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韓国語の文字の書き方|書き順の原則と作成ルール

韓国語の文字の書き方|書き順の原則と作成ルール

韓国語の文字(ハングル)は、子音と母音のパーツを正方形のブロック状に組み合わせて作成します。書き順の基本原則は日本語の漢字やひらがなと同じく「上から下へ」「左から右へ」です。

縦長の母音は子音の右に、横長の母音は子音の下に配置し、最後に下段のパッチム(終声)を書くことで、整った文字を書くことができます。

ハングル文字作成の基本構造と筆順の原則

韓国語の文字であるハングルは、表音文字と呼ばれる記号の組み合わせで成り立っています。日本語の五十音のように1文字が単独で存在するのではなく、子音と母音という部品を1つの四角いマス目の中にパズルのように配置して1音節の文字を作成します。

文字作成の2大基本ユニット

ハングルで書く文字の最小単位は子音+母音です。子音単独、あるいは母音単独で文字として成立することはありません。音のない母音単独の音(例えば日本語の「ア」の音)を表記する場合でも、無音を意味する子音記号ㅇ(イウン)を添えて아(ア)と書きます。

文字の構造は大きく分けて次の2種類が存在します。

筆順(書き順)の2大原則

ハングルの文字を書くときの運筆には、明確な原則があります。漢字の筆順を学んだ経験がある方なら、直感的に理解しやすい規則です。

  1. 上から下へ:縦方向の線やパーツは、上から下に向かって筆を運びます。上下にパーツが並ぶ場合も、上段から下段へと書き進めます。
  2. 左から右へ:横方向の線やパーツは、左から右に向かって筆を運びます。左右にパーツが並ぶ場合も、左側の子音を先に書き、右側の母音を後に書きます。

この2原則を組み合わせることで、「左上→右上→左下→右下」の順序で自然に文字全体を完成させることができます。

ハングル文字の2大構造
ハングル文字の構造

子音+母音(2要素)

  • 가(カ)
  • 고(コ)
  • 아(ア・無音ㅇ+母音)

子音+母音+パッチム

  • 강(カン)
  • 곰(コム)

ハングルは子音と母音の組み合わせ、またはパッチムを加えた構造で作られます。

基本母音10個の書き順と縦長・横長の配置

ハングルの基本母音は10個あります。母音の形状は「縦長」と「横長」の2つのグループに分かれており、どちらの形かによって子音と合体させるときの配置位置が決まります。

縦長母音(子音の右側に書く)

縦に長いメインの軸線を持つ母音は、子音の「右隣」に並べて書きます。基本母音のうち、次の5つが該当します。

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母音発音画数書き順の手順
ㅏア [a]2画1画目:縦線を上から下へ。2画目:中央の短い横線を左から右へ。
ㅑヤ [ya]3画1画目:縦線を上から下へ。2画目:上の短い横線。3画目:下の短い横線。
ㅓオ [eo]2画1画目:中央の短い横線を左から右へ。2画目:縦線を上から下へ。
ㅕヨ [yeo]3画1画目:上の短い横線。2画目:下の短い横線。3画目:縦線を上から下へ。
ㅣイ [i]1画1画目:縦線を上からまっすぐ下へ。

ㅓやㅕのように短い線が左側から突き出している場合は、「左から右へ」の原則に従い、短い横線を先に書いてから縦の主線を下ろします。

横長母音(子音の下側に書く)

横に長いメインの軸線を持つ母音は、初声子音の「真下」に配置して書きます。基本母音のうち、次の5つが該当します。

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母音発音画数書き順の手順
ㅗオ [o]2画1画目:中央の短い縦線を上から下へ。2画目:横線を左から右へ。
ㅛヨ [yo]3画1画目:左の短い縦線。2画目:右の短い縦線。3画目:横線を左から右へ。
ㅜウ [u]2画1画目:横線を左から右へ。2画目:中央の短い縦線を上から下へ。
ㅠユ [yu]3画1画目:横線を左から右へ。2画目:左の短い縦線。3画目:右の短い縦線。
ㅡウ [eu]1画1画目:横線を左からまっすぐ右へ。

