「引き継ぐ」のほかに、会社などを「買収する」、主導権を「乗っ取る・支配する」、流行などが市場などを「席巻する」という意味があります。例えば AI is taking over the world.(AIが世界を支配しつつある)のように、主導権や支配権を完全に握るニュアンスでもよく使われます。
Q. taking overの意味や使い方は?
take overの現在分詞・動名詞形で、主に「引き継ぎを行っている最中」や「支配・席巻しつつある」という進行中の状態を表します。例えば I am taking over his duties.(彼の職務を引き継いでいるところです)や、Smartphones are taking over our lives.(スマホが生活を支配しつつある)のように進行形でよく使われます。
引き継ぎの視点が異なります。take overは後任が「仕事を受け取る(引き継ぐ)」側、hand overは前任者が「仕事を相手へ渡す(引き渡す)」側の視点です。自分が業務を引き受けるなら I will take over the work.、自分が後任に渡して離れるなら I will hand over the work to him. と表現します。
Q. take it overとtake over itのどちらが正しいですか?
代名詞を目的語にする場合は take it over が正しく、take over it は不自然です。目的語が the work などの通常の名詞であればどちらの語順でも通じますが、it や them などの代名詞は必ず take と over の間に置きます。「それを引き継ぎます」と言いたいときは I will take it over. と表現します。
Q. take overは目的語なしでも使えますか?
はい、目的語を置かずに単独で「交代する」「後任を務める」という意味で使えます。文脈から何を代わるか明らかな場面で便利です。例えば運転中に Can you take over?(運転を交代してくれる?)と頼んだり、業務で Who will take over when she leaves?(彼女が去ったら誰が交代するの?)と尋ねたりできます。