「しかし」はドイツ語で何と言う?

「しかし」に当たる最も一般的で幅広い場面で使えるドイツ語は aber です。基本的には aber を使えば問題ありませんが、書き言葉や硬い表現では jedoch を用います。また、相手の意見や事実を一度認めつつ「しかし、ただし」と制限を加える場合には allerdings を選ぶと自然です。

使い分け

  • aber

    日常会話から文章まで最も広く使われる語です。前言と対立する内容を自然につなぎます。

    Ich wollte kommen, aber ich hatte keine Zeit.

    行きたかったのですが、時間がありませんでした。

  • allerdings

    「ただし」「もっとも」という意味合いを含み、前の内容を認めた上で留保や制限をつける際に使います。

    Das Buch ist gut, allerdings etwas teuer.

    その本は良いですが、しかし少し高いです。

  • jedoch

    aber よりも改まった響きを持つ硬い表現で、主にニュースや論文などの書き言葉で好まれます。

    Er bemühte sich sehr, jedoch ohne Erfolg.

    彼は大いに努力しましたが、しかし成功しませんでした。

よくある間違い

  • ✕ Ich bin müde, aber gehe ich ins Bett.

    ○ Ich bin müde, aber ich gehe ins Bett.

    aber は並列接続詞のため語順に影響せず、直後は定動詞ではなく主語が来ます。

「しかし」のよくある質問

Q. aber と jedoch の違いは何ですか?
意味の違いはほぼありませんが、使われる場面が異なります。aber は日常会話から文章まで万能に使われるのに対し、jedoch はやや硬い書き言葉で、レポートや新聞などで多く使われます。
Q. 文頭に aber は置けますか?
会話や少しくだけた文章では文頭に置くことができます。ただし、論文や公的な文書では文頭に接続詞を置くのを避ける傾向があるため、文中に挟むか jedoch などの副詞を用いるのが一般的です。

aber

意味

  • 接続詞 しかし
  • 接続詞 でも
  • 接続詞 だが
aberのイラスト

例文

Ich wollte kommen, aber ich war krank.

来たかった、しかし私は病気でした。

Ja, aber das ist mir zu teuer.

そうだね、でもそれは私には高すぎる。

コアイメージ

期待の流れを断ち切って別の結論や反論に移るはたらき。

使い方

  • Ja, aber

    そうだね、でも

  • nicht nur ..., aber auch

    〜だけでなく、〜もまた

類義語との違い

aber: 期待していた流れを断ち切って別の結論や反対の気持ちをつなぐ言葉
doch: 前の内容を否定してそれに反する結論や強い反論を示す言葉
sondern: 前の文が否定のときにその否定に代わる正しい事実や対立する内容を示す言葉
jedoch: 話の流れの中で控えめに逆説や例外を付け加える言葉
allerdings: 述べたことに条件や注意点を付け加えて限定する言葉

ドイツ語での定義

Einen Gegensatz einleitet und oft einen Wechsel der Erwartung oder einen Einwand kennzeichnet.

語源

aberは、古高ドイツ語のabarに由来し、中高ドイツ語を経ても語形と機能が大きく変わらず逆接の接続詞として現代に残った。

コラム

  • 口語では単独で 'Aber!' と言って驚きや不満を表すことがあり、その場合は文全体より強い感情を伝える点に注意する。

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allerdings

意味

allerdingsのイラスト

例文

Ich wollte kommen, allerdings hatte ich keine Zeit.

来たかった。しかし時間がなかった。

Ja, allerdings, das ist eine gute Idee.

うん、確かに、それはいい考えだ。

コアイメージ

一度肯定してから、それに対する条件や反論を付け加える

使い方

類義語との違い

allerdings: 一度肯定したあとで、その肯定に短い条件や例外を付け足すときに使う副詞
aber: 前の文や発言に対して単純に対立や逆接の意味を示す語
doch: 感情や意見の強い否定を受けてから、それを否定して肯定する短い返事に使う語
trotzdem: 予想や状況に反して、行為や結果がそのまま続くことを表す語
dennoch: 文語的に使われることが多く、事実に反して別の結論が導かれることを示す語

ドイツ語での定義

Ein Adverb, das etwas zugesteht oder bestätigt und zugleich einen Vorbehalt oder Einwand einführt.

語源

allerdingsは、古い形の allerdinc/allerdinges に遡り、もとは『すべての事柄において』という強意から『確かに』の意味を帯び、のちに認めつつ反論する譲歩表現として定着した。

コラム

  • 相手の意見を一旦認めつつ反論したい場面で便利で、短く単独で肯定的な返事としても使える(『Allerdings.』=『その通りだが/確かに』)点を覚えておくと会話が滑らかになる

jedoch

意味

jedochのイラスト

例文

Ich wollte kommen, jedoch war ich krank.

来たかった。しかし私は病気でした。

Das hilft jedoch nicht.

しかしそれは役に立たない。

コアイメージ

前の節と次の節を対比でつなぐ合図。

使い方

類義語との違い

jedoch: 前の節と次の節を対比でつなぎ、書き言葉で論理の切り替えをはっきり示すやや堅い副詞
aber: 前の内容と反対のことを自然な口語で導く語
doch: 期待や否定に反することを強めて示す短い口語的表現
trotzdem: 条件や困難があってもそれに反して事実や行為が続くことを示す語
allerdings: 前の内容に一定の制約や注意を付けて反対や限定を示すやや堅い語

ドイツ語での定義

Adverb zur Markierung eines Gegensatzes; es steht oft nach einem Komma oder am Anfang des folgenden Hauptsatzes.

語源

jedochは、jeとdochの結合から成り、中高ドイツ語期にはすでに併用されていて「それでも」「しかしながら」の意味で用いられてきた。

コラム

  • フォーマルな文章や説明で 'jedoch' を使うと論理の切り替えがはっきりする一方で口語では硬く聞こえることが多いので、話し言葉では 'aber' を使うなど場面に合わせて使い分けるとよい。

「しかし」は英語では

「しかし」を含むフレーズ

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