「遺産」はドイツ語で何と言う?
「遺産」に相当する最も一般的なドイツ語は Erbe です。受け継ぐ財産や文化的な遺産全般に対して幅広く使われます。一方、Nachlass は法律や行政の手続きで用いられる専門的な語で、亡くなった人が残した具体的な財産や著作物などの遺品群を指す際に使い分けられます。
使い分け
- Erbe
日常会話から文化遺産まで幅広く使える一般的な語です。金品だけでなく、精神的・歴史的な受け継ぎ物も表します。
Sie hat ein großes Erbe erhalten.
彼女は多額の遺産を受け取りました。
- Nachlass
法的な文脈で故人が遺した財産全体を指す硬い表現です。作家などの遺稿や遺品を指す際にもよく使われます。
Der Notar verwaltet den Nachlass.
公証人がその遺産(遺産群)を管理しています。
よくある間違い
✕ der Erbe(「遺産」という意味で使う場合)
○ das Erbe
Erbe は中性名詞(das)だと「遺産」ですが、男性名詞(der)だと「相続人」を意味します。
「遺産」のよくある質問
Q. 「世界遺産」はドイツ語で?
Q. 「遺産を放棄する」の表現は?
例文
Sie lebt vom Erbe ihrer Großmutter.
コアイメージ
遺された財や権利が誰かに渡るという、所有の移転とその受け手を結びつける像。
関連語
使い方
類義語との違い
Erbe: 遺された財や権利が特定の人に移ること
Erbschaft: 相続で受け取る金銭や不動産などの財産
Nachlass: 死亡した人が残した財産と負債の全体
Vermächtnis: 遺言で特定の人に渡すよう指定された品物や金銭
Testament: 遺産の分け方や受け取り人を書き残す法的な文書
ドイツ語での定義
Erbe ist die nach dem Tod übertragene Habe oder das Recht auf diese Habe; umgangssprachlich kann Erbe auch verkürzt für die erbende Person stehen.
語源
Erbeは、古高ドイツ語のerba/irbaに由来し、中高ドイツ語erbeを経て『受け渡される財産』を意味し、用法の転移で受け手を指すことも生じた。
コラム
- 文で相続人のことを言うなら der Erbe/die Erbin を使い、単に遺産について述べるなら das Erbe を用いて性別や文脈を明確にし、聞き手が誰を指すか混乱しないようにする。

ゲームで覚える・約 1 分
Erbe をゲームで覚えよう
5 語のクエスト・4択・イラスト・穴埋め
例文
コアイメージ
亡くなった人が残した財産や権利、身の回りの品が一つにまとまったもの
使い方
類義語との違い
Nachlass: 亡くなった人が残した財産や権利、私物を一括して扱うもの
Erbschaft: 相続によって受け継がれる財産のまとまり
Erbe: 遺産を受け取る人、相続人
Testament: 死後の財産の配分を指定するために本人が残す文書
Rabatt: 商品の価格から差し引かれる割引額
ドイツ語での定義
Das Vermögen, die Rechte und die persönlichen Gegenstände, die eine verstorbene Person hinterlässt.
語源
Nachlassは、古高・中高ドイツ語の nach と lassen に由来し、もともと「後に残るもの」を指した
コラム
- 文脈で遺産か割引かを判断する必要があり、遺産の話題では 'den Nachlass regeln' など法律用の定型表現を覚えると会話で役立つ。