「前の」はドイツ語で何と言う?
「前の」に最もよく使われるのは vorig です。直前の週や年など、時系列で「すぐ前の」を表す際に日常的によく用いられます。vorherig はより改まった表現で、直前の出来事や状態を指します。vorangegangen は文章語で、ある出来事に「先行して起こった」という経緯や因果関係を強調する場合に使われます。
使い分け
- vorig
日常会話から幅広く使われ、基準となる時点の「直前の」「前回の」を表します。週や月、年などの時を表す語と結びつくのが一般的です。
Ich war voriges Jahr in Deutschland.
私は去年(前の年)ドイツにいました。
- vorherig
vorig よりやや硬い表現で、現在や話題の時点の「直前の」状態・版・所有者などを指す際にもよく用いられます。
Sie kehrte zu ihrem vorherigen Plan zurück.
彼女は前の計画に戻りました。
- vorangegangen
「先行した」という意味の改まった文章語です。後の出来事につながる前提や原因となった前の事象・議論などを指すときに使います。
Nach den vorangegangenen Diskussionen gab es eine Lösung.
事前の議論を経て、解決策が見つかりました。
よくある間違い
✕ Ich habe ihn vorig Woche gesehen.
○ Ich habe ihn vorige Woche gesehen.
vorig は形容詞なので、後ろの名詞の性や格に合わせて語尾変化させる必要があります。
「前の」のよくある質問
Q. 「前の週」はどちらを使う?
Q. letzter との違いは何?
例文
コアイメージ
時間軸で今より前に位置する過去の一点
関連語
使い方
類義語との違い
vorig: 現在より前の、比較的最近の過去の一点や出来事を指す形容詞
vorherig: 報告や説明で用いられることが多く、直前にあった出来事や状態を示す形容詞
letzte: 出来事や順序の中で最後にあったものや最後の回を指す形容詞
früher: もっと前の時期に当てはまる状態や習慣を表す形容詞
ドイツ語での定義
auf etwas Vorangegangenes bezogen; das zuvor Geschehene bezeichnend
語源
vorigは、語幹 vor(古高ドイツ語では fora)と形容詞化接尾辞 -ig の結合から生じ、中高ドイツ語期に語形が定着して現代語で『前の』を表すようになった
コラム
- 会話では「vorig」と似た語に「vorherig」があるが、口語では短い「vorig」がよく使われ、書き言葉や強調で「vorherig」が用いられる点を押さえると使い分けがしやすくなる

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例文
コアイメージ
順序や時間の点で他より先にあるもの。
関連語
使い方
類義語との違い
vorherig: 時間や順序で直前にあったものを表す形容詞
früher: 現在より前の時点や時期に属したことを表す形容詞
letzte: 時間的に直前にあったことを表す形容詞
ehemalig: 過去にその立場や状態にあったが現在はそうでないことを表す形容詞
ドイツ語での定義
vorherig beschreibt etwas, das zeitlich oder in einer Reihenfolge vor einem anderen steht.
語源
vorherigは、vorher(「以前」や「前に」を表す語)と形容詞接尾辞 -ig の結合から生まれ、vorherの『前』の意味が形容詞へ移されたものだ。
コラム
- 書類や報告では「vorherig」を見かけることがあり、口語では「zuvor」や「letzte」を使う表現のほうが自然に聞こえることがある。
vorangegangen
意味
- 形 前の
- 形 以前の
- 形 直前の
例文
コアイメージ
先に行って今はそこにないものがあった位置や出来事
関連語
使い方
類義語との違い
vorangegangen: ある時点より前にあった位置や出来事を示す
vorherig: 手順や文の中で直前に位置するものを示す
früher: 時間的に今より前の時期や状態を示す
ドイツ語での定義
Etwas, das zeitlich oder räumlich zuvor stattgefunden oder vorausgegangen ist.
語源
vorangegangenは、動詞vorangehen(voran+gehen)の過去分詞で、元は「前へ行く」を意味し、そこから「先に起こった・前の」という意味で形容詞的に用いられる。
コラム
- 書き言葉や説明文でよく使われ、口語では「vorherig」や「das vorherige」を使うことが多いので、話し言葉では言い換えを検討すると自然になる。