ㅗとㅛは短い縦線が上から生えているため、縦線を先に書いてから下の横線を引きます。一方、ㅜとㅠは横線が上にあるため、横線を先に引いてから下へ縦線を伸ばします。

文字全体の成り立ちから復習したいときは、ハングルの文字・母音子音の覚え方と仕組みをあわせて確認してみてください。

次の疑問母音の形や書き順が分かったら、ハングルの母音一覧と発音のコツで口の形と音の出し方も合わせて確認してみましょう。

基本子音14個の正しい書き順と迷いやすい文字

初声(文字の最初)にくる基本子音は14個あります。漢字の書き順に似ている部分が多いものの、角の折り返しや画数の区切り方で間違いやすい文字がいくつか存在します。

基本子音14個の書き順一覧

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子音名称発音画数と書き順の要点
ㄱキヨクk / g1画。左から右へ横に引き、そのまま角を折って下へ下ろす。
ㄴニウンn1画。上から下へ縦に引き、角を折って右へ横に伸ばす。
ㄷティグッt / d2画。1画目は上の横線。2画目は縦から右下への「ㄴ」の形。
ㄹリウルr / l3画。1画目「ㄱ」、2画目真ん中の横線、3画目「ㄴ」の形で折る。
ㅁミウムm3画。漢字の「口」と同じ。左縦線→上横から縦折れ→下の横線。
ㅂピウプp / b4画。左縦線→右縦線→中央の横線→底の横線。
ㅅシオッs2画。漢字の「人」と同じ。左払い→右払い。
ㅇイウン無音 / ng1画。最上部から反時計回りに円を描いて閉じる。
ㅈチウッch / j2〜3画。手書きでは横線→左払い→右払い、または1画で「ㄱ」+左払い。
ㅊチウッch'3〜4画。てっぺんの点または横線→下の「ㅈ」。
ㅋキウクk'2画。1画目「ㄱ」、2画目は内側の横線を左から右へ。
ㅌティウッt'3画。上の横線→真ん中の横線→下部の「ㄴ」。
ㅍピウプp'4画。上の横線→左の縦線→右の縦線→下の横線。
ㅎヒウッh3画。最上部の短い点(縦または横)→中段の横線→下段の円「ㅇ」。

特に書き順で迷いやすい子音のステップ解説

初学者が一筆書きしてしまったり、順序を間違えやすい代表的な子音について詳細を補足します。

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パッチムを含む文字の組み立て方と書く順序

ハングルの最大の特徴であり、書くときのバランスが難しくなりやすいのが「パッチム(終声)」です。パッチムとは、子音+母音の組み合わせの真下(3段目)に置かれる子音のことを指します。

文字の組み立て4パターン

ハングルはどのような複雑な単語であっても、すべて以下の4つの組み立てパターンのいずれかに分類されます。

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配置パターン母音の形状組み立て構造書く順序と代表例
左右型縦長母音(ㅏ, ㅣなど)左:子音 / 右:母音①子音 → ②母音
例:나(ナ・私)
上下型横長母音(ㅗ, ㅜなど)上:子音 / 下:母音①子音 → ②母音
例:소(ソ・牛)
左中下型縦長母音+パッチム左上:子音 / 右上:母音 / 下:パッチム①子音 → ②母音 → ③パッチム
例:산(サン・山)
上中下型横長母音+パッチム上:子音 / 中:母音 / 下:パッチム①子音 → ②母音 → ③パッチム
例:문(ムン・ドア)

パッチムを書く順序の鉄則

パッチムがある文字を書く場合、「子音・母音を書き終えたあとに、一番最後にパッチムを書く」が絶対ルールです。例えば한국(ハングク・韓国)の「한」を書く手順は以下の通りです。

  1. 左上の初声子音ㅎを書く
  2. 右上の母音ㅏを書く
  3. 下段の中央にパッチムㄴを書く

국を書く場合も同様に、上段の子音ㄱ、中段の母音ㅜ、そして下段のパッチムㄱの順に上から下へと書き下ろします。

パッチム付き文字の筆順(한の例)
11. 初声子音

左上の初声子音「ㅎ」を書く

22. 母音

右上の母音「ㅏ」を書く

33. パッチム

下段の中央にパッチム「ㄴ」を書く

パッチムがある文字は上段のパーツを先に書き、最後に最下段のパッチムを書きます。

ハングルの書き順と書き方の基本ルールのイメージ

印刷フォントとネイティブの手書き文字の違い

スマートフォンの画面や教科書の印刷用フォント(明朝体・ゴシック体)をそのまま紙に書き写そうとすると、ぎこちなく不自然な文字になりがちです。ネイティブスピーカーが普段書く手書き文字には、印刷フォントと明確に形が異なるパーツがあります。

