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「美味しい」はスペイン語で何と言う?
言い方5通りと場面別の使い分け

スペイン語でいちばん無難な「美味しい」の表現は Está muy rico. です。日本語の「美味しい」に対応する単語は1つではなく、食事の雰囲気や話す相手との距離感によって適切な言い方が変わります。場面に応じて上手に使い分けましょう。

「美味しい」はスペイン語で何と言う? 言い方5通りと場面別の使い分け

「美味しい」のスペイン語の言い方(5通り)

  1. カジュアル|友人との食事|美味しいですね!

    一口食べて思わず声に出すような、感情がこもったカジュアルな一言です。友人や家族との気兼ねない食事に最適です。¡Me encanta!(これ大好き!)と重ねて言うと、素直な感動が相手により強く伝わります。

  2. 丁寧|接待・商談|おいしいです

    丁寧で上品な響きを持つ定番表現です。ビジネスの会食や接待、フォーマルなレストランで重宝します。目上の人に対して敬意を払いつつ、料理をしっかり褒めたいときに使えば失礼になりません。

  3. 03Está muy rico.

    ふつう|日常の食事

    日常会話で最も汎用性が高い標準的な表現です。家庭料理から一般的な外食まで、幅広い食事の場で自然に使えます。迷ったときはこの表現を選べば、どんな相手にも好印象を与えられます。

  4. 04Está buenísimo.

    カジュアル|親しい相手

    buenoの最上級を用いた、親しい間柄でよく使う強調表現です。「すごく美味しい」「最高」というくだけたニュアンスを含みます。同僚や友人との気軽なバル巡りなどで美味さを共感し合うのにぴったりです。

  5. 05Está exquisito.

    丁寧|改まった場

    高級レストランや公式な晩餐会など、改まった場で使われる最上級の賛辞です。料理の洗練された味や調理技術を称賛する響きがあります。カジュアルな場で使うと少し大げさに聞こえるため注意が必要です。

場面別の使い分け

場面おすすめの言い方ひとこと
友人・家族との食事¡Qué rico!直感的な美味しさを感情豊かに伝える
同僚とのランチ・飲み会Está buenísimo.親しい仲間と気兼ねなく美味しさを共有する
普段の外食・家庭料理Está muy rico.どの場面でも失礼にならない最も万能な一言
ビジネス接待・改まった会食Está delicioso.丁寧かつ上品に料理の味を称える
高級店での食事・公式行事Está exquisito.格式ある場で料理の洗練度を絶賛する

スペイン語の「美味しい」は、味そのものだけでなく「誰とどんな場で食べているか」を基準に選ぶことが自然な会話への近道です。

直訳が通じない理由・よくある間違い

日本語の「美味しい」をそのまま直訳しようとすると、不自然なスペイン語になりがちです。特に次の誤りに注意してください。

直訳時の3大注意点
⚠️ser動詞の誤用

今食べる料理にはEs ricoでなくEstá ricoを使う

💬Bueno単体で発言

単体では漠然とするためEstá bueno等の文にする

🍽️格式の不一致

家庭料理にexquisitoを使うと皮肉に聞こえることも

動詞の選び方や単語単体での使用、場の雰囲気に注意が必要です。

言われたときの返事

料理を褒められた時の返し方
😊素直に喜ぶ

¡Qué bien que te guste!(気に入ってくれてよかった!)

🙏丁寧に感謝する

Muchas gracias, me alegro.(ありがとうございます、嬉しいです)

❤️心を込めたと伝える

Está hecho con mucho cariño.(心を込めて作りました)

🍲おかわりを勧める

¿Quieres un poco más?(もう少し食べる?)

美味しさを褒められたら、状況に応じたフレーズで自然に返答しましょう。

スペイン語で「美味しい」を伝える発音のコツと基本表現一覧

スペイン語の発音は基本的にローマ字読みに近く、日本語話者にとって発音しやすい言語です。ただし、rico(リコ・美味しい)の語頭にある「r」は舌先を細かく震わせる巻き舌で発音します。巻き舌が苦手な場合は、日本語の「ラ行」を力強く弾くように発音すると現地で十分に意図が通じます。また、感嘆文の ¡Qué rico!(ケ・リコ・なんて美味しいんだ!)は語頭の Qué(ケ・なんて)を一段高めのトーンで強く発声すると、感動がストレートに伝わります。

辞書に載っている表現のなかでも、中南米(特にメキシコやカリブ海沿岸など)では sabroso(サブローソ・風味豊かな、美味しい)が日常的に好まれます。一方のスペイン本国では rico(リコ・美味しい)や bueno(ブエノ・美味しい、良い)が会話の主流です。

表現カタカナ読みニュアンス使う場面
Está ricoエスタ・リココクがあって素直に美味しい家庭料理から外食まで全般
Está buenoエスタ・ブエノ味がいける、いけてる親しい間柄での気さくな食事
Está sabrosoエスタ・サブローソスパイスや旨味がきいている中南米の日常会話、郷土料理
Está deliciosoエスタ・デリシオーソとても美味しい、絶品の少し改まった席、丁寧な感想
¡Riquísimo!リキーシモめちゃくちゃ美味しい(最上級)一口食べて感動した瞬間

語尾を -ísimo(イーシモ・非常に〜)に変える形は絶対最上級と呼ばれ、日常会話で頻繁に使われます。¡Riquísimo!(リキーシモ・めちゃくちゃ美味しい!)や ¡Buenísimo!(ブエニーシモ・最高に美味しい!)と短く一言添えるだけでも、料理を作ってくれた相手に強い感謝の気持ちを示せます。

