不安
「不安」の英語
「不安」は英語で anxiety と言います。日常の気持ちは feel anxious が自然で、将来への静かな不安は apprehension、計画への疑念は misgivings と表せます。文脈に応じて使い分けます。
「不安」の英語の使い分け
幅広い不安を表す基本語で、日常から医療や社会問題まで使えます。
feel anxious
その場で感じる不安を、日常会話で自然に伝える表現です。
将来への静かな不安を表す、やや硬めの文章語です。
計画や相手に対する疑念を含む不安に使う複数形が一般的です。
I have misgivings about taking that shortcut.
その近道を使うことには不安があります。
例文
コアイメージ
突然の音や合図で心の中の警報が鳴り、注意と不安が高まるイメージ
関連語
使い方
類義語との違い
alarm:
驚きや危機感で不安にさせる
scare:
怖がらせて急に強く不安にさせる(口語的)
worry:
心配を長く続けてじわじわ不安にする
frighten:
突然の出来事で強い恐怖を与えて不安にさせる(やや堅い)
concern:
心配を引き起こすが穏やかでやや堅い表現
英英
To make someone feel worried or scared because they think something bad or dangerous might happen.
語源
alarmは、中世イタリア語 all'arme(武器を取るよう呼びかける語)を起源とし、それが古フランス語 alarme を経て英語に入り、「危険を知らせる合図」から「不安にさせる」へ意味が広がった。
コラム
- 大きな音や出来事が原因で人の注意が一気に高まる場面で使われ、目的語に人を取りやすく、受け身では原因を at/by で表す
例文
コアイメージ
悪いことが起きるかもしれないと考え、心が警戒している状態
関連語
使い方
-
anxiety about
〜についての不安
-
anxiety over
〜についての不安
-
suffer from anxiety
不安に悩まされる
類義語との違い
anxiety:
将来や結果に対する強い不安や緊張
worry:
日常的な心配や気がかり
fear:
危険や恐怖を感じる強い恐れ
stress:
精神的・身体的な負担や緊張
concern:
問題点に対する慎重な心配や懸念
英英
A feeling of worry or nervousness about possible future events or outcomes.
語源
anxietyは、ラテン語anxietas「不安」から入り、古フランス語を経て英語になった語で、もともとは締めつけられるような苦しさも表した
コラム
- 日常では feel anxious や be anxious about ~ と言ってその場の不安を表し、have anxiety は持続的な不安や医療的文脈で用いられることがある
例文
コアイメージ
何か悪いことが起きるかもしれないと予想して心がざわつく感覚
関連語
使い方
類義語との違い
apprehension:
懸念、将来や結果についての不安
concern:
懸念、問題や影響を心配すること
worry:
心配、日常的で個人的な気がかり
fear:
恐れ、危険や悪い結果に対する強い不安
英英
A feeling of worry or fear about what might happen in the future, especially when facing something difficult or unpleasant.
語源
apprehensionは、接頭語ad-(〜へ)とprehendere(つかむ)が合わさった語で、もともとは「つかんで把握する」から、やがて心に留めて離さない不安=「懸念」になった
コラム
- 突発的な恐怖より将来への静かな不安を表す語で、日常会話より新聞や論説で見かけることが多い。
例文
コアイメージ
行動をためらわせる、静かで重い不安や緊張の感覚を指す。
関連語
使い方
-
feel trepidation
不安を感じる
-
with trepidation
不安を抱えて
類義語との違い
trepidation:
行動をためらわせる静かな不安や緊張の感覚
fear:
直接的で強い危険や嫌悪への恐れ
anxiety:
将来への長く続く心配や緊張
英英
A feeling of worry or fear about something that may happen in the future.
語源
trepidationは、ラテン語trepidatioに由来し、古い用法では身体の震えを示したが、後に未来への不安や気後れを表す意味で用いられるようになった
コラム
- 口語より文章で用いられることが多く、直接的な恐怖より前に生じる漠然とした不安やためらいを表すため、訳語として『静かな不安』とすることが多い。
例文
コアイメージ
何か悪いことが起きるかもしれないと、ためらいや疑いがわく心の状態
関連語
使い方
-
不安を抱く
類義語との違い
misgiving:
物事に対する漠然とした不安や嫌な予感
doubt:
真偽や判断に対する疑いや不安
worry:
困りごとや将来についての個人的な心配
concern:
重大性や影響を懸念するやや公式な不安
英英
A feeling of doubt or unease about the likely outcome or the wisdom of something.
語源
misgivingは、古い動詞misgive(悪い予感を与える)から名詞化して、出来事に対する不安や気がかりを表す
コラム
- misgivingは複数形misgivingsで使われることが多く、計画や人に対する漠然とした疑念を示し、その後に理由や背景が続く場面で用いられることが多い。
例文
コアイメージ
先が見えず胸の中でくすぶる落ち着かない気持ち
関連語
使い方
-
angst about
〜に対する不安
-
teenage angst
十代の不安
-
existential angst
実存的な不安
類義語との違い
angst:
不安や漠然とした恐れ、存在の不安を指す名詞
anxiety:
強い心配や緊張感を表す名詞
worry:
日常的で具体的な心配ごとや気がかりの名詞
fear:
危険や恐怖に対するはっきりした恐れの名詞
英英
A strong feeling of worry and sadness about your life, future, or decisions you need to make.