文字の形状比較

子音印刷フォント(明朝・ゴシック)自然な手書き文字の形状
ㅈてっぺんが平らなT字型(横線から2本の足が分かれる)漢字の「ス」のように、1画目(横線から左払い)+2画目(右払い)で書く。
ㅊㅈの上に短い横棒が乗った形カタカナの「テ」のように、上の短い横棒から左払いを繋げ、右足を添える。
ㅂ完全な四角形の枠の中に横線がある幾何学的な形縦2本を平行に下ろし、横2本をやや丸みを帯びて渡す。角を尖らせすぎない。
ㅎてっぺんの線が横に寝ている(二本平行線+丸)てっぺんの点は垂直の短い縦線、または斜めのチョンで打つのが一般的。

自然で読みやすい手書き文字にするポイント

ネイティブらしいこなれたハングルを書くためのコツは、「角を直角にしすぎないこと」です。

次の疑問より自然で読みやすい文字を目指すなら、ハングルの手書きの書き順ときれいな書き方で崩し方のポイントを掴むのが近道です。

マス目の黄金比率でバランスよく書くコツ

ハングルを整ったバランスで美しく書くためには、正方形のマス目の中をどのように分割するかという「面積比率」を意識することが重要です。

パッチムなし(左右型):子音4対母音6

가(カ)や사(サ)のような左右型の文字では、マス目を縦に半分(5:5)で割ると、子音側が窮屈に見えてしまいます。子音エリアを幅40%、母音エリアを幅60%を目安に配置し、縦線(ㅏやㅣなど)をマス目の右寄りにまっすぐ引くと美しいプロポーションになります。

パッチムなし(上下型):子音5対母音5

고(コ)や두(トゥ)のような上下型の文字は、マス目の上下中央で半分に分けます。上段の子音を中心寄りにコンパクトに書き、横長母音の横線をマスの左右いっぱいにしっかりと伸ばすことで、文字全体に安定感が生まれます。

パッチムあり(3段構成):上中下の黄金比

パッチムがある文字は、マス目の中に上下のパーツが詰め込まれるため、上下のスペース配分が崩れやすくなります。

ハングル配置の黄金比率
📐左右型(가など)

子音幅40%に対し母音幅60%を目安に配置し縦線を右寄りに書く

⚖️上下型(고など)

上下を5:5で分け、上段子音を小さく横長母音を左右いっぱいに引く

📏左中下型(산など)

上部(子音+母音)を60%、下部のパッチムを40%で控えめに配置

🎯上中下型(문など)

上段子音30%、中段母音30%、下段パッチム40%で重心を中心にする

正方形マス目の分割比率を意識することで、整ったバランスで美しく書けます。

次の疑問比率のコツを掴んだら、実際に手を動かせるハングルの書き順と書き方練習プリントを使ってマス目で書いてみませんか。

五十音対応表で作る自分の名前の作成ガイド

韓国語で自分の名前を書くときは、日本語の五十音の音をハングルのパーツに置き換えて組み立てます。母音と子音の対応関係を把握すれば、誰でも自分の名前を作成できます。

五十音(行・段)とハングルの対応基本表

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日本語の行対応するハングル子音あ段(ㅏ)い段(ㅣ)う段(ㅜ)え段(ㅔ)お段(ㅗ)
ア行ㅇ(無音)아이우에오
カ行ㅋまたは카行카키쿠케코
サ行ㅅ사시수세소
タ行ㅌまたは타行타치츠/투테토
ナ行ㄴ나니누네노
ハ行ㅎ하히후헤호
マ行ㅁ마미무메모
ヤ行ㅑ, ㅠ, ㅛ야—유—요
ラ行ㄹ라리루레로
ワ行와와———오

