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「わかりません」はドイツ語で何と言う?
言い方8通りと場面別の使い分け
相手の発言の意味が理解できなかったときに最も無難な言い方は「Ich verstehe das nicht.」です。ただし、日本語の「わかりません」に対応する単一のドイツ語表現は存在しません。
ドイツ語では「理解できない(verstehen)」のか「情報を知らない(wissen)」のか、あるいは「確信がない」のかを明確に区別するため、文脈や相手との関係性に応じて言い分ける必要があります。
「わかりません」のドイツ語の言い方(8通り)
ふつう|相手の説明に|私は〜がわかりません。
相手の説明や言葉の意味が理解できないときの基本形です。日常会話で広く使えます。Entschuldigung(すみません)を一言添えてから伝えると、ぶっきらぼうにならず角が立ちません。
丁寧|説明の一部に|その点がよくわかりませんでした。
相手の説明を「完全には理解しきれなかった」と控えめに伝える丁寧な表現です。ビジネスや講義で適しており、Könnten Sie das bitte wiederholen?(もう一度言っていただけますか)と続けると自然です。
丁寧|不確かな返答|はっきりはわかりません。
ふつう|判断に迷うとき|はっきりとはわかりません。
ふつう|事実を知らない|わかりません、〜。
情報や事実を「知らない」ときに使います。理解力ではなく知識の有無を表すため、道案内を求められた際などに最適です。後ろに ob〜(〜かどうか)や疑問詞を続けて文を拡張できます。
カジュアル|答えられないとき|それは私には分かりません
トランプのパスに由来し、質問に対して「降参」「答えられない」と伝えるくだけた口語表現です。友人同士の雑談やクイズで使われますが、フォーマルな場面では避けてください。
ふつう|意味に納得せず|私は〜の意味が分かりません。
相手の主張や提案の趣旨に「納得がいかない」「意図が見えない」というニュアンスを含みます。言葉が聞こえなかったのではなく論理に疑問を示しているため、使う相手や口調に注意が必要です。
ふつう|説明が不明瞭|それは不明瞭です。
指示や説明そのものが「曖昧で筋が通っていない」と客観的に示す表現です。主語を Das にすることで、自分の理解不足というより提示された内容の不備を指摘する響きを持ちます。
場面別の使い分け
| 場面 | おすすめの言い方 | ひとこと |
|---|---|---|
| 説明が難しくて理解できない | Ich verstehe das nicht. | 意味自体の不理解を率直に伝える |
| ビジネスで聞き直したい | Ich habe das nicht ganz verstanden. | 相手に配慮しつつ柔らかく尋ねる |
| 道を聞かれて知らない | Ich weiß nicht, wo das ist. | 知識がないときは wissen を選ぶ |
| 自分の記憶に自信がない | Ich bin mir nicht sicher. | 判断を保留したいときの定番 |
| 友人のクイズに答えられない | Da muss ich passen. | 親しい間柄でのくだけた返答 |
| 資料の記述が曖昧なとき | Das ist unklar. | 内容の不明瞭さを客観的に指摘 |
ドイツ語では「頭で理解できない(verstehen)」と「情報として知らない(wissen)」の境界が厳格です。まずは自分がどちらの意味で「わからない」と言いたいのかを整理することが、適切な表現選びの第一歩となります。
直訳が通じない理由・よくある間違い
日本語の「わかりません」は知識の欠如・理解不能・確信の無さをすべて1語でカバーできますが、ドイツ語では異なる動詞に分かれています。代表的な誤りは以下の通りです。
- 道を聞かれて Ich verstehe nicht. と答える: ドイツ語では「ドイツ語が聞き取れない」と誤解されます。情報を知らない場合は「Ich weiß (das) nicht.」と言わなければなりません。
- すべて Ich weiß nicht. で済ませる: 相手の説明が難解なときにこう答えると、「あなたの話に関心がない・知ったことではない」と冷たく響くリスクがあります。
- 主語を曖昧にする: 自分が理解できないのか、相手の説明(Das)が不明瞭なのかで選ぶ文が変わります。
言われたときの返事
- Kein Problem, ich erkläre es noch einmal. — 問題ありません、もう一度説明しますね。
- Macht nichts, ich frage jemand anderen. — 気にしないで、別の人に聞いてみます。
- Soll ich etwas langsamer sprechen? — 少しゆっくり話しましょうか?
- Keine Sorge, das ist auch ziemlich kompliziert. — 心配いりません、これはかなり複雑な内容ですから。
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よくある質問
- Q. ドイツ語が聞き取れないときは?
- 「Wie bitte?(何とおっしゃいましたか?)」や「Könnten Sie das bitte langsamer wiederholen?(もう少しゆっくり繰り返していただけますか?)」と頼むのが自然で確実です。
- Q. 一番短い「わからない」は?
- 知識がないときは「Keine Ahnung.(さあね/見当もつかない)」が口語で多用されますが、ややくだけた言い方のため、親しい間柄以外では「Ich weiß es nicht.」を使いましょう。
- Q. ビジネスで最も無難な表現は?
- 相手の説明に対しては「Ich habe das nicht ganz verstanden.」、判断を保留する際は「Ich bin mir da nicht ganz sicher.」が柔らかく丁寧で、失礼になりません。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部
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