調は?
「私」を意味する我のピンインはwǒ(第3声)です。後ろに第3声の単語が続く場合は第2声(wó)に変化し、第1声・第2声・第4声が続く場合は後半の上がりを省略した半3声として発音されます。
Q. 中国語で「はげ」はどう発音する?
「はげる、髪がない」は秃(tū / 第1声)、「はげ頭」は秃头(tūtóu / 第1声+第2声)と発音します。どちらも日常会話で使われる一般的な表現です。
Q. 「ワンタン」の中国語表記と発音は?
中国語の標準表記は馄饨で、ピンインはhúntun(第2声+軽声)です。日本語の「ワンタン」という響きは広東語の発音(wàntān)に由来しています。
Q. 漢字が同じで意味が異なる単語の注意点は?
例えば爱人(àiren)は中国語で「配偶者(夫・妻)」を意味し、日本語の「愛人」とは意味が異なります。発音だけでなく語義のずれにも注意して覚える必要があります。

2026年10月7日更新・モチタン辞典編集部