※日本語の語頭のカ行・タ行は、韓国語の外来語表記法では激音のㅋやㅌを用いるのが標準的なルールです(例:田中=다나카または타나카)。

名前を作成する3ステップの実例

例として「さくら(Sakura)」と「けんた(Kenta)」をハングルで作成してみましょう。

  1. 音をローマ字分解する:
    「さ・く・ら」=「S-A」「K-U」「R-A」
    「け・ん・た」=「K-E」「N(撥音)」「T-A」
  2. ハングルのパーツを割り当てる:
    さ=ㅅ+ㅏ=사
    く=ㅋ+ㅜ=쿠
    ら=ㄹ+ㅏ=라
    →「사쿠라」と作成できます。
  3. 撥音(ん)や促音(っ)をパッチムにする:
    け=ㅋ+ㅔ=케
    ん=パッチムㄴを直前の「け」の下に敷く=켄
    た=ㅌ+ㅏ=타
    →「켄타」と作成できます。
名前作成の3ステップ
1音の分解

名前の音をローマ字に分解する(例:K-E, N, T-A)

2パーツ割り当て

子音と母音のハングルパーツを対応させる(け=케、た=타)

3パッチム化

「ん」などの撥音を直前の文字の下に敷く(켄타の完成)

日本語の名前はローマ字分解し、パーツ割り当てとパッチム処理を経て完成します。

推し活やファンレターですぐ使える実践フレーズ

応援ボードやファンレター、メッセージカードにそのまま手書きできる、実用的できれいなハングルの短文フレーズを紹介します。1文字ずつの筆順とバランスを意識しながら書いてみましょう。

応援・愛情を伝える定番フレーズ

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韓国語フレーズ読み方日本語訳書くときのポイント
사랑해요サランヘヨ愛しています「랑」のパッチムㅇは真円を意識し、「해」の母音幅を揃えます。
응원할게요ウンウォナルケヨ応援しています「응」は上下に丸が並ぶため、上の丸をやや小さめに書きます。
건강하세요コンガンハセヨ健康でいてください「건」と「강」はパッチムの高さが揃うように下段を整えます。
언제나 함께해요オンジェナ ハムケヘヨいつも一緒にいます「함」のパッチムㅁは角をしっかり閉じて安定させます。
태어나줘서 고마워요テオナジュウォソ コマウォヨ生まれてきてくれてありがとう複合母音「워」は横長母音ㅜを書いてから右にㅓを添えます。

ボード作成で文字を目立たせるコツ

応援ボードなどで遠くからでも読みやすいハングルを書く場合は、線の太さを均一にし、余白を広めにとることが大切です。特にパッチムがある文字は線が密集して黒く潰れやすいため、初声子音とパッチムの上下間隔を少し広めに空けて書くと、離れた場所からでも文字がはっきりと判読できます。

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よくある質問

Q. ハングルの書き順を間違えると文字の意味が変わりますか?
書き順を間違えても形が完成していれば文字の意味自体が変わることはありません。ただし、正しい筆順を守らないと文字のバランスが崩れやすく、ネイティブにとって読みにくい不自然な字形になりやすいです。
Q. パッチムが2つつく二重パッチムの書き順はどうなりますか?
닭(タッ・鶏)や값(カプ・値段)のようにパッチムが2つ並ぶ文字でも、基本原則通り「左から右へ」書きます。左側の子音を先に書き、その右隣に2つ目の子音を並べて配置します。
Q. ハングルを速くきれいに書くための練習ノートは何が良いですか?
最初は小学生用の国語練習帳(十字リーダー線入りのマス目ノート)が適しています。正方形の中に十字の点線があることで、子音と母音の比率やパッチムの上下バランスを客観的に把握しながら練習できます。
Q. 複合母音(ㅐ, ㅔ, ㅘなど)の書き順はどう書けば良いですか?
複合母音も「左から右へ」の原則に従います。例えばㅐは「左の縦線→短い横線→右の縦線」、ㅘは「上段のㅗ→右側のㅏ」の順序で左から右、上から下へと書き進めます。
Q. 日本語の小さな「っ」(促音)はハングルでどう書きますか?
日本語の促音(っ)は、直前の文字のパッチムにㅅ(シオッ)を配置して作成するのが一般的です。例えば「きっと」は킷토、「ポップ」は폽프のように書き表します。

2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部