旧仏語の肯定表現
意味
- 感動詞 旧仏語の肯定表現
- 感動詞 古語の肯定詞
例文
コアイメージ
中世の会話で短く賛成を示す一語の返事。
関連語
類義語との違い
oïl: 旧フランス語で肯定を示す一語の返事で中世に使われ、現代ではほとんど用いられない。
oui: 肯定を表す現代の標準的な一語の返事。
ouais: 非公式な場で使われる砕けた肯定の返事。
si: 否定に対して「いや、そうだ」と反論するための肯定の返事。
フランス語での定義
Interjection ancienne employée pour marquer l'assentiment en ancien français et considérée comme l'ancêtre historique du mot moderne «oui».
語源
oïl は俗ラテン語由来の口語表現が変化して成立した語形であり、歴史的な音変化を通して現代の oui へ移行した経緯を持つことが確認されているため、地方差と結びついて『oïl 方言』の名が生まれた。
コラム
- 南仏での肯定詞 oc と対になる歴史的な違いがあるため、oïl は方言史や中世史を学ぶ際に重要な手がかりになり、現代の日常会話では用いられないことに注意する。
「旧仏語の肯定表現」はフランス語で何と言う?
旧フランス語の肯定表現は oïl(オイル)と言います。これは中世の北フランスで「はい」を意味した語で、ラテン語の hoc ille(それは彼だ)に由来し、現代フランス語の oui の語源となりました。言語史や文学史の文脈で用いられます。
使い分け
- oïl
中世北フランスで「はい」を意味した古語です。言語学や歴史の文脈で、当時の言語区分を示す際などに用いられます。
En ancien français, on disait oïl pour affirmer.
古フランス語では、肯定するためにオイルと言っていました。
よくある間違い
✕ oil
○ oïl
トレマ(変音符)を省くと、英語の「油」や別の語と混同されるため正しく表記します。