異議を唱える
「異議を唱える」の英語
「異議を唱える」は英語で disagree with と言います。決定や判定に正式に異議を申し立てるなら challenge や contest、信頼性を疑問視するなら call into question が適切です。
「異議を唱える」の英語の使い分け
人の意見や主張に反対するときの、最も基本的な表現です。
I disagree with your opinion.
決定や判定に異議を申し立てる、やや正式な表現です。
結果や判定を正式に争う法律や公式手続きで使います。
take issue with
特定の発言や結論に反論するときの、やや強い表現です。
She took issue with his explanation.
例文
コアイメージ
同じルールのもとで、人や作品が比べられて優劣や順位がつく場。
関連語
使い方
類義語との違い
contest:
競技や勝負をする試合・競争を指す一般語
competition:
複数が順位や勝利を競う公式の場や大会
match:
個人やチームが対戦して結果を決める一回の試合
game:
楽しむことが主目的の試合や遊びとしての競技
英英
A situation where two or more people or groups try to win or achieve something by competing against each other.
語源
contestは、ラテン語contestariに由来し、中世フランス語contesterを経て英語に入り、やがて『大会』の意味で用いられるようになった
コラム
- contest は名詞で「大会」を指すことが多いが動詞では「異議を唱える」を意味するため、contest the result は「結果に異議を唱える」と訳す
例文
コアイメージ
難しいことに自分の力で挑み、できるかどうかを試す行動、または決定に異議を唱えて争う行為
関連語
使い方
類義語との違い
challenge:
能力を試す機会となる難問
problem:
解決すべき一般的な問題・課題
difficulty:
困難な状況や物事の難しさ
task:
行うべき仕事や課題で、能力を試す意味は弱い
英英
A task or problem that tests someone's ability, or a formal challenge disputing a decision or claim.
語源
challengeは、古フランス語chalenge(異議申し立て)から英語に入り、法的な異議や争いを指した語義が、のちに『力を試す難問』の意味へ広がった。
コラム
- challengeは単に「難問」を表すだけでなく、取り組んで能力を試す「機会」という側面もあり、文脈によりどちらの意味か分かれる。
例文
She demurred at the suggestion.
彼女はその提案に異議を唱えた。
コアイメージ
合意する前に違和感を表して、受け入れを保留する
関連語
使い方
-
demur at
〜に異議を唱える
類義語との違い
demur:
控えめに異議や不賛成を示す
object:
はっきりと反対や異議を述べる
英英
To express disagreement or show that you are not in favor of a plan or suggestion.
語源
demurは、ラテン語demorari(de-+morari「ためらう」)が古フランス語を経て英語に入り、「ためらう」から法的・日常で「異議を唱える」という意味になった語。
コラム
- demurとdemureは混同しやすく、demurは「異議を唱える」、demureは「控えめ」という全く異なる意味で日本人学習者が誤解しやすい
例文
Recent findings call into question the study's conclusions.
最近の発見はその研究の結論を疑問視している。
コアイメージ
ある事柄の正しさや信頼性に疑いを向ける
英英
To express or suggest that something may not be true, valid, or reliable.
語源
call into questionは、動詞call(示す・呼びかける)と句構成into question(疑問の状態に)が結びついた句動詞で、何かを“疑問の中に呼び入れる”ことで『〜を疑問視する』の意になった。
コラム
- 研究や報道で用いるときは結果や方法の信頼性に疑いを投げかける表現で、必ずしも確定的な非難を示すものではない。
例文
The lawyer counterchallenged the accusation with new evidence.
弁護士は新たな証拠でその告発に異議を唱えた。
コアイメージ
相手の主張に応じて提出する反対の主張や証拠を示すもの
英英
To respond to a claim or accusation by contesting it, often by presenting counterarguments or evidence.
語源
counterchallengeは、counter(反対の)とchallenge(異議・挑戦)が結びついて、相手の主張に対する反対の主張や申し立てを表す語として作られた。
コラム
- 動詞として使われることが多いが、提出された反対の主張を表す名詞としても扱われることがあり、特に法的手続きや公式な議論で見られる。
例文
コアイメージ
「〜に同意しない」として、他人の意見やある主張を受け入れない立場を取ることを表す
英英
To hold or express a different opinion from someone or to assert that a statement or idea is incorrect or invalid.
語源
disagree withは、dis-(否定)+agree(同意する)から成り、agreeは古フランス語agreerなどを経て「同意する」を表すようになり、否定接頭辞の付加で「同意しない」を表すようになった。
コラム
- disagree withは人に対する反対(I disagree with you)と事実・主張の不一致(This disagrees with the data)の両方で使われ、文脈で相手への反論か事実の矛盾かを区別する必要がある
例文
Several scientists take issue with the study's conclusions.
数人の科学者がその研究の結論に異議を唱えている。
コアイメージ
発言や結論に対して異議や反対を示す行為を指し、〜に異議を唱えるという意味で使われる
英英
To disagree with a statement, opinion, or conclusion and often to state one's objections to it.
語源
take issueは、英語のtake(取る)とissue(問題・論点)が結合して「議論の点を取り上げ反論する」という意味に発達した表現である。
コラム
- complain(苦情を言う)とは異なり、take issue with は特定の主張や結論に対する反論や異議表明を示す語である。
例文
Several neighbors take exception to the noise from the construction.
数人の近隣住民がその工事の騒音に異議を唱える。
コアイメージ
相手の言動を不快に感じて異議を唱える
英英
To take offense at something and often to express displeasure or objection about it.
語源
take exceptionは、動詞takeと名詞exceptionが結び付いた表現で、exceptionは中世ラテン語由来で『異議・不承認』の意味を帯び、感情としての不快や抗議を表す用法がある
コラム
- take exception toは『〜に不快を感じる/異議を唱える』という意味で文脈により単に気分を害することを指す場合と明確に反対を示す場合がある
「異議を唱える」のレベル別の例文
「異議を唱える」を英語にするときのよくある間違い
× I disagree the proposal.
○ I disagree with the proposal.
disagreeの後ろに意見や提案を置くときはwithが必要です。
× I challenged to the decision.
○ I challenged the decision.
challengeを動詞で使うとき、対象を直接目的語に取ります。