食事の場面別で使い分ける「美味しい」のスペイン語会話フレーズ

食事の場では、食べている最中だけでなく、料理が運ばれてきた瞬間や食後の退店時にも言葉を交わします。料理を目にした際には Se ve rico(セ・ベ・リコ・美味しそうに見える)や、漂う香りを褒める Huele rico(ウエレビ・リコ・美味しそうな匂いがする)を使うと自然です。なお、スペイン語では語頭の「h」を発音しないため、Huele(ウエレ・匂いがする)は「フエレ」ではなく母音の「ウ」から発音します。

食事が終わって満腹になったときは、Estoy lleno(エストイ・ジェノ・お腹いっぱいです/男性話者)または Estoy llena(エストイ・ジェナ・お腹いっぱいです/女性話者)と伝えます。スペイン語の形容詞は話者の性別によって語尾が変化する点に注意してください。

バルやレストランでの実践会話例

レストランやバルでは、店員がテーブルに来て料理の味を尋ねてくることが日常茶飯事です。愛想よく即答できるフレーズを覚えておくと便利です。

Camarero: ¿Qué tal está todo?
(店員:お料理はいかがですか?)
Cliente: ¡Está riquísimo! Muchas gracias.
(客:すごく美味しいです!ありがとうございます。)
Camarero: Me alegro mucho. ¿Desea algo de postre?
(店員:それは良かったです。デザートはいかがですか?)
Cliente: No, gracias. Ya estoy lleno.
(客:いいえ、ありがとう。もうお腹いっぱいです。)

食事が終わって過去の感想として伝える場合は、動詞 estar(エスタール・〜の状態である)の点過去形を用いて Estuvo rico(エストゥボ・リコ・美味しかったです)と表現します。お会計の際や退店時に店員へ声をかけるとスマートです。

「美味しい」とあわせて使えるスペイン語の味覚・感想表現と注意点

料理の具体的な感想を述べる際には、味覚を表す形容詞を組み合わせると表現の幅が広がります。味覚を伝える際も動詞は estar(エスタール・〜の状態である)を使い、Está dulce(エスタ・ドゥルセ・甘い)のように表現します。

表現カタカナ読み意味使う場面
Está dulceエスタ・ドゥルセ甘いスイーツ、果物、甘口ワイン
Está saladoエスタ・サラードしょっぱい、塩気が強い塩分が効いた料理全般
Está picanteエスタ・ピカンテ辛い唐辛子を使ったスパイシーな料理
Está amargoエスタ・アマルゴ苦いブラックコーヒー、ビール
Está ácidoエスタ・アシド酸っぱい柑橘類、ドレッシング

会話で注意したいのが、形容詞 bueno(ブエノ・良い、美味しい)の用法です。食べ物に対して Está bueno(エスタ・ブエノ・美味しい)と使う場合は「美味しい」という意味になりますが、人を主語にして Él está bueno(エル・エスタ・ブエノ・彼は体が引き締まってセクシーだ)や Ella está buena(エジャ・エスタ・ブエナ・彼女は魅力的だ)と言うと、容姿や体型が肉感的に魅力的・セクシーであるというくだけた俗語表現になります。相手を褒めるつもりで人に対して estar bueno を使うと誤解を招く恐れがあるため注意してください。

もし料理が口に合わなかった場合は、No me gusta(ノ・メ・グスタ・私は好きではない)と直接的に言い放つよりも、Está un poco salado(エスタ・ウン・ポコ・サラード・少ししょっぱいです)と具体的に述べるか、No es de mi agrado(ノ・エス・デ・ミ・アグラード・好みに合いません)と丁寧に遠回しな言い方を選ぶと角が立ちません。

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よくある質問

Q. Está buenoとEstá ricoの違いは?
Está buenoはシンプルに「いける・悪くない」というニュアンスを含み、Está ricoは「風味があって美味しい」と味そのものを肯定的に褒めるニュアンスが強くなります。
Q. 飲み物が美味しい時も同じですか?
はい、飲み物にもEstá ricoやEstá deliciosoが使えます。ワインなどの深い味わいにはEstá muy buenoやEstá exquisitoもよく合います。
Q. 食後に「美味しかった」と言うには?
点過去を使ってEstuvo muy rico.やEstuvo delicioso.と言います。食べ終えた皿を下げてもらう際や、店を出る時の挨拶として自然です。
Q. メキシコなど中南米とスペイン本国で「美味しい」の言い方に違いはありますか?
はい、使われる頻度に違いがあります。スペイン本国では Está rico や Está bueno が最も一般的ですが、メキシコを中心とする中南米諸国では Está sabroso(風味が豊かで美味しい)も日常会話で非常によく使われます。
Q. 「美味しそう!」と料理を食べる前に言うにはどう表現しますか?
見た目から判断して「美味しそう」と言う場合は Se ve rico(セ・ベ・リコ)、料理の匂いを嗅いで「美味しそうな匂い」と言う場合は Huele rico(ウエレビ・リコ)と言います。
Q. 人を褒めるときに Está bueno と言うと失礼になりますか?
はい、文脈によっては注意が必要です。Está bueno は食べ物に対しては「美味しい」ですが、人を主語にすると「容姿がセクシーだ、性的な魅力がある」というくだけたスラングになります。人の性格や人柄が良いと褒めたい場合は、動詞 ser を使って Es buena persona(良い人です)と表現してください。

2026年10月15日更新・モチタン辞典編集部

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