「富」はドイツ語で何と言う?
「富」を表すドイツ語で最も一般的なのは Reichtum です。財産や金銭的な豊かさに加え、精神的な豊かさにも広く使われます。一方、Wohlstand は社会や個人の「経済的繁栄」や「ゆとりのある暮らし」というニュアンスで使い分けられます。
使い分け
- Reichtum
莫大な財産や金銭的な豊かさを指す最も一般的な語です。自然の恵みや心の豊かさなど、比喩的な富にも幅広く使われます。
Gesundheit ist der größte Reichtum.
健康こそが最大の富です。
- Wohlstand
生活水準が高く安定した「物質的繁栄」や「裕福さ」を指します。国家や社会全体の経済的な豊かさを語る際によく用いられます。
Das Land genießt wirtschaftlichen Wohlstand.
その国は経済的な富を享受しています。
よくある間違い
✕ Er lebt in großem Reichtum.
○ Er lebt im Wohlstand. / Er ist sehr reich.
「裕福に暮らしている」と言う場合は、Reichtum より Wohlstand を使うのが自然です。
「富」のよくある質問
Q. 「心の富」はどう表現しますか?
Q. 国の「富」にはどちらを使いますか?
例文
Er hat seinen Reichtum verloren.
彼は富を失った。
コアイメージ
多くの紙幣や硬貨、家や土地などの財産がひとまとまりになっている光景
関連語
使い方
類義語との違い
Reichtum: 多くの紙幣や土地や家などの財産がまとまっている状態やその総体
Vermögen: 銀行預金や株式、不動産など金銭的な資産の合計
Besitz: 個人や家庭が直接持っている物や土地などの所有物
Wohlstand: 生活に困らずゆとりがある社会的な豊かさの状態
Kapital: 事業や投資に使える大きなお金や資本
ドイツ語での定義
Reichtum bezeichnet das Vorhandensein umfangreicher materieller oder finanzieller Mittel.
語源
Reichtumは、reich(『裕福な』『力のある』を意味する語)と名詞化の接尾辞 -tum から成り、reich の意味が物や金の多さを示す方向に特化して『富』を表す語になった。
コラム
- Reichtumはやや堅い抽象語なので、日常会話では具体的な額や所持品を示すと意図が伝わりやすい。
例文
コアイメージ
社会の中で経済的安全と物的豊かさが行き渡り暮らしが安定している様子
関連語
使い方
類義語との違い
Wohlstand: 社会の中で経済的に安全で物的に豊かで暮らしが安定している状態
Reichtum: 多くの財産やお金を持っている状態
Vermögen: 保有する資産の総額
Einkommen: 働きや投資などで定期的に得る収入
Lebensstandard: 暮らしの快適さや物的な豊かさの程度
ドイツ語での定義
Wohlstand bezeichnet die wirtschaftliche Sicherheit und den materiellen Reichtum, die ein sorgenärmeres Leben ermöglichen.
語源
Wohlstandは、Wohl(良い)とStand(状態)という古い語の結合で、元来「良い状態」を意味し転じて富を指す
コラム
- 会話では単独で抽象的に使うよりもEinkommenやBildungなど具体例を添えて説明すると理解されやすい