語源
angstは、ドイツ語のAngst「不安」から英語に入った借用語で、心がざわつく強い不安や恐れを表す言葉
コラム
- 英語圏の映画や小説、歌詞で存在や将来に関する漠然とした胸のもやもやを表す語としてよく使われる
例文
コアイメージ
未来や状況に対して漠然とした不安や恐れを抱く心の状態を指す
英英
A feeling of unease, anxiety, or fear about a future event or an uncertain situation.
語源
apprehensivenessは、動詞apprehend(ラテン語apprehendere「つかむ、理解する」経由)に形容詞化接尾辞-iveと名詞化接尾辞-nessが付いてできた語で、「心にとらわれる・不安を抱く」という意味から「不安」という名詞になった。
コラム
- apprehensivenessはやや堅い表現で、同義の場面では名詞apprehensionやanxietyがより頻繁に使われることが多い
例文
He always gets the collywobbles before giving a presentation.
彼は発表の前にいつも不安を感じる。
コアイメージ
不安として感じる、胃がもぞもぞしたりひりつくような感覚
英英
A feeling of anxiety or nervousness, often experienced as a fluttering or queasy sensation in the stomach.
語源
collywobblesは、colic(腹痛)とwobble(揺れ)が合わさった語で、もとは腹部の不快を指し、そこから不安の意味に広がった。
コラム
- 俗語で複数形の名詞として使われ、get the collywobblesで発表前などの直前に感じる不安を表す。
例文
コアイメージ
予期しない出来事で一時的に冷静さを失い動揺する状態を指す
英英
a state of losing one's calm or composure, especially when startled, embarrassed, or visibly upset
語源
discomposureは、composure(冷静さ)の前に否定を表す接頭辞dis-が付いて『冷静さを欠く状態』を表す語として形成された
コラム
- discomposureは書き言葉で使われることが多く、口語ではflusterやuneaseが代わりに用いられることが多い
例文
コアイメージ
会議のような出来事について胸がざわつく、落ち着かない不安を指す
英英
A feeling of unease or anxiety about something, often a subtle or sudden sense of discomfort or apprehension.
語源
disquietは、否定を表す接頭辞dis-とquiet(静けさ)が結びつき、「静けさの欠如→心の落ち着きの喪失=不安」という意味で語義が発達した
コラム
- 書き言葉で使われることが多く、個人の心のざわめきだけでなくpublic disquietのように世間の不安を表す場面でも用いられる
例文
コアイメージ
将来などについて心が落ち着かず不安を抱く状態を指す語
英英
A state of unease or anxious apprehension about something; a lack of peace of mind.
語源
disquietudeは、dis-(否定)とquietude(静けさ)から成り、静けさの欠如=心の落ち着きのなさを表す語として発展した
コラム
- 文語的で会話では稀に用いられ、日常ではanxietyやuneaseがよく使われ、deepやgrowingと共に用いられることが多い
例文
Her insecurity about her appearance affected her social life.
彼女の外見に対する不安が社交生活に影響した。
コアイメージ
不安や自信のなさにより心が落ち着かず安心できない状態をさす
英英
A feeling of unease caused by lack of confidence in oneself or uncertainty about a situation.
語源
insecurityは、in-(否定)+ security(安全)から成り、もともとは「安全でない状態」を指し、そこから心理的に安心できない状態という意味に広がった
コラム
- insecurityは自己評価の低さや将来の不確実さに起因する心の不安を表す語で、外見や能力に対する自信のなさを述べる場面でよく用いられる
例文
Her inquietude grew as the deadline approached.
締め切りが近づくにつれて彼女の不安が増した。
コアイメージ
原因がはっきりしない漠然とした不安をさす
英英
A vague, often persistent feeling of unease or worry that may lack a specific identifiable cause.
語源
inquietudeは、ラテン語inquietus(in=否定+quies=静けさ)からフランス語inquiétudeを経て英語に入った語で、不安の意を表す。
コラム
- inquietudeはanxietyに近いがより漠然と持続するざわつきを指すことが多く、語感の違いを意識すると適切な語選びにつながる
例文
コアイメージ
不安、先の見えない出来事に対して落ち着かなく心配する感情
英英
A feeling of anxiety or worry about possible problems or uncertainty that makes a person feel unsettled.
語源
uneasinessは、形容詞uneasy(安心でない、落ち着かない)に名詞化接尾辞‑nessが付いてできた語で、安心できない状態を指す
コラム
- 不安は原因がはっきりしない漠然とした心配にも使われ、表情や行動に現れることが多い
「不安」のレベル別の例文
- 中学
I felt anxious before my first piano lesson.
初めてのピアノレッスンの前に不安を感じました。
- 高校・英検2級
She approached the unfamiliar stage with trepidation but smiled confidently.
- TOEIC・ビジネス
Investors expressed apprehension about the company's sudden policy change.
- 日常会話
I feel a little nervous about tomorrow's presentation.